メレ山メレ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昨夜の食卓にて。
私「ふふふ…。
実は、クマムシってねぇ。案外身近にいるんだよ。」
娘「は?クマムシ??」←昆虫全く興味なし。
私「路上の汚いコケの中なんかにね。
ブロックの割れ目なんかに生えてるでしょ。
クマムシはそういうトコに生息してるんだって。
いやぁ~、私も知らなかったなぁ!」
娘「…。」
私「あ、クマムシ知らない?
例え、干からびても100度の熱の中でも
凍っても、高圧でも真空でも放射線の中にいても
死なないっていう『最強生物』だよ?」
娘「いや、知らない。
一体、どこでそんな情報を…」
私(ふふふ…。)
著者のメレ山メレ子さん。
どこ -
Posted by ブクログ
現代の虫めづる姫君とは、まさにメレ山メレ子さんのことでしょう。むしろ生まれかわり?それはまあ言いすぎかもしれませんが、それぐらい虫への愛が溢れています。
それに加えて、テンポ良い文章にセンスのある表現、そして面白すぎる(実際にそう言ってそうな)アフレコ…。
メレ山さんのすてきな感性に惚れます!!
読んでいて、かなり臨場感のある想像ができました。今この時をメレ山さんのお隣で虫を愛でているような…。
虫から離れて久しいですが、この本を読む前と読んだ後では、虫に対する思い、見る目が180°変わったと感じます。虫を見つけたらまず追い払わないで、じっくり観察。そして、アフレコ。虫たちが何を考えているのか -
Posted by ブクログ
最初の『森に行きたい』が、完全にこのページ、丸っと人々に読ませたい!もう、ものすごいわかる!私もそう思う!の嵐。
最初の章からこの共感度。ドキドキする!
途中さしすせそで声出して笑う。
フェミ度も良い。
しかし後半急に切実な吐露に近くなって、共感しがちな私は、その切実度に自分も不穏な不安な気持ちになっていく。
恋って、エクストリームスポーツなのに、みんななんか、それに気づかずに挑戦しますよね。なんで?
エクストリームスポーツは、生活とは違うものだ、と、わたしは認識してます。
私、刺激物好きだから、もちろん大好きだけど、それと毎日の生活は別だし。
と、私の思いを言語化してくれていた -
Posted by ブクログ
とにかく文章が面白くて、「洗練された無駄のない無駄な文章」がこれでもかと書かれている。脚注にもものすごい量の補足が書かれていて、情報量がすごい。
といってもごちゃごちゃして読みにくいわけではなく、章ごとに読み切りになっていたり、テンポよく進むのでとても読みやすい。さすがブロガーや。
殺虫剤メーカーや、「三重エスカルゴ開発研究所」という謎の組織に取材にいったり、ドイツのダニチーズの里に行ったり。そこで出会う虫博士達のキャラも強烈すぎる。個人的には16章カタツムリの「ごまがいさん」の下りとか面白かった。
僕は別に虫好きではないのですが、とても楽しんで読めました。
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バッタ博士、 -
Posted by ブクログ
離婚経験があり、恋愛や結婚は向いてないと思いながら恋愛をしたがっている自分もいる、その揺らぎを感じ取れるエッセイだった。あと恋愛と見せかけて生き物の話をしているな、と感じる話が体感半分以上あった笑
恋の寿命の話にはハッとさせられた。恋人の好きなところしか見えない時期、美点に慣れ、欠点も見えてくる時期。その欠点が許せなくなる傲慢さ。その欠点がない人に目がいくけど、その人にもまだ見えていない欠点があって…。人間はなんて傲慢なんだ〜。
恋愛はしなければならないものではなく、むしろ人生をぐちゃぐちゃにする可能性を秘めた変わった趣味なんだという視点、持っていたい。