木原武一のレビュー一覧

  • 田舎暮らしと哲学

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    之を知る者は、之を好む者に如かず、之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。
    知識を愛し、生活を楽しむ著者の暮らしぶりが、何だか心落ち着く。
    ところで、第二の人生、隠居暮らしを夢見るビジネスパーソン必読!という帯の宣伝文句は大分的外れだよね。(笑)

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    2019年04月29日
  • 大人のための世界の名著50

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    選ばれている名著もバランスがよく、幅広い分野から選ばれており、納得のいくものである。
    1冊において、著者、作品紹介、内容の概略、著書からの抜粋、著書の判型案内と、コンパクトに3ページで各書、納められている。
    ブックガイドによっては、内容の説明はあるが、抜粋がないため、一体、どのような感じで書かれているかが、わからないものがあるが、その点、本書は、紹介されている書のトーンがわかり、有り難い。
    また、書評、本の紹介において、要約が肝心であるが、上手くまとめられている。
    そのため、3ページという短い紹介であるが、本の内容を把握することは、十分可能である。
    新入学の季節であるが、無理して、必読書という

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    2019年04月14日
  • 性格の研究 タイプ論からヒーローを読む

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    ネタバレ

    それぞれの時代を生きたヒーローを、行動や思考を分類しながら読み進めていくのが面白い。

    さて自分はどのタイプだろう?

    あの人はどのタイプ?

    そんなことを考えながら人物の掘り下げが出来るので分析が好きな人にはおすすめな本。

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    2017年12月21日
  • あの偉人たちを育てた子供時代の習慣

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    ・家庭は習慣の学校(体と心の習慣)
    子どもを出来るだけ外で遊ばせ、家事を分担させる
    ・子どもの頃の遊びがその人のライフワークになる
    幼い頃の興味、関心が、その人の人生を左右する大きな要因
    ・勉強する親を見て子どもも勉強するようになる
    (勉強、ゴルフ、絵、芸しかり)

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    2022年05月10日
  • 大人のための世界の名著50

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    木原武一(1941年~)氏は、東大独文科卒の翻訳家、著述家。古今東西の偉人・著名人を紹介した人生論、読書案内などの著書多数。
    本書は、2005年に単行本で出版され、2014年に文庫化された。
    構成は、各作品について、著者と作品紹介、要約、読みどころと名言、編者からひとこと、文献案内、が6頁ほどでまとめられており、大変読み易い。(但し、「要約」は、あらすじというより、ポイントとなるパラグラフの引用に近い)
    紹介されている50冊は以下である。
    <自分を知るために> アラン『幸福論』、フロイト『夢判断』、ソロー『森の生活』、エマソン『自己信頼』、スタンダール『赤と黒』、デカルト『方法序説』、シェイク

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    2020年12月10日
  • 大人のための日本の名著50

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    木原武一(1941年~)氏は、東大独文科卒の翻訳家、著述家。古今東西の偉人・著名人を紹介した人生論、読書案内などの著書多数。
    本書は、2007年に単行本で出版され、2014年に文庫化された。
    構成は、各作品について、著者と作品紹介、要約、読みどころと名言、編者からひとこと、文献案内、が6頁ほどでまとめられており、大変読み易い。(但し、「要約」は、あらすじというより、ポイントとなるパラグラフの引用に近い)
    紹介されている50冊は以下である。
    <自分を知るために> 土居健郎『「甘え」の構造』、鈴木大拙『日本的霊性』、芥川龍之介『鼻・芋粥』、夏目漱石『こころ』、西田幾多郎『善の研究』、正岡子規『病牀

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    2020年12月10日
  • 大人のための日本の名著50

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    開拓できるものはまだまだある、と読んでいて思う。同時に、日本人によって書かれた書籍のほうが自分にとって読みにくい所以とは何か?と思ってしまう。

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    2016年10月25日
  • あの偉人たちを育てた子供時代の習慣

