木村ヒデサトのレビュー一覧
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前半は、表題作の主人公ヨシキの弟のなおとと同級生のシュウのお話『好きだよ、秘密だよ』後半に、表題作『マリアボーイ』前編、後編。
こちらの作品も独特の世界観、でした。
カバー下にギッシリと手書きされているお蔵入りしたというお話『草稿劇場(マリアの自白は字が汚い)』も、ヨシキやなおと含むヨシキの家族を知るのに必要な作品の一部だなぁ~っていう。
ヨシキの歪みというか、ソレはいつどこから始まったのだろう、それとももって生まれたもの?っていう疑問の答えは明確にはなかったと思うけど、『草稿劇場』で少し見えたような気もする。
個人的には『マリアはなおとなんじゃないかなぁ?』と思うけれども、致さずして妊娠出産したっていうミラクルなところが、なんだろう。
正大に歪みながらもなおとを護ってきた、というところが、母が子を護るが如くに、なのかな。
それとも、ヨシキ、なおと、二人共がマリアボーイなのか。
DVやら執着やら、暗~く重~くなりそうなのに、そうはならないところ、幸せに過ごせそうな安心感を感じるラスト… やっぱりクセになるかもです。 -
購入済み
BookLiveの神対応
ヒデサトさん、好きです。絵の感じとかシュールでちょっとアングラな雰囲気とか。こちらもほのぼのしてるのにピリッとスパイスが効いている短編集で楽しめました。ところで。作品のレビューではないのですが、BookLiveさんの神対応について。こちらの作品、以前はもっと画像の解像度が低かったのです。先日こちらの作品を読み返して気になったので問い合わせしたのですが、本日、対処したとのお返事。確かに前よりは画像の粗さが気にならない!紙本だとかさばってしまうので、私はここ数年電子化を進めており5つくらいの電子図書サイトを利用しているのですが、他のサイトではこんな対応はしてもらえません。別件の問い合わせですがほぼ『そういうものなので申し訳ないが我慢してください』系とか『今後はこのようなことのないように善処していきます』系で。BookLiveいい!白抜き修正は強めなのでその点はなんですが(笑)安心して購入できます。対応に感動してしまい、長々と関係ないレビューごめんなさい。
ヒデサトさんの作品では『鬼は笑うか』が私的最高です。より闇度が高い『おれ、被害者』も大好き。 -
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ネタバレ近隣の書店や県内のアニメイトを探しても、無くて、ネットでとりよせてやっっっと読むことができました。(一年探した)
よかったです。ハッピーエンドの感じでした。
特に、最初は「アレ?高校生のほんわかBLやん…」と思っていたのですが、途中マリアボーイから入る前あたりから「あ、これはヨシキの物語なんだ」って思いました。
マリアボーイの話はすごい好きでした。ですが、その前の弟の話があんまり好きになれませんでした。
ヨシキだって、歪んではいるものの、息子として(表紙裏の草原より)なおとを愛しているのに、どうしてそれが阻まれなければならないんだろう。どうして、ヨシキだけが不憫で、嫌なプレイされて傷つかなきゃいけないんだろうと思いました。
なぜ、この2人だけが救われて、兄のことは救おうとしてくれないんだろう。もう少し、西原さんのことでも頑張ってくれてよかったんじゃないか。と思って泣きました。
でも、マリアボーイ前編あたりから、加藤くんが出てきて、救われた感がありました。コミカルな感じで描かれているし、途中のご飯のあたりとシャワーのシーンあたりの比較が凄い差があって、ドキドキしました。
もっと、マリアボーイの話が欲しかったので、星4です!!!!!!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ中学生だし生理ネタだしなんか重いらしいし、前作のマリアボーイも割と暗い感じだったしとんでもないのだったらどうしようと思いながら読んだ。そんなに心配しなくてもよかった。
