浜名那奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あからさまにBLなシーンは多くない方だと思うんだけど、船上で久しぶりの故郷に思いを巡らすサージルをアレクが気遣うシーンや、思い出を語るシーンが甘くて好きです。静かにラブラブって感じで。
作者さんはスキンシップを描くのが上手です。
(追記)
同レーベルの『白冥の獄』と比較して気付いた。
アレクは精神的なバックボーンがないキャラなんだ。アレクからは故郷の香りがしない。文化的背景みたいのがない。
これまで基本的に森暮らしで、親族も友人いないアレク(つい最近まで父親は生きてたから行き過ぎた孤独でもなく、性格は素直で明るいけど)。
アレクが持ってるものは、弓の腕前以外全てサージルと出会った後手に入れ -
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Posted by ブクログ
やった、続編出るー!!「来春」って聞いてたから思ってたより早くて、なおのこと嬉しい。
続きあるのに途中で終わってしまって無念だった。ハヤカワ読んでた時も思ったけど、翻訳ものってこういうのが怖い。
2013/01/17
今回も二人、特にアレクの囚われ生活は悲惨だな~。2部での拷問も強烈だったが、今回はひたすら気持ち悪い目に合わされてるというか。
物語の始まりからして無実の罪で牢屋にぶち込まれて拷問されて、近日中に奴隷に売り飛ばされる身からのスタートだったので、もうそういう星の下に生まれてきたということなのかもしれない。
フルエリンさんも次から次へとよく思いつくな。 -
Posted by ブクログ
2011年お気に入り1位
表紙の美しさに惹かれて購入。
適度にしっかり、適度に軽く、読みやすいファンタジーだと思う。
日本語訳もかなり滑らかで読み易かった。
他の人の感想で気づいたけど、アレクは最初からサージルに大事にされてるね。アレクが苦労してない、ということではないと思うんだ。最初から牢屋で拷問だし、碌な情報も技術もない段階で師匠が心身共に病んじゃうんだもん。
典型的ファンタジー師匠は最初、理不尽なまでに主人公に厳しくあたるけど、あれ普通に考えるとひねくれる未来しか見えないんだ。周囲の状況はどんだけキツくてもいいけど、一番近くにいる人が追い討ちかけてどーすんだよ。 -
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Posted by ブクログ
今日のところは、第1部完結まで。
出だしからのBL風味に、にやりとほくそ笑む。
作者はアメリカ人ですが、イギリスを彷彿とさせる(ファンタジーだものね)城塞でのバトル、酒場、船旅、監獄、刺客。盗賊(吟遊詩人?)と弟子、魔法使い……萌えどころとスリルは満点! 変装で高貴な姫様にもなっちゃいます(♂)。親子で兄弟で友人で愛人。
怒涛のようにすいすい読めました、特に3巻。
自分的にはサージルの印象が公式イラストとはやや違って、もう少し幼いように思います。オーリンフェイなので年齢はともかく、本人も言っているように精神的にはアレクと同じくらいに見えるので。むしろアレクのほうが大人に感じる場面もあったり! -
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