あらすじ
チェスの少年少女全英大会に出場するためにやってきたイリサは、とつぜん何者かに拉致される。
真っ暗な地下室で目を覚ましたイリサは、部屋の床をチェス盤に見立て、現状を把握しようとする。
なぜ、自分が誘拐されたのか? 犯人の目的とは?
ときどき訪れる少年イライジャの言動になやまされながらも、イリサは脱出の方法を必死で考える。
いっぽう、イリサを拉致したのが連続少女誘拐犯とわかり、外では必死の捜査が始まっていた。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
何回もどんでん返された。
イライジャがまさかの…で。
最初はただひたすら暗くて怖くて恐ろしい雰囲気だったけど、2章以降からはただ怖いだけじゃなくて、もっと面白く、深いストーリーになっていった。
この物語の本当の主人公はイライジャ(あるいはカイル)なんじゃないか?って思った。
ラストは涙が出そうになった。
カイルが海に落ちるシーンで、お母さんとイライジャが見えたところが泣けた。
イリサが助かって本当に良かった。あれで死んでたら本当に絶望だったから。
めちゃくちゃ考察できる話だから、もう一回じっくり読んで、同じくこの本を読んだ人と語り合いたい。