庄子大亮のレビュー一覧

  • アトランティス・ミステリー プラトンは何を伝えたかったのか

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    現代から一万二千年前、大西洋上にアトランティスという繁栄する島があった。
    だが次第に堕落し、神罰によって一昼夜にして海中に没してしまった―。
    プラトンが「全面的に真実の話」として書き遺した、アトランティス伝説である。
    「アトランティスは実在した。
    いま大西洋に沈んでいる」「いや、クレタ島のことだ」「アイルランドだ」「南極だ」などと諸説紛々、だがどれも根拠薄弱。
    しかし、ヨーロッパ人が持つ先入観とは無縁であり、さらにプラトンの真意を見抜く歴史学者の眼を持つ著者の論説は、瞠目に値する。

    [ 目次 ]
    第1章 アトランティス伝説とは何か
    第2章 アトランティスは文明の起源か?―大西洋

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    2011年04月24日
  • ぶっ飛びまくるゼウスたち

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    ギリシャ神話の神々のぶっ飛びエピソードがゆるい文体とポップなイラストで綴られていて面白かった。

    小学生が好きそうな内容。

    息抜きに読んだ。

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    2024年01月13日
  • アトランティス=ムーの系譜学 〈失われた大陸〉が映す近代日本

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    「アトランティス」「ムー」に胸ときめかせた思春期に思いをはせながら、なぜあんなにも「失われた大陸」に魅了されていたのか、その理由がわかるかもしれないと思い、手に取りました。結果、予想を上回る面白さで、大満足でした。
    私自身は、今やムーもアトランティスも(レムリアも)実在はしていなかった、と考えてはいるのですが、明治時代から日本ではかなりのいい年をした大人が、大真面目にアトランティスやムーの実在を論じ、時には戦前の軍国主義・国粋主義にまで影響を与えていたことを知って、驚きました。近代日本においてアトランティス・ムーがどのように取り扱われてきたか、現代ではどうなのか、私たちにとって〈失われた大陸〉

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    2023年08月31日
  • アトランティス=ムーの系譜学 〈失われた大陸〉が映す近代日本

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    日本近代のムー・アトランティス大陸受容史は貴重で、新興国日本の自尊心やヨーロッパ列強に対する焦りが日本独自の解釈を引き出した事か知れた。

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    2022年12月03日
  • アトランティス・ミステリー プラトンは何を伝えたかったのか

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    タイトルはいかにも「と本」だが、従来の説から自説まで丁寧にまとめられた至極真面目な本。サントリーニ島説あたりで止まってる人は最近の説を。漫画「イリヤッド」が面白かった人が読んでも、楽しめると思う。
    古事記がフィクションであるのと同じ程度にアトランティスの記述はフィクションであり、歴史物語には作者の意図が込められる、ということを前提として我々は思考を開始しなければならない。

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    2015年01月12日
  • アトランティス・ミステリー プラトンは何を伝えたかったのか

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    アトランティスをめぐるいろんな説の紹介と著者の自論。
    正直、夢のない結論だなーと思ったけど、うなづけるところはあります。

    アトランティスをめぐって、こんなにたくさんの人がいろんな説を唱えていることが面白い。だいたい「1万2千年前」って、どんな時代なのか、全く想像つかないよなぁ。

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    2011年08月08日