あらすじ
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村・記憶・世間話の世界から飛び出して、小説・コミックス・映画・フィギュアなど、さまざまな文化現象のなかで増殖しつづける妖怪たち。私たちは、どのように妖怪を愛で/忌んでいるのか。妖怪の現在形から現代の闇を透かし見る「ナイトメア叢書」第3巻。
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Posted by ブクログ
本というよりは、雑誌という感じで実際雑誌の構成になっている。
妖怪をテーマに、様々な人が文章を投稿している。それぞれの立ち位置が異なるため、すごく雑多なごった煮みたいな内容になっているけれども、雑誌だとするならば当たり前だし、それを読むとなれは読む方にも作法というものがあるよなあ……などと考えたりした。
この本でなにか天啓を得たりとか、物事を理解したりというのはなんか違う気がする。この本はあくまで手引き書で入口であろうと思う。実際この本を読んでから、参考図書としてあげられたものに興味を持ったし、是非読んだみたいとも感じた。
2006年に発行されたものなので、情報としては多分古い。しかしながら『妖怪』というものは古びることのない最新さを得て途切れることなくアップデートされるものなので、全然問題ないな……などと感じたりした。
妖怪関係の本を読むと、高確率で『雨月物語』が引用されるのだが、今回も引用されていて……読み返したいなあ……などと毎回思うのが、我ながらちょっと可笑しいなあなどとも思う。