あらすじ
忘れたいのに忘れられない、俺の人生を変えてしまった男――。大学時代、短くも燃え尽くした恋の記憶を忘れられずにいた商社マンの小椋(おぐら)。けれどある日、新事業の顔合わせで、その恋の相手・曽根(そね)と再会!! 十年前、突然姿を消したのに、なぜ俺の前に現れたのか? 真意が見えないまま、再び曽根の昏い情事に絡めとられ…!? 断ち切れなかった十年越しの執着に、捕まったら次は逃げられない――。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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Posted by ブクログ
これでもかってくらいのトライアングル。一番最低なのは主人公・小椋だと思いながらも、山科との10年で彼に対して情が湧いているのも理解できます。曽根との再会によって単なる情と恋愛感情との違いを思い知らされた小椋が、それを山科になかなか伝えられず、ぐるぐるしてしまうのも必然だなぁと思いますし。大学時代の曽根と小椋の未熟さが全ての要因なのでしょうね。途中イライラすることもありましたが、最後は納得できました(笑)
Posted by ブクログ
大学生の時貪るように付き合ってあっさり別れた男・曽根が仕事のプロジェクトの代用派遣でアメリカからやってきた。プロジェクトの進行の中開かれた歓迎会でいきなりキスをされた小椋はその感触から封印したはずの過去を思い出す。
現実には10年温かく付き合ってきた滋がいる。
しかし、大学生の時と同じように丁寧に激しく抱く曽根から逃れられないような気持ちになる小椋。期間限定にも関わら自分を抱く曽根からは何も見えない。
大学生だった時ゲイかもしれないのか?としゅんじゅんしたこと、その後の滋との付き合い等、小椋の気持ちが丁寧に書かれていて読み易い。
Hシーン多数。きっちりと読ませてくれます。
曽根は実はヘタレでした(笑)
滋相手ではタチになる小椋のリバシーンも若干あります。