大友香奈子のレビュー一覧
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ネタバレ何回もどんでん返された。
イライジャがまさかの…で。
最初はただひたすら暗くて怖くて恐ろしい雰囲気だったけど、2章以降からはただ怖いだけじゃなくて、もっと面白く、深いストーリーになっていった。
この物語の本当の主人公はイライジャ(あるいはカイル)なんじゃないか?って思った。
ラストは涙が出そうになった。
カイルが海に落ちるシーンで、お母さんとイライジャが見えたところが泣けた。
イリサが助かって本当に良かった。あれで死んでたら本当に絶望だったから。
めちゃくちゃ考察できる話だから、もう一回じっくり読んで、同じくこの本を読んだ人と語り合いたい。 -
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本の町が舞台のライト・ミステリ、シリーズ3作目。
3冊の中で一番よかったです!
専門書店を集めて町おこしをした本の町ストーナム。
トリシア・マイルズは、ミステリ専門書店の店主です。
バツイチ、アラフォーの本の虫で、料理はほとんど出来ない。
前作から半年後の10月。
学生時代のルームメイトのパミーがやってきて2週間居つき、勝手に小切手を切るにいたって、ついに出て行ってもらうことに。
当然の怒りも覚えつつ、追い出すようで罪悪感に駆られてまごまごしてしまう根が優しいトリシアでした。
タイプの違う華やかな姉のアンジェリカも町にやって来て、2作目で料理書専門店を開きました。
3作目では、さらにカフェ -
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「本の町の殺人」シリーズ2作目。
夢をかなえた女性書店主のトリシアが活躍します。
町おこしのために専門書の本屋ばかりを集めた本の聖地ストーナム。
今回トリシアは、愛する店で、ベストセラー作家のサイン会を開いていた。
地元出身だが変わり者で、ほとんどマスコミに顔を出さない作家ゾウイ・カーター。
ゾウイの姪が秘書なのだが、妙に態度が悪い若い娘だった。
サイン会が終わった後に、事件は起きてしまう。
事件現場としてトリシアの店は封鎖されてしまい、商売上がったり。
前作での誤解から、女性保安官はいまだトリシアに反感を抱いている。
実の姉のアンジェリカは、隣で料理書の専門店を出したばかり。
華やかで -
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本屋を開いた女性がヒロインのライトミステリ。
なかなか面白かったです。
古書と専門書の書店が集まっている、読書家の聖地ストーナム。
トリシア・マイルズは事情あって夫と別れたが、ミステリ専門の書店を開くという夢をかなえたばかり。
外観はあのホームズの家のよう、て羨ましい。そして飼っている猫の名前はミス・マープル。
若い店員ギニーとは気が合い、常連の紳士的な老人ミスター・エヴァリットも雇うようになります。
隣の料理本専門の書店主ドリスが殺され、貴重な本が行方不明に。
第一発見者のトリシアは、保安官に頭から疑われてしまう。
折りしも、気の合わない姉のアンジェリカが街にやって来た!
華やかなアン -
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ライト・ミステリとうたっているだけあって、展開が早く、30ページ目で1件目の殺人事件が発生する。その後、ちょっとハンサムな男性が現れて。。。ととても分かりやすい内容。ヒロインは離婚したばかりで、新しい街で本屋を開く。こちらもよくある設定だなあ、と思いつつ読んでしまった。
主役のトリシアはどこか上から目線で、付き合いも良くない。姉のアンジェリカを敬遠しがちで、歩み寄ろうとしない。全く人好きのしないヒロインよりも、アンジェリカの方が感情が豊かで朗らか。あっという間に街の人と打ち解けてしまう。この2人が何だかんだと、ピンチをくぐり抜けて殺人事件を解決する。このシリーズ、あと7作まであるらしい(邦訳は -
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献本でいただいた1冊、シリーズ3冊目、、
らしいのですが、私が読むのはこちらがお初。
主人公は、ミステリー専門の古書店を経営する“トリシア”という女性。
舞台となるのは、アメリカはニューハンプシャー州“ストーナム”。
古書と専門書の書店が集まる読書家の聖地という設定の田舎町です。
ちなみにトリシアの姉・アンジェリカは料理の専門書店を経営。
とまぁ、これを聞いただけでも訪れたくなるような場所なのですが、、
物語は、2週間前にトリシアのもとに転がり込んできた、
かつてのルームメート“パミー”を追い出すところから、始まります。
そして、そのパミー、気づいたら姉の店の従業員になっていたのです