【感想・ネタバレ】闇と暮らす。:夜を知り、闇と親しむのレビュー

あらすじ

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都会では、夜になっても照明などが明るく、現代人は暗闇での感覚を忘れかけています。
視覚以外の感覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が、暗闇を歩くことで研ぎ澄まされていきます。

そんな幻想的な闇の魅力を紹介します。
暗闇体験をすると、光の存在に気づきます。
キノコやホタルといった発光生物などについても、科学的にとらえ、知的なアウトドアとしてナイトハイクを提案します。

これまで、ナイトハイクの正しい方法を記した本はなく、教育現場などで行われているネイチャーゲームとしてのナイトハイクの方法なども知ることができます。

発光生物の観察、星と地図を照らしあわせてのルート確認、もちろん純粋に天体観測についても紹介しています。
天体写真はまた違った難しさの闇写真の撮影方法・テクニックも。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

闇歩きの楽しみ
闇に慣れる
闇へ行く
闇の中の怪しい光
闇のしたく
闇暮らしの知恵

山登り、ウォーキング、ハイキングを深夜、闇の中で行う著者。
だからこその不思議な幻想的な風景が多い。

闇は、人類にとって怖いものであると思う。
だからこそ、人類は、火を灯した。
でも、今の世の中、灯した火ばかりで、闇とはとんと出逢う機会がない。
人間の情報収集でかなりの任を担っているであろう視覚が、闇の中ではほとんど機能しない。
その代わりに、他の嗅覚、触覚、聴覚、味覚が周りの情報収集をフルパワーで始める。
だから、闇の中では、日常では捉えられないほどの鮮やかな香り、新鮮な手触り、聞き取れないほどの小さな自然音、味わったことのない素晴らしい味に出逢える。
そんな体験は、気分をリセットするのに充分な非日常体験だと思う。

言われてみれば、たしかに。。
日が落ちた後のいつものランニングコースは、異世界を感じることがあり、日中よりも面白いと感じる。(怖さもあるけど)


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2020年01月15日

Posted by ブクログ

夜の闇を楽しむ、という詩的かつ贅沢なエンターテイメントを紹介し、実践するための一冊。
実際に行っている著者だからこそ、その面白そうな様子はとても魅力的で、身近にある闇―夜を再認識したくなる。
また、掲載されている写真がいずれも美しく、これだけでも見ていて楽しい。
前半のこの内容で、ぜひまた全国版を作ってほしいと思う。

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2019年01月10日

Posted by ブクログ

ナイトハイクについて非常に実用的でもあり、写真も美しく他にはない珍しい本。著者の闇を愛する気持ちが伝わってくる不思議な魅力のある本。

夜の高尾山をなるべく灯りをつけずに縦走したり、八丈島の闇夜の目の前の滝も見えない状況は想像しただけでも恐ろしい・・・しかし、不思議と知らなかった闇夜の世界に惹かれてしまう。

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2013年04月12日

Posted by ブクログ

<目次>
第1章  闇歩きの楽しみ
第2章  闇に慣れる
第3章  闇へ行く
第4章  闇の中の怪しい光
第5章  闇のしたく
第6章  闇暮らしの知恵

<内容>
闇歩きや洞窟歩きを本職にする(そういうツアーを主催したり、企画したり、文筆したり)著者の、闇歩きのすすめ。「社会」のカテゴリかと思いましたが、「旅」ですね。自分は「闇」があまり好きではないのですが、この本を読むと「闇歩き」「ナイトハイク」をしたくなります。明かりのない夜の空や都会の夜景、森の中の光る者たち、興味があります。ちょっとしたハイキングコースを「闇歩き」したくなります。かなり注意が必要だと思うし、滑落しても、野獣に出くわしても、誰かに発見されることが少ないはずなので、そういう危険察知能力も必要だけど、なんか楽しそうですし、野生に戻れる気がします。

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2021年06月24日

Posted by ブクログ

まずは闇に慣れること。五感の活性化。人間本来が持っている感覚が研ぎすまされる等。
ナイトハイクの指南書。

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2013年02月13日

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