大人×中学生は割と短編とかで読んだ気がするけど、中学生同士の話って自分の中では新鮮だったから、中学生ってどんなんだっけな……と思い出しながら読んだ。攻めの子がすごく純朴でいい子で、中学生ってこんなんだっけ…と思ったけど中学生って小学7年生の子もいれば高校0年生の子もいて確かにビッミョーな年頃だったなって思う。
受けの子の設定はけっこう重い。お母さんは出て行ってお父さんには暴力ふるわれて担任の女の先生に助けてもらえたかと思ったらその婚約者である男の先生に性的暴力ふるわれる。でも文面より暗く感じない。この話、もっと悲劇的に救いようなくかわいそうな話にもできたと思うんだけど、この作者さんはそうしなかったんだなあ。
受けの子はこんな境遇でちょっと意地っ張りで強気にふるまってるけど。アイドルが好きだったり攻めの子を励まそうと深夜に連れ出したり照れたり笑ったり失敗したり思った以上に普通。
今まで読んできたノンケ×ゲイとか純朴で優しいいいやつ×ちょっと捻くれた訳アリの子っていうCPは大体受けの子は、特別な存在として扱われて悲劇的に描かれるだけのものが多かった、ような、気がする。でもこの作品は結構普通。中学生だからなのかもしれない。
後半は高校生になった二人。こっちは受けの子の心情が多く描かれてる。そこもよかった。どっちかの心情だけに焦点を当てられると片方はどうなの?ってなっちゃう。
最後の妊娠チェックするくだりは最初、なにこれ笑えばいいのシリアスシーンなのなんなのって若干うろたえてしまった…けどその後のシーンで唸った……
これって最後の3年後の話は描きおろしなのかな…あれ?そもそもマーブルって雑誌はないんだっけ?
3年後の話がないまま終わってたら逆によかったかもしれないとちょっと思ったけど、でも商業BLはやっぱ3年後ないとな!と思い直した。
最後まで読んだ結果、めっちゃあまあまやん……という感想になった。 -
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痛い系を好んで描く人は、痛い経験を追体験することで消化しようとしているかもしれないし、自分の身に起きたら耐えられるんだろうかと考えずにいられないからかもしれないし、そんな経験をした人はどう折り合って生きているのだろうと思わずにいられないからかもしれないし、単にMかSかもしれない。もしくは単純に性的な意味合いで痛い行為が好きなのかもしれないので、この作者はどれだろう、って考えた時に一つ目、二つ目、三つ目くらいの「描く動機」があるんじゃないかな、と思う人のものは読みたいが、単純に性的嗜好であるとなると、それが透けて見えてはいかんジャンルではあるよな、痛い系。赤裸々に実体験を表現するのを売りにするノンフィクション作家と自称してない場合、フィクションを生み出す当人の性的嗜好なんて覗き見たいとは思わないからなぁ。本来の性的嗜好は秘してなんぼ、って思うし。『マリアボーイ』の衝撃以降、どうしても読みたくなる作家さんだが、この方はどれに当てはまってるんだろうなぁ。
収録『鹿島くんの知らない日常』好きだなー、鹿島の全人格分の話を描いてくれないかなぁ…『マリアボーイ』からハマってしまったけど、すっげぇ怖いのに楽観的な部分もあり、この塩梅が絶妙。当事者同士が幸せならいいか、と言う気持ちになる。癒えない内に次の傷が重なりじくじく膿んでいる感覚が生理的にダメな人はしんどいだろうな、と思うんだが、じっとり湿っているようでいながら当事者同士はそんな凹んでない感じがいい。小学生の頃、近所の浄水路で学校帰り裸足になって遊んでた感じ。どぶ川でしかないけど、裸足なら靴汚れないからいいか、足洗えばいいか、とか思ってる感覚、と言うか。どえらい汚い所に足ツッコんでるんだけど、楽しいし、親にバレない様に靴を汚さなければ問題ない、って思ってる感じと言うか。例えが難しいが、汚い処に在りながらも、これくらいなら平気、死なない、と勝手に思い込んでる感覚、的な。どんなに汚い公衆トイレでも、下している時は「漏らすよりはマシだろう!!」と不潔恐怖症に目を瞑れる自分との駆け引きとでも言うか。便座には腰下ろさなければ大丈夫だろう、的な。この作家さんは不潔萌えがある気がする…不潔萌えはス〇トロとは違うからなぁ、ニュアンス出すのは難しいだろうと思うんだよなぁ。誤解されるかもしれんし。
