ポール・タフのレビュー一覧

  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    表面上しか知らなかった非認知能力についての理解が深まった。参考になりすぎてメモだらけになってしまった。
    表紙裏に「非認知能力は読み書き計算のように教えて身につくものではない。【環境】の産物なのだ。」と書いてあり納得。IQや学力などの認知能力も大事だが、特に幼児期は数値化できない非認知能力を育み子ども...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    貧困層の子どもたちをどのようにサポートしていけば学習意欲や問題解決する力を高めていけるか教えてくれる。教育関係で働く方に読んでもらえるといいのではないかと思う。
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    非認知能力を伸ばそう。環境で育む。
    粘り強く取り組む力。

    ・学業のための粘り強さp.107
    ①この学校に所属している
    ②努力によって伸びる
    ③これを成功させることができる
    ④この勉強は価値がある
    人間関係(帰属意識)と学習指導(有能感と自律性)

    教師が、子どもの良い点をフィードバックする。手抜き...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    とびとびで読んだので、少し曖昧ですが、教育について非常に重要なことを学びました。
    数字として表すことが難しい「非認知的能力」。特に貧困家庭の子どもには、将来のひっくり返しのためにこの資質が特に重要だと。
    日本では相対的な貧困家庭が先進国では多い。
    それは普段生活の中で非常に見えにくい。
    教員の資質や...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    すごく考えさせられる内容でした。
    教育の重要性。非認知能力のすごさ。
    日本の教育にもこの考え方は取り込んで欲しい。
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    子育て世代以外にも、ぜひ読んでいただきたい。
    本書は、育児の参考にもなりますが、教育、福祉、公共、非営利団体、地域社会などを巻き込み幅広い社会政策への提言として重要な内容が述べられています。
    グリッドなどの非認知能力は、トレーニングで強化する性質のものというよりは、環境に応じて引き出させれるもの、発...続きを読む
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか
    いわゆる「知能」は、
    今でも、IQの高さや成績の良さなどを尺度に語られる性質のつよいものです。
    これらは、最近では「認知スキル」とくくられるそうです。
    そして、認知スキルこそが何より重要だとする人(認知決定論者)の言い方として、
    「重要なのはIQであり、それは人生のかなり早い段階で決まるものである。...続きを読む
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか
    子育てにおいて尊敬している方がオススメしていた本。

    読んでみて本当に良かった。
    自身の子育てのヒントになればと思ったけど、
    結果として、日本の子供、ひいては人類に対して誰しも責任があると感じた。
    日本でもますます深刻化していく貧困差。
    それに伴う学歴格差、比例して犯罪率。
    日ごろから憂いてはいたも...続きを読む
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか
    ペリー就学前プロジェクトと非認知スキルの詳細が知りたくて行き着いた。タイトルが嫌な感じだけど中身はいたって真面目。ただジャーナリストが書いているので描写が多くて、実験の内容を端的に把握しづらい。
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか
    ・泣いたときに親からすぐにしっかりとした反応を受けた乳児は、一歳になる頃には、泣いて無視された子どもよりも自立心が強く積極的になった。(愛着理論attachment theory)
    ・達成のメカニズムは二つに分けて考えるとわかりやすい。動機付けと意志だ。
    ・気質:やり抜く力/自制心/意欲/社会的知性...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    出典明示度高い本。よく聞くGRIDやレジリエンスなどの非認知能力について、成長過程での影響が纏っていて勉強になった。やれることは環境を整えてあげること。
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    親として子供とどう関わるかの道筋を示してくれる良書。
    最後の方は市民として国の在り方も変ってくると訴えており教育参考書感覚で購入した自分にとっては求める内容ではなかったため★4つとした。
    しかし、序盤の子供と関わる親の対応や、行動に求められる正解を実例(研究結果)を元に語ってくれているため参考になっ...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    エデュケアは一種の投資である。では、日本という社会は一体何に投資をしているのか?
    若者の非行は、理性とかけ離れた感情や精神やホルモンの影響を受けている。すなわち、罪を重くしても、非行を防ぐ効果は薄い。逆に、生徒が自ら自生の力を発達させようとする状況や仕組みを作ることに重点を置いたほうが効果は高い。テ...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    貧困の連鎖の理由の1つに貧困層の幼少期のストレス環境が非認知能力の発達を阻害していることを挙げ、それを阻止するために何ができるかをアメリカの事例をもとに考察した本。子育てというよりは社会問題について考えさせられる内容だった。

    日本の保育園の質は高さは非認知能力の発達に大きく寄与していると思った。ま...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    学術的な見地から非認知能力を高める技法が書いてあり、信頼出来そうな本でした。
    あるタスクに報酬を与えてしまうと、それ自体を楽しむことが出来なくなる(報酬を貰うための作業になってしまう)という研究結果は面白かった。
    頑張れば出来る程度の課題を与える等、実際はなかなか難しそうだと思った。
    モチベーション...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    非認知能力が格差によって生じている現状は理解出来るものの、海外(特にアメリカの事例)が中心の為、日本との環境とかけ離れている印象も一部ありました。

    ただ、学習の積み木など具体策では無いもののざっくりとした子どもへの接し方のヒントにはすごくなりました。
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    私たちに何ができるのかという点では、正直具体的ではないと思う。しかし、格差社会の中で恵まれていない層にいる子どもたちを、その属性だからと諦める必要はなく、そういう目線で見て期待を持たないことこそが、子どもたちのその後の人生に影響を与えているようだということが分かった。温かいまなざしや励ましが、ここに...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    まず自分の子供からだけど、改めて彼らの内発的動機づけにつながるような外発的動機付けができているのか、その下地として自律性、有能感、関係性が育まれているのかって常に意識しないとだわ。そして、子供を産んでから、自分の子供が幸せであるには、世界中の子供が幸せである必要があるなぁと折に触れて感じることが多い...続きを読む
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
    先輩の先生から教えていただき読んだ。
    目で見えない非認知能力の大切さや育て方についてとても参考になる一冊であった。

    ・非認知能力を高めるのに働きかけるべき場所は、環境である。
    ・3歳未満の時期こそが、発達を促す絶好のチャンス
    ・小さな子の言動に安定した反応をすることは小さな学習にもつながり、大切な...続きを読む
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか
    脳の中で幼少期のストレスから最も強く影響を受けるのが前頭前皮質、つまり自分をコントロールする活動ー感情面や認知面におけるあらゆる自己調整可能において重大な役割を果たす部位である。このため、ストレスに満ちた環境で育った子供の多くが、集中することやじっと座っていること、失望から立ち直ること、指示に従うこ...続きを読む