吉田司雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本というよりは、雑誌という感じで実際雑誌の構成になっている。
妖怪をテーマに、様々な人が文章を投稿している。それぞれの立ち位置が異なるため、すごく雑多なごった煮みたいな内容になっているけれども、雑誌だとするならば当たり前だし、それを読むとなれは読む方にも作法というものがあるよなあ……などと考えたりした。
この本でなにか天啓を得たりとか、物事を理解したりというのはなんか違う気がする。この本はあくまで手引き書で入口であろうと思う。実際この本を読んでから、参考図書としてあげられたものに興味を持ったし、是非読んだみたいとも感じた。
2006年に発行されたものなので、情報としては多分古い。しかしながら『妖怪』というものは古びることのない最新さを得て途切れることなくアップデートされるものなので、全然問題ないな……などと感じたりした。
妖怪関係の本を読むと、高確率で『雨月物語』が引用されるのだが、今回も引用されていて……読み返したいなあ……などと毎回思うのが、我ながらちょっと可笑しいなあなどとも思う。 -
ホラー・ジャパネスクの現在
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
【目次】
「闇」への想像力をかきたてるために−「ナイトメア叢書」刊行にあたって(一柳廣孝)
第1章 新たなる怪異の発生
−−平山夢明インタビュー(平山夢明/一柳廣孝/吉田司雄)
第2章 怪異を語る
正夢体質(芳川泰久)/女が男に,男が女に(武田雅哉)/不可能な夢(稲生平太郎)/夢を妬む(遠藤徹)
第3章 怪異を読む
土俗系ホラーの問題領域プログレマティーク−−岩井志麻子における「オカヤマ」の表象(木村功)/心霊からウイルスへ−−鈴木光司「リング」「らせん」「ループ」を読む(奈良崎英穂)/オカルト・ホラー小説がひらくものーー田口ランディ「コンセント」(生方智子)
第4章 怪異を撮る
地獄の佐分利信ーー黒沢清と「恐怖」の映画史(城殿智行)/『女優霊』論−−あるいは,映画の自己言及作用に潜む「魔」について(中野泰)
第5章 怪異を描く
起源のない富江と中心のないうずまき−−伊藤潤二の描線・コマ・単一世界(高橋明彦)/今市子『百鬼夜行抄』論−−民俗学に支えられたストーリー(田中励儀)
(………………連載…………………)
◎真夜中のセクシュアリティ(第1回)オンナ霊のいないジャパニーズ・ホラーなんて!(久米依子)/◎ゆらぐフレームの内外(第1回)『八つ墓村』の現在形(吉田司雄)
第6章 怪異を識る
澁澤龍彦死後の生−ゴシック/セクシャル・マイノリティ・サブカルチャー(跡上史郎)/高田衛見えない世界の案内者(小二田誠二)第7章怪異を編む「幻想文学」の頃(長山靖生)/「怪」と「幽」−−「世界で唯一」VS「日本初」(清水潤)