滝田務雄のレビュー一覧

  • 不良品探偵

    Posted by ブクログ

    田舎の刑事シリーズのファンです。新シリーズは高校生コンビ。
    会話の応酬で読ませる構成はここまで来るともはや落語。(それを意識してるのか、毎話かならず落語のオチのような締め方してますしね)その反動で、地の文による描写が少ないせいか、キャラクターがいまひとつ生き生きと動いている感じがしないのがもったいない。
    結果、なんだか全体的にサラッと終わってしまう印象。
    これを原作に、だれかコミカライズしてくれると面白いマンガになりそうな気はするのですが……。(もしくは誰か噺家さんに演じて貰うか…)
    あとがきで作者本人が、MのボケとSのツッコミ、SのボケとMのツッコミ、と高校生コンビと刑事コンビを分類してたの

    0
    2017年06月14日
  • 不良品探偵

    Posted by ブクログ

    思ったよりも、不良品探偵くんがへっぽこでなかった(笑)
    というか、かなり優秀じゃないの。ま、ちょいとずれた部分はあるけど、それも、またご愛敬。
    むしろ、いろんな意味で暴力的な一馬くんの方が問題児に見えるー。
    高校生探偵藍須くん。またのご活躍を楽しみにしておりまする。
    刑事コンビのお約束の展開も面白い。でも、刑事課が地下にある警察署ってどんなんだ(笑)

    0
    2017年05月25日
  • 和気有町屋南部署 デカは死ななきゃ治らない

    Posted by ブクログ

    コメディなミステリ連作短編集。
    往年の名探偵が犯罪に関わった人々を集めて作った町という変な設定で、犯罪者以上に変人ぞろいの刑事たちが騒動を巻き起こす。
    全体としてとぼけた味わいだが、けっこうしっかりミステリな部分もあり。ギャグのセンスは好きずきだと思うが、個人的には面白かった。
    この著者の田舎の刑事シリーズは読んだことあるが、他の作品も読んでみたい。

    0
    2017年04月28日
  • ポンコツ探偵の名推理

    Posted by ブクログ

    全体的にバカミスというか、この作者いつもの感じの肩の力を抜いて読む感じのお話。重たい話ばっかり読んでるとこういうB級臭がハンパない本が癒されます。そんなお口直し的な感じに楽しむのが最良の一冊かな。逆にこういうのばっかり読んでてもそれはそれで疲れそうなので「重たい話の後に読む用」としてストックされるのがよろしいかと。

    0
    2016年02月19日
  • ポンコツ探偵の名推理

    Posted by ブクログ

    昔は敏腕刑事だった八房文次郎は、今は無職で妻子とも別居中。バイトも次々とクビになるというポンコツぶり。そんな男が不可解な事件の謎を解いていきます。主人公と相棒のバティ感がコミカルで面白いですし、コンゲーム、倒叙、手記など、どの短編も異なる趣向で飽きさせず、なかなか良い出来栄えのユーモアミステリーだと思います。
    ベストは【ポンコツ探偵、語る】。構成を活かした捻りがよく効いています。

    0
    2016年02月02日
  • ポンコツ探偵の名推理

    Posted by ブクログ

    八房サン(笑)
    笑っちゃいけないのだけど、笑ってしまう。
    なんだか、いろんな意味でお気の毒(笑)

    0
    2015年12月10日
  • 田舎の刑事の趣味とお仕事

    Posted by ブクログ

    田舎を舞台にした作品であるんだけど、ちょっと田舎設定が甘いのではないかと…田舎っぽさをもいちょいほしかった。
    キャラ設定はおもしろかった。

    0
    2014年08月03日
  • 田舎の刑事の趣味とお仕事

    Posted by ブクログ

    3 

    時折、曖昧であやふやな描写が見受けられ、まだこなれていないなあという印象。特にトリックの説明の場面で明快さを欠くようなところがあったり、会話文の連続したところで発言者が曖昧だったり、2編目の“あそこの施設の関係者以外は別ですが”の矛盾したくだりなど、ロジカルな謎解きものとしては少々粗が目立つ。が、ユーモア面、キャラクターなどざっくりと全体を見ればそこそこ面白かった。ウサ丸くんの切れ味が際立つ。

    0
    2013年06月03日
  • 田舎の刑事の趣味とお仕事

    Posted by ブクログ

     私の読解力が乏しいのか、犯行現場の細かい部分がわかりにくいところがありました。
     例えば、クーラーボックスのサイズのことやトーテムポールの細部をくどいほどに書かれていますが、いまいち把握できず何度か読み返してしまいました。
     早い段階で犯人の見当がつくのが多いけど、それからのやり取りがコメディタッチな部分も含めてなかなかおもしろく読めました。
     ただ、読んでからドラマを見るのはいいですが、ドラマを見てから読む本ではありません。

    0
    2013年04月15日
  • 田舎の刑事の動物記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    深夜ドラマ『刑事黒川☆鈴木』の原作本第2弾。と思ったら、この本がネタになってたドラマはなかったので、これを原作にしてドラマが作れるかも。
    相変わらずの脱力系・笑えるミステリでした。
    キャラクター小説です。私は大好きですが、真面目なミステリを期待すると違うかも。
    Hネタはないので、子どもにも読ませられます。

    0
    2012年08月30日
  • 田舎の刑事の動物記

    Posted by ブクログ

    「田舎の刑事の趣味とお仕事」に続く第2弾です。

    いやぁ、今回も笑いました。
    黒川・白石の掛け合い。
    黒川・黒川の奥さんの攻防(黒川さん攻め込まれてばっかりですが)。
    真面目な部下の赤木君もなんだか順応してきた感じで、色んな意味で成長してきてます。
    課長もただのマイペースかと思いきや、黒川に対してなんか黒いし(笑)
    黒川さんが不憫です。まぁそこが面白いのですが(笑)
    主人公なのに壊れすぎなんですよね・・・

