かわいい、かっこいい、そしていとおしい。そんな虫たちの魅力を、現代の虫愛づる姫君・メレ山メレ子が綴ります。いわゆる“虫屋”でも研究者でもない一介のOL・メレ山メレ子が、わたしたちの身近なところにいる20の虫について、日本、はたまた世界へ飛び出し体当たりで総力取材。等身大の言葉でもって語られる虫たちの、なんといとしきことよ……!Web文芸誌・マトグロッソの連載「ときめき昆虫学」を単行本化。
Posted by ブクログ 2015年08月28日
昨夜の食卓にて。
私「ふふふ…。
実は、クマムシってねぇ。案外身近にいるんだよ。」
娘「は?クマムシ??」←昆虫全く興味なし。
私「路上の汚いコケの中なんかにね。
ブロックの割れ目なんかに生えてるでしょ。
クマムシはそういうトコに生息してるんだって。
いやぁ~、私も知らなかった...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月05日
現代の虫めづる姫君とは、まさにメレ山メレ子さんのことでしょう。むしろ生まれかわり?それはまあ言いすぎかもしれませんが、それぐらい虫への愛が溢れています。
それに加えて、テンポ良い文章にセンスのある表現、そして面白すぎる(実際にそう言ってそうな)アフレコ…。
メレ山さんのすてきな感性に惚れます!!
読...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月14日
虫(蟲)好き女子の蟲の愛が詰まった一冊。全編で20編。
20もの蟲との愛の語り合い、すれ違いが綴られている。
興味の赴くまま、興奮が掻き立てられるまま、綴られるその思いは圧倒されるものがある。
読んでいるこちらも楽しくなる。文体も面白いし、ぐいぐい引き込まれる。こんな本読んでいる場合じゃねえ!外に行...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月17日
本屋さんで昆虫本のあたりをうろうろしていると、少し毛色の変わった装丁の本書が目に留まる。僕らみたいな元昆虫少年には、ちょうど良い程度の昆虫(昆虫だけではなく、広義の虫)の世界への誘導書だ。
蚕の章では、小学生の頃、飼育していた蚕のすべすべの触感がよみがえり、一齢幼虫には桑の葉をきざんで与えていたこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月01日
非常に面白かった。
時間が無くて、一気に読めなずに数日に訳でちょびちょび読んだのだけど、推理小説以外で「次、どんな話なのかな」と思ってワクワクしながら本を開く経験は久しぶりで良かった。
大人の人の夢中の「好き」に触れるのがとにかく好きなのだけれど、私、本当に「昆虫を見る”だけ”」は大好きなんだよなぁ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月12日
著者は学者とかその手の専門家とかではないが、「とにかく虫が好き!」で、虫好き人間たちとのネットワークも豊富だし活動も活発。
この本も、最初は「本当に虫の本なのか?」と思ったが、著者の「今までに届かなかった人達に手に取って欲しい」との願いがデザインや構成・内容に反映されているらしい。
堅苦しくなく、生...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月24日
世の中にはいろいろな人がいる。片側では忌避されているものでもその反対には溺愛をする人たちがいる。それが当たり前な世界なのだけどそのかい離が大きければ大きいほど興味をそそられる中間層のごく一部にいたい。それが外から見る一番良い立場ではないかと思われる。
一冊の中にこれほど昆虫に関連する情報が多い...続きを読む