智本光隆のレビュー一覧

  • 細川忠興戦記 本能寺将星録 下

    購入済み

    本能寺将星🌟

    否応なしに面白い。出きれば続編が欲しい。

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    2019年04月09日
  • 神剣の守護者

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     楠木正成の子孫である楠木正具を主人公に楠木氏や北畠氏にスポットを当て、上洛目前の信長との対決を描いている。登場人物がいきいきと描かれ、導かれるままに読み終わってしまった。草薙剣をめぐる陰謀を絡めることで正具と中村藤吉郎(秀吉)を上手く結びつけていた。そして正具の「悪党」としての筋の通った生き方、北畠の娘である雪姫の凛とした姿勢が気持よい。
      もう一人のの主人公である秀吉の描き方も面白い。ひょうたんの馬印や立身出世、蜂須賀党の掌握、勝家との確執、光秀との山崎の戦い、そして天下統一といった後に起きる事件のきっかけがこの伊勢をめぐる攻防の中に無理なく収められていた。これらは読者へのサービスだと思

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    2014年04月18日
  • 細川忠興戦記 本能寺将星録 下

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     なんとも言いがたい読後感だった。お互いに策を巡らせるだけでなく、それを味方に対しても明らかにせず、それぞれが腹に一物を抱え、さらにいがみ合ったもの同士が馬を並べるという無茶苦茶な状況でありながらちゃんと決着がついてしまうという展開は見事としか言い用がなかった。もちろんいくつかの反則技ともいえることはしているが、それを使うことができる者が使っているため反則と言い切れないあたり上手いと言わざるをえない。伝奇的な展開になるのではと思っていたが、そのような展開にはならなかった。とはいえそれを匂わせる様な描写はあり、またそれが本能寺の変に無関係とも言い切れず、そのあたりが微妙な読後感につながっているの

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    2013年07月28日
  • 細川忠興戦記 本能寺将星録 上

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     本能寺の変の真相を細川忠興が明らかにし、真の敵を討つというのが大筋の流れであるが、信長に対する極端なまでの傾倒により史実とはかなり異なる印象となっている。セミナリヨが絡み始めたあたりから伝奇方面へ舵を切りそうな雰囲気にもなったが、ひとまずは普通の仮想戦記として進んでいる。とはいえ頻繁にセミナリヨが登場し、それらしいフレーズも出てきたりするので油断はできない。セミナリヨが策謀の舞台であったことは間違いないのだが、果たしてそれだけなのか?本当の黒幕ではないのか?という疑念もあり、この先どう展開するのか読めない。

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    2013年07月20日
  • 関ヶ原群雄伝 3 小早川秀秋の決断

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    大谷吉継の息子、大学を主人公にした仮想戦記。全3巻。
    それほど期待していなかった分、意外に楽しめた。大学の他に信繁や秀秋など、関ヶ原の時点で吉継や三成の次の世代が主役の物語というのは、結構新鮮でした。
    有能すぎる親父たちにあっけに取られる大学が楽しい。でも、1~2巻までの思わせぶりな描写は伏線かと思ったのに、全く触れられずに終わってしまったのは残念。

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    2011年12月15日
  • 関ヶ原群雄伝 3 小早川秀秋の決断

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    なんか色々いいとこずくめの西軍ですが、本書の見所は、やっぱり小早川秀秋でしょう。なんだかものすごいツンデレな感じの愛すべき人になってます。
    だったらいいな〜of 西軍
    なんで俺ばっかり運ないの? in家康
    一応ちゃんとまとまった感じで締めてあるので安心しました。

    色々強い武将はでてきますが実は、
    武将でもなんでもない鈴木一刀斎が一番てこと?

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    2010年06月01日
  • 関ヶ原群雄伝 2 織田秀信の覚悟

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    主人公の大谷吉勝は、パパに比べるとまだまだ青臭く、印象が薄いです。でも意外にも面白かった。1巻より本巻の方がよくできてた。本来は活躍する事なく散っていった若手戦国武将成長物語です。今回は三法師様こと織田秀信の岐阜城が中心の話です。

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    2010年03月11日