メレ山メレ子のレビュー一覧

  • ときめき昆虫学

    Posted by ブクログ

    虫本に弱いのである。

    かなり主張の強い装丁の本書、著者は人気ブロガーらしいがこれまで著作もブログも読んだことがない。だが何だろう、この既視感。

    記憶と記録をたどってみると、どうも『「虫目」のススメ』かな、と思い当たる。似たようなところに行っていたりするし。ベスト虫本と言える『孤独なバッタが群れるとき』やら『アリの巣の生き物図鑑』の著書やらが登場するのも影響しているか。

    「虫目」のときも思ったが、虫本の面白さは、虫好き道を極めた廃人たちである。本書もその点ではそこそこいけているのだが、どうにも記述がライトで廃人ぶりがまだ伝わりきらない。虫の専門書ではないのだから、虫と人間社会の関わりという

    0
    2022年06月01日