ケイン岩谷ゆかりのレビュー一覧

  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    アップルというのはスティーブ・ジョブズという希代のイノベーターが経営していたからあれほどの会社になれたのであって、そのジョブズがいなくなれば、普通にすごいという程度まで落ちてしまうという見方もあった。

    一方、そのジョブズは「いつまでも続く会社を作ることに情熱を燃やしてきた」と言っているわけで、創業者よりも長生きする会社を作ろうとジョブズが注力してきたのだから、彼がいなくなってもアップルは大丈夫だという意見もあった。

    いずれにせよ、ジョブズが亡くなった時点では、どのような予想も「当たるも八卦当たらぬも八卦」の世界でしかなかった。

    ジョブズ後のアップルがどうなるのか、データがまったくなかった

    0
    2014年09月02日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    スティーブ・ジョブズ亡き後のアップルがどうなるかについての本。著者は日系の女性敏腕記者で、しっかりとした取材に基づいた本(日本語もできるが、本書は英語で書かれて、翻訳者により翻訳された)。ジョブズが肝臓移植手術をしていたのをスクープしたのが著者だという。アップル社から反論があって話題になったが、単にセンセーショナルさを求めた本ではない。ジョブズ後のフォックスコンの工場の労働環境の問題や、Samsungとの不毛な特許争いが関係者への取材を通して詳しく解説されている。

    ティム・クックはうまくやっているが、「アップルの未来を描く人物としてクックが最良の人物なのか」というのが著者の疑問となる。たとえ

    0
    2014年09月01日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    ジョブズ後のアップルが輝き続けられるのか。タイトル通り、著者はその未来に否定的。兎にも角にも、世間を驚かすような製品を出せるかに尽きるだろう。

    0
    2015年05月31日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    アップル創業者スティーブ・ジョブズの仕事の仕方と、その副官ティム・クックの仕事。そこから出てきていた問題点。中国工場での労使問題、サムスンとの特許訴訟、創業者が亡くなる前から問題は発生していたこと。そしてティム・クックがCEOとなってからのアップルの今に至るまでの苦境が書かれています。
    ipodなど革新的な商品の発表が止まり、創業者で有名すぎるスティーブ・ジョブズが亡くなり、アップルファンとしては「これから」が非常に気になっている状態だと思われます。他社から魅力的な(今はまだ価格的にですが)商品が出てきており、浮気したい気持ちも芽生えているかもしれません。本書では、その原因について、かなり踏み

    0
    2015年03月26日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    すごい情報量。
    Appleファンには耳の痛いエピソードばかりだが、否定できない。
    Appleは筆者の言うように、かつて偉大な創業者を無くしたソニーのような普通の会社になってしまうのだろうか。

    0
    2015年02月08日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    i Phoneで有名なアップルの本。創業者がいなくなったアップルはどうなるのか?多くの人のインタビュー、取材、考察が掲載されてます。

    0
    2014年12月17日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アップルの将来性の何が問題なのかを知りたくて手にしたが、その直接の記述は後半の1/3だった。
    事実を裏付けするためにインタビューや裁判のやりとりなど記述がとても多いため、500ページを越える大作となっている。アップルのことを少しでも多く理解したい向きにはいいかもしれないが、(本の返却期限が今日までで)そこまで付き合っておられないので、今回は半分くらいはスキップした。
    現在の自分の仕事がアップルに依存している(=iOSアプリの開発)なだけに、最後に近くなると、読んでいて苦しくなってきた。僕はWWDCの講演をジョブスがやっていた5年くらい前から毎回ネット動画で観てきているが、たしかにジョブスもクッ

    0
    2014年11月14日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    断片的には知っていた裏面がよくまとまっていると思うが,若干重複感が否めない箇所もある。

    p.68の「ゴシラ」は「ゴジラ」のことか?
    固有名詞なので「深せん」でなく「深圳」と書いて欲しかった。

    0
    2014年10月14日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ジョブズまで、を描いた本は多数あるが、ジョブズ後はなかなか分かりにくい。アップルに対しては悲観的な見方に終始しているので好き嫌いがはっきり分かれそうな内容ではあるが、最近の動向がよくまとまっており読みやすい