『未確認の証明』はかなり痛い。似た位置にいるのがはらださんの『ひきずる音』だろう。
表題作の『おれ、被害者』はARUKUさんの『琥珀の月』を彷彿とさせる。
つまり、非常に好みの作品を描かれる作家さん、と言う事だ。本作に収められているどの作品も非常に好きだ!! -
Posted by ブクログ
3.75ぐらい。久々にオッ…と思ったBL…
高校生二人が主人公の話でも、主人公二人は脇役感があって常にヨシキさんが主役って感じがした…
みんなちょっといっちゃってるタイプの人たちでぞくぞくする。
高校生二人の青さ、危なっかしさ、未来の不透明さと、ヨシキさんCPのすっからかん具合の対比がいい。すっからかんではないのかな。
果てしなく悲劇で暗い話にもできそうなネタばっか使ってあるのにライト。絶妙のタイミングでギャグを挟んできたりする。でも個人的にはライトすぎたかもしれない。意図的なライト。
キャラが好きなわけでも、CPが好きなわけでもなかったけど、退屈はしないし買ってよかったかなと思える。 -
Posted by ブクログ
表紙買いです。とにかく表紙と導入部分がすごくよくて、あっという間に引き込まれました。
いろんな意味で意表を突かれる展開で、表紙ほど中身の絵柄は好みではなく雑だなと思ったりもしたんですが、ストーリーにインパクトありました。
最初いきなり、美容師のヨシキに高校生のしゅうが黒髪戻ししてもらっているシーンから始まります。ヨシキからピアスをなぜ開けたのかと尋ねられ、それにしゅうがこたえる、というだけの場面。でも、他の説明がなくてもそれだけで二人の背景がぐぐっとあれこれ見えてくるんです。これはすごいなと。
その後もたたみかけるように、まさかまさかの真実がわいてでてきて目が離せなくなりました。
センセはすごい感覚の持ち主ですね~
いろんな目線を通してヨシキのことが描かれていて、その度に新しい一面が見えてくるサプライズ感がよかったです。
ヨシキの28までの人生が少しづつ明白になり、しだいに彼の孤独や不安が露呈されていきます。知る度に痛みが胸を直撃。
でも、なんか惹きつけられる魅力の持ち主なんですよね…
そんな彼の前に現れた加藤が、また意外性バツグンのキャラ。明るいアホらしさもあって男前で、ステキです。
彼ならヨシキを幸せにできるなと確信させられました。
学生cpの、なおととしゅうの話も思ってもいなかった展開で( ̄ー ̄)ニヤリとしてしまいました。
ここまで何度も何度もあっといわせてもらった作品は久々ではないかとww
★5つでもよかったんですが(カバー下の力作も読み応えあったし)、絵柄が表紙やストーリーほど好みじゃなかったという私的理由で。 -
Posted by ブクログ
木村ヒデサトさん二冊目のコミックス。アンソロで気になっていた作家さんで、一冊まるまる表題作(と関連作)というこちらを読んでみた。
最近こういう痛々しい作品(DVとかボコリ愛とか)多いなぁ。でも読後感は悪くない。迷走していた主人公もちゃんと幸せを見つけたし(*´ノ∀`*) デレたヨシキ可愛い!温かい手作りのごはん食べながら泣いてしまうシーンは反則ですよ…(泣)
でも加藤のキャラが掴めなくて、一抹の不安が残る。嘘つきだしイマイチ信用できない★ ヨシキに対する気持ちもハッキリ言葉にしてない気がするし、日によってテンションが違う気がして落ち着かない。
一応描きおろしでは仲良くイチャイチャしてたけど、弟カップルの方が抜群に安定感があるわ(笑)
その弟カップルの話も収録。妄想の逞しさも高校生同士らしい、可愛い二人(〃´ω`〃) 実はヨシキがいらん首突っ込んでたけど、こっちはなおとがシッカリしてるから大丈夫だな(笑)←実は一番大人だった
絵は独特だし話もテンションも独特だけど、エロが雰囲気あって良いね。ラブいイチャイチャした話もっと読みたいです♪
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