長谷川町蔵のレビュー一覧
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現在、最も世界でマネーを生み出している音楽ジャンルであるヒップホップについて、”クラブに行ったことがない”、”ラジカセを街中でかついで「Hey Man」と言ったことがない(LL Cool Jを参照のこと)”といった文化系の読者に対して、わかりやすく解説してくれるベストセラーの第二弾。
第二弾となる本書では主に2012-2014年度の各年度のヒップホップシーンについて、多数のディスクガイドと共に、”何が新しいのか?”、”近年その関係性がさらに強まった感のあるヒップホップとジャズの距離感は?”といった観点から、行われる解説は非常に面白い。
個人的にはこれでDrakeの一連の作品の素晴らしさに気 -
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ロックは(ドロップアウト)で資本主義からの脱却を特徴としている、
だからロックで売れてお金持ちになるのは資本主義の中で成功しちゃってるから矛盾する。
ヒップホップはその逆って表現が面白かった!
あとヒップホップの苦手としている弱い僕を表現することをカニエ・ウエストが(808 heartbreak)でやった点も、
そういえばリアルタイムで聴いてたなって思ってヒップホップの変革に高校時代に立ち会えていたと思って嬉しくなった!
ギャングスタだけがヒップホップじゃない!
日本人がヒップホップに対して抱いているイメージを変えてくれそうな一冊でした! -
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ネタバレヒップホップの誕生から現在に至るまでの話が延々と書いてあって、正直興味ないとか、聞いたことのない人には実感が伴わない内容であるかと思いきや最後の方にある「ヒップホップの楽しみ方」の部分が面白かった。
「ヒップホップの楽しみ方」では本の序盤~中盤にある概要を元にヒップホップと他の文化の類似性について記載してある。
プロレスとの類似性という話がしっくり来て、要するに作る側の人間は問題を起こしたりビーフによって悪目立ちすることで話題を生み、聞く側の人間はそれを含めて楽しむ。
少なくとも文化系にとっての楽しみ方としては、自分との類似性、親近感を持つことではなくテレビの向こう側にあるエンターテイメン -
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中学生の頃に背伸びして聴き始めたヒップホップ。トラックやライムが心地良いと思えるようになるもイマイチはまり切れていなかった。
そんな中、最近本書を目にしたので「これはっ!」と思い購入した次第である。
この本はヒップホップの誕生から現代までの歴史を著者の2人が対談形式でお届けするという形式で、著者の一人である大和田俊之さんは慶應大学で教壇にたち、私も授業を取ったことのある先生だ。
本書に登場する大和田先生のゼミ生(生粋の帰国子女)によれば、ヒップホップとはコンペティションなのだという。レペゼン◯◯(◯◯出身)と言うように、地元主義が強く派閥間での対立も多く、よく歌詞の中で他人へのDIS(攻撃 -
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トライブ=部族転じてファン集団=ヘッズ レペゼン=代表転じて出身 イル=イカれてる転じて格好いい ドープ=麻薬転じて最高にイカした コンペティション 弱肉強食の世界 コンプトン ビーフ=アーティスト間の争い 競技 ジャマイカ ブロンクス クールハーク ジャイアンのジャイ子への愛 ジェームスブラウン ドラムブレイク RUNDMC 起承転結の否定 アフリカバンバータ けんかが強いのに文科系 ブロックパーティ ネイティブタン デラソウル アメリカの黒人人口ってたかだか12〜13%なんで フォークロア【folklore】民間伝承。民俗学 サウスセントラル→サウスロサンゼルス チカーノ バンダラップ
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Posted by ブクログ
「ヒップホップは即実的なルールのもとに行われるゲームである」という主張はとても興味深く、引き込まれました。音楽好きの日本人のためにヒップホップを分かりやすく解説する、というコンセプトも面白いと思います。
ただ、「入門」とタイトルについている割には、あまり丁寧な作りではない気がしました。
特に、年表が無いのは致命的な欠陥だと思います。
アーティスト名は本文中に数多く登場するのですが、それぞれが活躍した年号など横軸の情報が薄いため、大局でのヒップホップの流れが見えにかったです。いちおう、章を追うごとに現在へと近づく構成にはなっていますし、前半のヒップホップ誕生部分は流れに沿っていて理解しやすか -
Posted by ブクログ
なにが文化系?なのかはよくわからない。
たぶんヒップホップを語るにあたって仕方ないのだろうけど、人名やグループ名がとにかく多くて、ひとりにつきほとんど触れないこともあるために、この記述って意味あんのかな、と。まあディスクガイドみたいな使い方をするならいいのかな。
ヒップホップとは……
男子中学生同士の洗練された口喧嘩。内省やオリジナリティ重視がロックであるならば、ヒップホップは外部から検索してとってくるクラウド的イメージ。ロックが純文だとすると、文学の世界もだんだんヒップホップ的になってくると予想しているけど…トマス・ピンチョンみたいな感じかな?
ロックの聖域が「駄目な僕」で、「個」よりも