宮地ゆうのレビュー一覧
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高校の同級生が読後記を書いているのを見て、気になった本。
なんだかんだで新しいコトが始まる場所であるシリコンバレー。その光と影と、表と裏を朝日新聞の現地支局長が朝日新聞デジタル連載の内容をもとにまとめたもの。
IT企業とスタートアップ。日本企業はどう付き合っていくのか。って、そもそも日本企業って枠で...続きを読むPosted by ブクログ -
シリコンバレーに住んでいたけど、意外と知らないこと満載。シリコンバレーの負の遺産も結構詳しく取り上げられている。おすすめ。Posted by ブクログ
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三権分立の中で、行政と立法に比べ、司法に対するメディアの関心は相対的に薄いように思う。
本書は、過去の最高裁判事の思考傾向(極端に言うと人間性)や違憲判決の舞台裏等、非常に興味深い内容になっており、司法がいかに重要な役割を担うかを再確認することができる。
外国編では、アメリカ女性が勤労所得の男女不平...続きを読むPosted by ブクログ -
最高裁判決ついてくる少数意見。
後の裁判に影響を与え、さらに行政や国会にも影響を及ぼす。
最高裁の判決は、合議の中で意見のぶつかり合いを経て決まっていく。
良い一冊だと思う。Posted by ブクログ -
「暗闘」という表現は、本書の内容にふさわしくないように思うが、判決が出るまでの舞台裏の動きがリアルに描かれている。綿密な取材が行われたことがうかがわれる。Posted by ブクログ
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タイトルの「暗闇」ってのがいまいちだけど、内容は秀逸!ここ10年の著名最高裁判決までの流れがちょっと感動的にまとまってる。司法関係者必読!Posted by ブクログ
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めちゃくちゃ面白い!!学部で憲法を学んでいたということも楽しめた要素としてあると思うけど、学んでない人も楽しめるんじゃないかな。
2000年以降の、最高裁の判例変更はどのように起こったのか。従来の判例を尊重すべきか。あるいは、判例を変更すべきか。判事たちは対立する。そして画策する。自分の考え...続きを読むPosted by ブクログ -
■内容紹介
最高裁判所の意見の変遷を、少数意見をひもとくことで綿密に分析。最高裁判所の内部を明らかにしてくれる良著。
■分析
いつも思うことだが、「最高裁判所の判決は」などの表現が人口に膾炙している。しかし突き詰めて思考すると「●●裁判官は、」といったように個人名がつくはずだ。というのは、最高裁判所...続きを読むPosted by ブクログ -
久々の読書(笑)。昨年夏に発行されているので、若干情報の古くなってしまった部分もあるが、やはり情報は常に取り入れておかないと。Posted by ブクログ
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最高裁ってお堅い、しかもほぼ同思想の方の集まり、いいところ弁護士VS司法官僚の争いがあるくらいと思っていました。最高裁判事の皆さんのお人柄が、なんとなく伝わってきました。後は、最後に紹介されていた書籍を読み倒すだけ。なんだけど、いつできるか…Posted by ブクログ
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国籍法,在外邦人,選挙定数,死刑,林試の森…などなど,勉強して何だか一生懸命読んだ判決の舞台裏とかがとても興味深かった。
良い本でした。Posted by ブクログ -
最高裁の多数意見がどのように形成されていくのか、
少数意見がどのような意味を持っていくのか。
緻密な取材に基づいて記載されており、著名判例についても
多く触れられていて、
興味深かった。Posted by ブクログ -
格差の話は、全然知らなかったので興味深かった。
寄付と税金の話とか、考えさせられる。
謙虚に、自分は決して万能でもなければ、神でもないのだと、肝に銘じながら生きなければ、と思った。Posted by ブクログ -
これ、タイトルで損してるよな。タイトルを見ると、最高裁判所がいかにひどいところかを暴いたものと思うよね。
実際は真逆。どちらかと言えば最高裁判所に寄り添いながら、様々な判決の過程を詳細に描いた、良質のルポルタージュ。
本論とは逸れるけど、登場する人物の紹介がなんだかかっこよくて燃える。Posted by ブクログ -
富裕層と貧困層の格差、革新的なサービスがもたらす既存の仕組みとの衝突など、シリコンバレーの影の部分に焦点をあてたドキュメント。アメリカ社会の縮図ともいえる状況で、興味深く読みました。Posted by ブクログ
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最近の最高裁の判断について、朝日新聞記者が書いたルポ。
最高裁判事に着目しつつ、各判断においてどのような立場をとったのかを踏まえながら分析した本。
新書という形式なので網羅的ではないし、適切ではないと思われる部分もあるものの、裁判体の判断にいたる過程について、退官した裁判官に取材をして、明らかにして...続きを読むPosted by ブクログ -
最高裁は顔が見えないといわれるが,この本は丹念な取材によってその内幕を垣間見せてくれる。調査官の報告書そのまま,というのではなく裁判官の個性が反映された判決も最近は多いようだ。ここ十年ほど,最高裁による違憲判決も増え,反対意見や補足意見をつける裁判官も多くなり,司法も変わってきている。
アメリカ...続きを読むPosted by ブクログ