    今回は前作よりも事件がスケールアップしてます。
    殺人事件もあるし、台湾で事件に遭遇!なんて事も。
    このシリーズ、ただの脱力系ではなく、ミステリーとしてもちゃんとしてます。事件を解決する時の

    0
    2012年08月27日
  • 田舎の刑事の趣味とお仕事

    Posted by ブクログ

    TVドラマ『刑事 黒川鈴木』の原作本。

    ドラマが面白かったので、原作を読んでみた。

    先に読めばよかったかな。ドラマとほぼ同じ内容だったため、
    自分にとっては新鮮味がなかった。残念。

    活字で読んでも面白いが、これはドラマで見るほうが面白い。
    部下の白石くん(ドラマだと田辺誠一)は役にピッタリ。

    シリーズものらしく、1話完結でサクサク読めるため続刊を
    読んでもよいが、絶対に読みたいというほどではないかな。

    0
    2012年08月19日
  • 田舎の刑事の趣味とお仕事

    Posted by ブクログ

    「愉快な脱力系ミステリー」らしいのですが、
    ほんと脱力ヽ(゜▽、゜)ノ(←褒めてます)

    いやぁ、なんとも言えない独特の空気感。
    黒川と白石のキャラが面白すぎる上に、黒川の奥さん!!
    すごい人登場です。

    事件は事件で、黒川さんがきっちり解決してくれますが、そんな事どっちでもよくなるぐらいキャラが可笑しいです。
    生真面目な黒川さんですが、ネットゲームを趣味とし、そこでは女子大生としてふるまっています。黒川さんっておじさんですよ?しょっぱなからこのギャップに笑えます。

    そしてさらにそのネットゲームに本名で現れる白石。
    この白石のバカっぷりもすごいです。
    そしてそのバカな部下を罵る黒川さんがまた

    0
    2012年08月18日
  • 田舎の刑事の趣味とお仕事

    Posted by ブクログ

    木曜深夜ドラマ『刑事☆黒川鈴木』の原作小説。
    恥ずかしながら、ドラマを見て初めて知った作者さんです。
    新人賞受賞作を含む短編集。

    ドラマを見ていたせいか、キャラの顔が(役者さんの顔で)再現されて、面白く読みました。
    創元推理からこんなやわらかい小説が出ていたとは意外。
    最近、作家買いが多くて、出版社その他の動向に疎くなってるなぁ…

    0
    2012年04月21日
  • 田舎の刑事の動物記

    Posted by ブクログ

    黒川鈴木刑事の第2弾★

    次第に奥さんからの風当たりが強くなっていきます(笑)

    そして、グローバルに活躍?と見逃せませんね。白石くんは相変わらずのバカっぷりです!

    0
    2012年04月15日
  • 田舎の刑事の趣味とお仕事

    Posted by ブクログ

    第三回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、シリーズ第1弾短編集。
    本わさび泥棒、周りに何もないコンビニでの立てこもり事件など田舎ならではの謎設定、なんともとぼけた脱力系の雰囲気は第2弾と同じで、天然ボケの部下、役立たずの上司、個性の強い妻に囲まれて悪戦苦闘しつつ事件を解決する黒川刑事。肩の力を抜いて気楽に読める。
    第1話ではそこそこ冷静な切れ者風の主人公が、奥さんの比重が増えるとともに壊れてくる過程が面白い。

    0
    2012年04月01日
  • 田舎の刑事の趣味とお仕事

    Posted by ブクログ

    コントのようなコミカルな推理小説。
    白石に対する黒川の悪態がおもしろい。
    短編集なのでさくっと読めた

    0
    2012年02月26日
  • 田舎の刑事の動物記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前に読んだ『田舎の刑事の趣味とお仕事』の第2弾です
    この時も書きましたが、わたしこういうミステリー好きなのです
    主人公の黒川鈴木は、田舎にいる、ドラマ『相棒』の杉下右京みたい
    ちょっとした犯人の言葉や仕草で、事件を解決していくのですよ
    『相棒』と比べると、廻りの人たちはかなりゆるいのですが
    いい味といいヒントを出しているのは同じかなぁ
    ただ、創元推理文庫は文字が小さくて
    目が疲れるのが難かなぁ・・・

    0
    2012年01月27日
  • 田舎の刑事の動物記

    Posted by ブクログ

    某田舎の警察署の刑事課を舞台にした「脱力系刑事モノ」の第2段。

    主人公たちのやり取りが面白い。
    相変わらずほんわかとした(殺人事件などもあるにはあるが)内容であります。

    0
    2012年01月10日
  • 田舎の刑事の動物記

    Posted by ブクログ

    なんでも屋と化している田舎の刑事課の奮闘記。
    前作と変わらずユーモアたっぷりで刑事・黒川の推理が冴え渡っています。

    【田舎の刑事の夏休みの絵日記】のどかな田舎でついに他殺体が発見。ビニールシートにくるまれ水を掛けられた死体の謎。
    この事件では署長の娘が描いた絵日記の役割が絶妙です。
    警察署のおかしな状況には笑いましたが、こんな非常識なことが事件とこんな風にかかわってくるのに唸りました。ラストのオチも利いてます。

    【田舎の刑事の昆虫記】この事件は黒川が犯人をじわじわと追い詰めていくのが楽しいです。あばあちゃん子が多い田舎の警察署もおもしろい。

    【田舎の刑事の台湾旅行記】誘拐事件の真相は小ネ

    0
    2013年05月30日