    クリステンセンによると、大企業では創造的破壊が起きにくい。既存の製品の改良を際限なく続け、やがてそれはプラトーに達する(iphone にこれ以上の解像度もメモリーも速度も、向上すればもちろんありがたいが、製品の魅力をとても高める、というものではない)。そうしているうちに、粗悪な後追いとして出てきたもの(アンドロイド)がより一層のスピードで改良を続け、先行者を駆逐してしまう。ここで、ソニー

    0
    2014年09月28日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    大作ですが、ティムクックのアップル七転八倒操縦物語と言うべきか。自分も会社のトップになって10年になるけど、経営トップは決断することが仕事のほとんどだと思います。経営(マネジメント)はナンバー2でも出来ますが、大きな決断はトップしか出来ないし、理屈では無いと思える今日この頃です。

    0
    2014年07月30日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (ジョブズが亡くなってから)一部の転職は「G2G」(Good to Great)と呼ばれている。ジム・コリンズが書いた『ビジョナリー・カンパニー2―飛躍の法則』の略称と同じだが、こちらは「グーグルへ行く」(Go to Google)の意味だ。

    0
    2014年07月19日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    ジョブズ亡き後のAppleを占う書の一つと思う。フォーストール、アイブ、シラーの働きとクックの関係を垣間見ることができる。今後のAppleはどうなるのか、この書だけではまだまだ何も見えないが、恐らく、アイブの動きとと働きが結局鍵を握るのではないかと思う。

    0
    2018年11月12日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    ジャーナリストである著者が自身のウォール・ストリートジャーナル在籍時代の取材などからスティーブ・ジョブズ亡き後のアップルの今後について書いた一冊。

    数々の取材からジョブズの病気の情報をいかにして守るか、現CEOのティムクックの素顔、Siriの評価、サムスン・グーグルとの訴訟、サプライヤーであるフォックスコンでの労働者の実情など前線で取材を行う著者であるから書ける情報が多くありました。
    そして、数々のイノベーションを起こす製品を世間に発表してきたアップルが今までの製品の改良版の発表にとどまっていることやジョブズならしなかった競合他社の批判などの広告戦略などジョブズ亡き後の迷走も本書で知ることが

    0
    2016年11月07日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    ジョブズ死後のアップルに焦点をあてた1冊。目新しい情報があるかと思い読んでみたが、ありきたりの内容でちょっとがっかり。ジョブズ亡き後、革新的な商品がアップルからでないのはアップルが普通の優良企業になりつつあり、イノベーションのジレンマに陥っているからみたいな内容は誰でも感じることで、それに関する裏付け取材は感心するが、今更それを言われても。。。

    0
    2015年11月08日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    たらたらと長々と話が続いて、後半まで集中が続かなかった。もう少しコンパクトにまとめることが出来ると思うんだけど・・・ で、果たしてこの先どうなりますやら

    0
    2014年10月25日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    ジョブズ復帰のアップルの最も大きな改革は、在庫整理と規格の統一、サプライヤーの重視など、「アタリマエのこと」をやり遂げたことで、これらは「良い戦略悪い戦略」に書かれている。

    ジョブズやクックの人格やエピソードはアップル帝国の存立とほとんど関係ないと思われるし、中国工場の悲惨な労働現場の実態も、アップル一社の問題とはいえない。

    いまいち焦点が合わないのに、非常に長い。

    ノン・フィクションを謳い、しかし物語でまとめているテクストに、私が最近激しく嫌悪感を持っているからこういう感想になるのかもしれない。

    0
    2014年08月23日
  • 沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

    Posted by ブクログ

    ある時期のAppleは奇跡だった。
    過去形なのが残念だけど、永続したらそれは奇跡ではない。いちAppleファンとして、まさにイノベーションのジレンマを体感させてもらってるんだな、と自分に言い聞かせ、そしてこの先もApple製品を無視出来ないんだろうな!

    0
    2014年08月17日