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    人間生活の主導者であり、心身に大きな影響をおよぼす習慣は、若い頃に始まる場合にもっとも完全であるから、この頃によい習慣を身につけることを、教育と呼ぶのである。

    「しつける」「しつづける」から来た「躾」は、何度も同じことを繰り返すことによって、立居振舞や言葉遣い、ものの考え方が、人間の心と体にセットされることである。

    家庭は習慣の学校であり、父母は習慣の教師である。

    ものを考える力と議論する力を子供たちに身につけさせたいと思ったケネディの母親は、子供の目につく場所に置いた掲示板に、新聞や雑誌の切り抜きを貼っておき、食事の時に話題にできるようにし、また食事中は質問を出したり論評したりして、巧

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    2013年11月10日
  • 孤独の研究

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    三輪裕範氏の「人間力を高める読書案内」で紹介されていたもの。孤独をテーマに9人の生き方を取り上げている。
    著者がファンであるからか、グレン・グールドの章が一番読み応えがあった。

    ・競争とは他との比較の中で個を評価することであり、個々に共通する価値観の存在が前提とされている。そこでは固有の価値は無意味なものとなる。グールドが孤独の城の中で追い求めたのは、まさにそういうものであった。
    ・アミュエルが日記を書き始めた動機は、自分をムチ打つためだった。毎日、数語でも日記を書き、1週間、1か月、1年の反省を行った。

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    2025年10月14日
  • 名作はなぜ生まれたか 文豪たちの生涯を読む

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    20年以上前の作品で、再読。
    古今東西の文豪たちの生き方を、4千字という同じ長さでまとめて雑誌に掲載されたものを、文庫化した作品。
    ダンテからマーガレット・ミッチェルまで24人の文豪が網羅されている。
    トルストイは、80歳近くなっても、17,8才の娘を追いかけまわしていたとか、ヘミングウェイは妻は4人に愛人多数とか、文豪の知られざる一面が綴られている。
    各々の作品の感動的なシーンにもスポットが当てられ、本書は文豪に興味がある人には一読に値するかと。

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    2024年12月10日
  • 大人のための世界の名著50

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    ネタバレ

    突然古典を読みたくなって、その為のガイドとして購入。初っぱなのアランの幸福論からして面白そう。で、原著翻訳の方も平行して読んでみることに(ほどなく挫折・・・)。
    ともあれ、以下に示すように<自分を知るために><人間を知るために><社会を知るために><歴史を知るために><自然を知るために>と区分けして、古典が列挙されている。選書の参考にしたい。
    <自分を知るために>
    1.「幸福論」アラン(エミール・シャルティエ;1868-1951)
    2.「夢判断」フロイト(1856-1939)
    3.「森の生活ーウォールデン」ソロー(1817-62)
     19世紀アメリカ文学の代表的古典。自然派、エコライフ、孤独を

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    2021年08月28日
  • 田舎暮らしと哲学

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    20180102 哲学、なんでも考えて納得する為の思考過程がためになる。生活そのものもただ過ごしていては何も残らないのに、考える事で文化になる。
    自分のこれからの生活についてもいろいろ考える事から始めようと思う。

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    2018年01月03日
  • 大人のための日本の名著50

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    著者様が日本人の書いた著作50編を選び、内容を要約して紹介した一冊。
    これくらいの名著を読んで欲しいと編まれたようですが、ちょっと偏ってないかい?と思うところもあり。
    でも面白そうと思うものもあったので、まぁいっか。古典多め。

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    2014年11月09日
  • 孤独の研究

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    父の本棚にて。

    「孤独」に対する見方が変わった……というより、読みたい本、知りたい人が増えた、という感じ。
    プルースト、ずっと読みたかったけれども倉橋由美子さんが二十歳越えてからでないと楽しめない、って書いてたのでまだ読んでいないけれども、もう読んでしまおうか……待ちきれない。

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    2014年03月06日
  • ちからをくれる言葉

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    読み応えがあった。
    様々な古今東西の哲学書からの引用を作者が論じる展開。
    タイトルのイメージと違い中身は濃い。

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    2011年05月18日