ichidaのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初にこの漫画が出た時に読んで、そのまま忘れていた。今年になって映画化されて見に行ったら、「あれ、こんなエピソードあったっけな」となって、ネットで検索したら2・3巻、「月がきれいですね」編が出ていたので、そちらも一通り読んだ。
この奥さん、発想が美大生っぽいですよね。理由も分からず淡々と死んだふりが続いていくのが面白い。一風変わった感性の持ち主で、旦那さんはそこが心配だったり不安だったりするようだが、それを受け入れれば可愛い性格だと思う。
映画版は死んだふりの完成度は高かったけれど、途中からシリアスな夫婦物語になってしまって、原作を読み返してみてもやっぱり違和感あった。映画単体としては”榮倉映 -
Posted by ブクログ
シリーズ第2巻。第1巻は妻が死んだ真似を毎日する話を中心に極めてシュールにして唐突に驚かされる話ばかりだった。この妻と一緒で大丈夫なんだろうか心配なレベルだった。この第2巻では、妻はどこか変わり者ではあるけれど、1巻程の奇妙さは抜けて、夫である著者が暖かく見守っている日常の小話が綴られている。死んだふりの話も無く、妻のエキセントリックさは結構抜けた感じ。1巻は所々コラムの文章があったが、2巻は完全にマンガだけになっていた。1巻がノンフィクションとすると2巻もその続きの筈だが、もしかして良質のフィクションではと思わせる、ほのぼのとした連載になっている。
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Posted by ブクログ
死んだふりをしなくなった、あるいはする前の妻とのやりとりを描いている二巻である。
相変わらずの奥さんであるが、やはり先の巻でも感じたような旦那さんの頑迷さに「うーん」と考えてしまうところがある。ある種の決めつけと、それに基づく怠惰が感じられるのだ。
結婚式の折りの「結婚は女が主役だからすべて任せてしまって構わない」という態度や「酒の席でのことは全てノーカン」など、自分が持っている常識が相手に通じて当然、というような態度が気にかかるのである。
それが、例えば「社員に給料が払えない苦境であるが、それでも必死に頑張ったと称する社長」のような手触りの悪さを感じるのだ。いや、そこまで酷い話では決 -
Posted by ブクログ
Yahoo!知恵袋にあった投稿と、さらにそこから生まれたブログをベースにした漫画化作品である。
正直、惜しさは否めない。素材としては大変面白く、奇抜な奥さんと生真面目な旦那さんの夫婦物として良い内容だと思う。
その一方で、まず構成が悪い。おそらくはブログの記事だろう内容が途中で挿入されているが、ここでなんの説明もないために、読者としては付いていくのが難しくなっている。漫画と文章では媒体が違うし、読む態度が変わってくる。せめて、扉ページを作って説明を加える程度の労は払ってもらいたかった。その一方で、CD化された件についてのインタビューなども蛇足に感じられた。
また、内容面でも、文章に拙さ -
Posted by ブクログ
ダンナが会社をやめたいと言い出したら・・。
ということで、ダンナが実際に辞めた例を紹介。
辞めた理由はさまざまですが、どの事例も好例として掲載できるのは、夫婦間の仲の良さが前提となっているんだなと思います。
日頃から、コミュニケーションを取っている、ちゃんと自分のやりたいことをお互いが主張できる、などでないと難しいだろうな、と読んでいて思うところです。
漫画なので、とてもさらっと書いているけれど、実際にはとても苦労した場面もあるだろうし、ここに掲載されているのはあくまで、成功例であって、多くの夫婦はうまくコミュニケーションを取れなかったり、価値観の違いから失敗してしまうことも多いのでは