POOのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“鏡よ鏡、かべの鏡よ。この世で一番美しいのは、だれ?” 魔族最後の生き残りである美しき妃・ジュリアナはそう尋ねずにはいられなかった。けれども、その美しさは永遠には続かない。次にいちばん美しくなるのは、母妃を早くに亡くした王の末の娘・白雪姫だった―― “世界でいちばん美しくなければいけない” 次第にその美しさを失っていく黒の女王と、無垢なるがために何も知らない白雪姫。二人の運命はすれ違っていく。“世界でいちばん美しくなければいけない” なぜ、どうして? その悲しい理由とは――? 世界的に有名な童話「白雪姫」をモチーフに、人気作家・久美沙織が、お妃様とラストに大胆なアレンジを施した誰も知らないプリンセスストーリー! 涙なしには読み切れない!
つばさ文庫の来月出る本をチェックしていて、タイトルに惹かれました。白雪姫のお妃さまが主人公みたいな話なのかな? と。サト1と一緒に購入。
で、で、で。文句なしで★5です! もうもうもうラスト~~~~(´;ω;`)!!!! 私はやっぱり「救済する少女」のモチーフに弱過ぎる。そして悪役が救われる展開に弱過ぎる!! でも白雪姫のお妃って私にとってはわりと情状酌量の余地のない典型的な悪役で、例えば八犬伝の玉梓が好きー、みたいにならなかった、そこまで好きじゃなかったんだけど、このお話はオリジナルの女王、女王と言うモチーフから設定を作り上げた、一人の哀れな、けれども孤高にあって強く生きようとする女だったので、大好きに……弱い!ツボですこういうキャラクター設定><!! あと、“黒の女王”と言う語感はどうしてもLiarsoft・桜井光先生の「漆黒のシャルノス」黒の王ことMを思わせて、途中の小人たちにより解説もまんまMやん…(; _ ;)と、シンクロハンパなかったので余計に共感がつのりました。・゚・(ノД`)・゚・。 Mは消えなかったけど、女王……。・゚・(ノД`)・゚・。 きっと鏡なんかじゃなくて、誰かに、とっても綺麗な白雪姫に「綺麗」って、きっと言ってもらいたかったんじゃないかなあ…そう感じる。
引用にもあげようと思いますが白雪姫をリンゴで毒殺したところなんかほんと、読んでて泣いてました。職場でだったので泣かなかったけど、眦は濡れてたし鼻水出てました(´;ω;`)
女王のことばっか書いてますがもちろん白雪姫がとんでもなく可愛いぞーーぐおーーっ!! 挿絵もポップでライトでキャワイイです! フランツ王子との淡いラブもたまらんキャワイイ! しかし王子もその従兄弟で龍騎士のエルフィンも出番少ないのにかっこいいのよお。エルフィンタレ目で泣きボクロとかこれだけの登場じゃ勿体なさ過ぎるイケメンさんやでえ…そして森番もちょおかっこよかったです、オオカミさーん! 忘れちゃいけない7人の小人たちも可愛い><! あとそれからサブキャラクターの王様やお妃さまたちもいい人達だったので胸が暖かくなりました……
ほんとうに、素晴らしい作品に出会えて良かったです! これを読んだ子供達が、悪役のことについても考えてくれるようになればいいなあ、と思います。そのキャラクターにはどんな過去があったのかな? とか、どうしてこうなっちゃったのかな、とか。物語はそういうところから紡がれていくように思います。 -
Posted by ブクログ
ゲルダとカイはとっても仲良しの女の子と男の子。けれどもある日、カイに悪魔の鏡の欠片が突き刺さってしまった。やさしい心を失くしたカイは雪の女王に連れられて凍てついた世界の果てへ消えてしまった。カイを探してはだしのまま、ゲルダは広い広い世界に旅立つ。カラス、山賊の娘、トナカイらに助けられた先で、ゲルダはカイと再会出来るの――? アンデルセンの名作が装いも新たに角川つばさ文庫で登場! 「白鳥の王子」「夜鳴きうぐいす」も収録。
