斉須政雄のレビュー一覧
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仕事論であり
アイデア論であり
人生論であり
ある種のハラスメント論でもある
いつ読んでも、そのときの読み手の器に必要なものが注がれる本。時代のズレがあっても、なお普遍であり続ける言葉がたくさん詰まってます。Posted by ブクログ -
テレビプロデューサーの佐久間さんの著書で紹介されていたので、本書を手に取りました。彼の言っていた通り、仕事へのモチベーションが湧いてくるお話でした。最も印象に残ったことは、「成功しても初心を忘れない」です。わたし自身も、40才を前に、若い頃のがむしゃらな気持ちを忘れつつありました。また、本当に優秀な...続きを読むPosted by ブクログ
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とても良い。
自身の仕事にも通じる仕事観だなと感じた。
まさに職人ということかもしれないが、プロフェッショナリズムとはこういうことなのかも。
自然と言葉が紡がれているのがよい。Posted by ブクログ -
プロの職人は皆さんこういうメンタリティを持っていらっしゃるのでしょう。
ついつい楽な方に逃げてしまいたくなる自分には痛い言葉もありましたが気持ちが引き締まる言葉でもありました。
気持ちが緩んだ時に読み直したいと思います。Posted by ブクログ -
何の仕事にも通じる考え方だと思いました。
初心を忘れず仕事と向き合い、奢ることなく挑戦し続けていけるのはすごいです。
白黒はっきり、効率よく最短を
ではなく、流れに身を任せてひとつひとつを大事に、一歩一歩進んで行く。
斉須さんの仰る通り、読んだので実践していきたいです。
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【刺さった内容】
掃除を第一にしている。掃除の出来ない人は何もできない。整理整頓がなされていることは、仕事がきちんとなされているための基本
【糧になったこと】
著者の斉須さんの言う掃除は徹底していました。汚れやすい場所にマットを敷くと言ったやっつけ仕事ではありませんでした。その様な事をすると気持ちが...続きを読むPosted by ブクログ -
やばい胸熱。「アスパラを投げつけてやった」みたい激情派なエピソードがある一方で、「習慣は人格」みたいな静謐ささえ感じる言葉が繰り出されて、1ページ1ページに引き込まれた。ほぼ日的な文章で読みやすいし、温かい。こういう文章書きたいなぁ。Posted by ブクログ
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フランスの有名店を渡り歩く中
技術を磨き 素晴らしい料理人たちと
切磋琢磨していく
胸の熱くなる 仕事っぷりです
やはり できれば若いころに
一度は 振り絞るように全力で
働くことって 素晴らしいと思うなぁPosted by ブクログ -
醸成されたフィロソフィーに、圧倒的物量をこなし得た「手」がシンクロしたときにのみ、はじめて珠玉の一皿が世に産声を上げる。
玄妙の境地を、所謂、「職人の勘」で済ませることなく、精緻に言語化することに努めるシェフの姿勢は、真に心を打つ。
いつか、ここに行きたいと、切に思う。Posted by ブクログ -
熱い料理人のお話。斉須さんが現場で培ってきた経験は、同業種のみならずどのお仕事でも通ずることがあるように感じたため、自分の仕事に対する姿勢に置き換えて読むことができた。Posted by ブクログ
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一番優秀な人は無職透明。
難しすぎませんか?って思いました。でも、言いたいことはすごい分かります。
組織は色々制約があって、自分の創造性を発揮することは難しいと、ずっと思い続けています。
でもでも、無色透明は1番だと思いますし、そうなれたら幸せ。
色々なことを諦めているが、1つ1つ自分で感じて行...続きを読むPosted by ブクログ -
タイパ、効率。そう言う事ではなくシンプルに愚直に向き合ってこそわかる、身になる。仕事に対する向き合い方を考えさせてくれる本。Posted by ブクログ
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フランス料理のシェフである著者が、見習いからフランスにわたり数店舗の経験を経て日本に帰ってくる。
各お店で学んだことや感じたことが書いてある本
プロの料理人って大変だなと思った。今でいうブラック企業のやりがい搾取といわれてもおかしくない。
ただ、覚悟を決めて本気でやるからこそ得られるものもあり、...続きを読むPosted by ブクログ -
フランス料理の名店の料理長による本。
佐久間宣行さんが紹介していたので自分も読んでみました。
とにかく厳しい料理の世界。70年代に単身フランスに渡った筆者のフランスでの苦労話に勇気を貰えた。日本人である事への差別や言語の壁など、困難にぶつかりながらも成長していく筆者に感情移入してしまう。
屋根裏部屋...続きを読むPosted by ブクログ -
自分とは全く違う場所にいる誰かの、生活や仕事の一部分を垣間見ることができるのが、読書の良いところだなあと思う。想像する余白があるのも良いPosted by ブクログ
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ごちそうを作る人の美味しい本だと思って読み始めました。
違いました。
生き様の本。
そして、人種差別されることを経験した方の回顧録でした。
差別する国に行かなければわからない感覚…
想像するしかないですが、すばらしいレシピと、そして差別する国の中にいながら差別しない人たちとの交流エピソードが、差別す...続きを読むPosted by ブクログ -
「ないまぜ」である方が味わい深い。
効率だけを求めるのでなく、酸いも甘いも沢山体験すべき。
気立てが良く、健康であれば、人として大きくなれる。Posted by ブクログ -
白金高輪のフレンチの名店コートドールのオーナーシェフであり、日本のフランス料理の匠である著者が23歳の若さで飛び込んだフランスでの6つの店での武者修行と日本に戻ってきてからのコートドールでの経験を振り返る仕事論。
フランスでの6つの店での修行をそれぞれの店ごとに章立てて叙述されており、その店で何を...続きを読むPosted by ブクログ -
コート・ドールに来る前までのいろいろなフランスの職場での経験の部分はとてもおもしろいです。物語としても。あと、様々な経営スタイル、マネジメントスタイルを語る上でも。最後の自分の今のレストランを語るときには、客観視できるわけはないので、そのような冷静な分析はされないです。ただ、うまくいかなかったレスト...続きを読むPosted by ブクログ
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2014.9/20 フランス修行時代からの料理を通しての哲学が存分に語られています。「(素材が)作為に満ちたものが市場に入ってくるようになっている。〜〜『笑顔で麻薬を注入し続けているような食品』が増えてきている現実」かぁ。掃除に対する哲学は学ぶところ多し。Posted by ブクログ