新藤まゆりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ好みの男が抱くはずが、酔って逆に抱かれた屈辱の夜――。
次こそは自分が抱きたい、と考えるものの、年下のカメラマン・暁と編集者の諒一は、はなんということはなく、元通りの普通の日常を送っていた。
あれ以来、肉体的な接触はなく、変わったことといえば、当初のお試しの三ヶ月が過ぎ、家賃の代わりに暁が食費を持つようになったくらい。
相変わらず、豹変した夜の記憶などないように、かいがいしく諒一の世話を焼いてくる。
諒一は、すっかりそんな生活にも慣れてしまい、甘やかし上手な暁を手放したくない自分に気が付きながらも、身体だけと割り切ろうとする想いが、今もどこかにあって、諒一は悩んでいた。
そんな矢 -
Posted by ブクログ
同居も長くなり暁の存在が心地よく感じるようになり、それが今までの自分と違うことに戸惑いながら許容している諒一。
諒一には大学生の時真剣に好きになったのに冷たく別れられてしまった相手がいて、7年経って偶然に再会してしまう。
てっきり過去を乗り越えたと思っていたのに全く乗り越えて無かった自分にいらいらしてしまう。
そして暁も帯から紹介されたフォトグラファーのアシスタントをすることで暁らしさが失われていって…。
1巻で所々に出ていた諒一のトラウマはこれだったのか!の巻でした。
これは諒一でなくても壊れる。そこまで若い相手を壊す帯、怖いよ。しかも7年経っても衰えるどころか更に磨きが掛かってるし。
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Posted by ブクログ
大学生の時貪るように付き合ってあっさり別れた男・曽根が仕事のプロジェクトの代用派遣でアメリカからやってきた。プロジェクトの進行の中開かれた歓迎会でいきなりキスをされた小椋はその感触から封印したはずの過去を思い出す。
現実には10年温かく付き合ってきた滋がいる。
しかし、大学生の時と同じように丁寧に激しく抱く曽根から逃れられないような気持ちになる小椋。期間限定にも関わら自分を抱く曽根からは何も見えない。
大学生だった時ゲイかもしれないのか?としゅんじゅんしたこと、その後の滋との付き合い等、小椋の気持ちが丁寧に書かれていて読み易い。
Hシーン多数。きっちりと読ませてくれます。
曽根は実はヘタ -
Posted by ブクログ
[調香師×ファッションプロモーター]
イラスト買いです。
未読の作家さんでした。
フレグランス業界なんてまったく未知の世界で
香水なんてまったく興味のナイ私には凄く難しかったです。
そして日本人なのに話す言葉がどこか紳士的すぎて
外国人の翻訳みたいだなと思いました。
その為かあまり感情移入が出来ませんでしたが、
文体というか、感情説明の部分とかはしっかりしていて
受け視点の物語でしたがきちんと両者の気持ちが分かりました。
今回は結構難しい作品でしたが、他の作品も読んでみたいと思いました。
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☆あらすじ☆
一流ファッションブランドの