アナ雪も見たし、前に雪の女王(絵本)読んだのはもう大分前だったのでいっちょ復習してみようかなー、と言う感じでちょいす。挿絵は白雪姫と黒の女王と同じ方ですごく雰囲気合ってましたね~
内容忘れてたのであれっゲルダとカイって姉と弟じゃなかったけとか(訳によって違うのかな)最初に悪魔の鏡のエピソードなんてあったっけーとか花のところとか完全に初見の気分でした。雪の女王はタイトルにもなってるのに、悪役ではないんですよね。単にカイを連れて行っただけなんだ。ここにいちゃいけないよって感じで。全然悪役じゃないし、ゲルダにそいやぁと試練をかぶせる感じでもない、ただ静かにそこにあるだけって言うのはとても新しい。
そしてゲルダはやはりアナ雪のアナの如く(原作だから当然だが)カイを探して一生懸命ですよね。自分のことは顧みず、ひたすらカイの為に旅をしたからこそ、カイを取り戻すことが出来たんだなあ… 終わり方もこんなんだっけ!と思いました。アオリなどにあるようにラブストーリーじゃねえだろ! と思いながらも、二人が帰って来た時には大人になってたんならそれもありなのかな、って。ところで「永遠」と言う文字を作った時に自由になれるって設定が最高に私好みです。
同時収録の「白鳥の王子」は有名な、白鳥になった兄たちの為にいら草でかたびらを織る話。口をきいてはいけない話。人魚姫も言葉封じられてたけどアンデルセンはこの手のやり方が好きなのかしらw この話はちゃんとした文章で読むのは初めてだったのでほーこんな話だったのか、といろいろ新しい発見が。あ、そういえば姫の名前が「エリサ」で「エルサ」と似てるよね。関係ないか。
そして「夜鳴きうぐいす」はタイトルも内容も知らなかったんですけど、初めて読んだんですけど、もうすっっごく心が震えました…どうしてこの話を知らずにいたのだ私は… 引用もこの話から。もっとアンデルセン読みたい! と思いました。 -
Posted by ブクログ
デビュー作の「耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳」はあまりの電波加減についていけなかったが、本書は強烈な灰汁が抜けてクセ程度にまろやかになっている。文体に溶け込むようにポップでリリックな爽やか甘酸っぱいアイドルもの。
国民的アイドルグループであるLEDをクソと言い、ライブで観客を殴りまくったりLEDをディスる歌を歌ったりとまだ強烈な灰汁があるが、ヒロイン下火の口少ない言葉と心の中での独り言とヒーローのナズマがうまく沖津区というアイドル地区を生み出している。
イラストに表れているようなポップでキュートなアイドルが仲間とトップアイドルを目指し、あとから思い返せば青春でしかない日々を過ごす。恋愛やアイドル、友情や青春など単語で区切られるものじゃなくて、下火のリアルな高校時代がここに詰まっている。使い古された青春という言葉でなく青春を表したい。
小説の中のリアルを感じる。イラスト通りのものを求めているのなら迷わず手にとって良い。 -
ネタバレ 購入済み
偶像の産物
個人的にはAKBは商法や事務所契約関連以外はアイドルとしてまっとうだと思うのですが、AKBやモーニング娘のようなアイドルを否定して、ラブライブのような学生アイドルこそが真のアイドルであると信じてやまない謎の宗教じみた人たちのお話。
主人公の共感覚?と思われる音楽を視覚する異常な能力は特に何も活かされず、それに悩む少年というだけの位置づけで、見た目が美しい歌を奏でる数多の異名を持つヒロイン下火に惚れて奔走する青春ストーリー。
そんなアイドル物で青春物ですが、女性同士のドロドロしたものは一切描かれていなく読んでいてストレスはない。
特に内容はなく、可愛い女の子たちがわちゃわちゃしてるだけなので、気軽に流し読みするのには丁度いい作品です。