向井康介のレビュー一覧

  • 大阪芸大 破壊者は西からやってくる

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    大阪芸術大学はとにかくヤバイという評判は正しい。自分は変わり者だと思っていた高校生が「全然普通」と自信を喪失する、ユニークさの偏差値はトップレベルの大学。日本の映画やアニメを牽引する多くの才能を送り出していることは有名だが、全国からクリエイターの卵が集結して才能をぶつけ合うその姿は眩しく泥臭く情けない。本書は大学案内ではないが、そこに集った若者たちの青春が詰まっている。漫画「アオイホノオ」が好きな人は読むべし。

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    2024年05月29日
  • 大阪芸大 破壊者は西からやってくる

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    今月いちばん印象に残ってるのは大阪芸大の本ですね。我が母校の本です。ずっと読みたいなと思ってたのですが、やっと買って読んだんです。

    社会人になってから、何人か大阪芸大卒の人に会ったことがありますが「よくぞ貴方も今まで生き抜かれた!」と握手を求めたくなるような、そんな大学。その絶妙な塩梅が言語化されています。国公立卒には分かるまいこの感覚。

    東京芸術大学に名称が似てることから、大阪芸術大学もたまに立派な大学だと思われるのですが、月とスッポン、カレーとウンコと在学中から言われてました。(もちろんウンコ側)

    本文でも、世界に羽ばたく芸術家も犯罪者も一緒に学ぶ敷居の低い学校って書いてあったけどま

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    2024年04月30日
  • クローズ EXPLODE 1

    ネタバレ

    一番はあなたです。

    This is the best manga I have ever read in my entire life!

    #感動する

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    2022年05月21日
  • 大阪芸大 破壊者は西からやってくる

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    「大阪芸術大学(大阪芸大)とは何か」を解き明かすということをテーマとした本であり、古田新太氏など各界で活躍する大阪芸大卒業生(中退含む)へのインタビュー部分もあるが、脚本家である著者の自主映画制作に明け暮れた大学4年間の回想記がメイン。
    ちょっとした縁で大阪芸大について理解を深めたいと思って読んでみたが、何かを作り上げるという芸大生の青春を追体験できて、非常に読後感がよかった。
    「大阪」と冠しつつ、畑や古墳に囲まれた「辺境の地」にある大阪芸大は、東京にある芸大などとは違った独特のカルチャーが育まれ、大学の教育のおかげかどうかは別にして、数々の逸材を生み出してきたということがよくわかった。また、

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    2020年06月14日
  • 猫は笑ってくれない

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    気持ちと気持ちは
    本当にうまい具合にうまくいかない。

    たくさんの気持ちの中から
    一滴、一滴絞られて、
    言葉ができて、本ができて、映画ができる。

    明日までに読めてよかった。
    お話きくの楽しみにしています。

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    2018年09月28日
  • もらとりあむタマ子

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    日常、普段、これが現実といった、何の変哲もない…だけど普通に面白いかなー。
    ただ、夏のタマ子が急展開すぎて最後微妙。

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    2014年06月04日
  • 大阪芸大 破壊者は西からやってくる

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    第1部と3部は作者の映像学科での制作の話。そこまでは興味は持てなかった。ただ地元民として地の利や大学の雰囲気はわかった。2部では様々な成功した元大芸生の大学での話だったが、それほど大芸の授業がよかったとか、大学の設備や教授が良かったという感じでもなかった。特に地元民としては、河南町が田舎すぎてびっくりしていることが残念。確かにそうだが、町民と学生の交流が昔は少なからずあったが(近所のおばちゃんが学食に勤めていたとか)その辺には触れられていない。今でも思う。芸大生はもっと町民と交わった方がいい。

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    2025年01月17日
  • 猫は笑ってくれない

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    ネタバレ

    男女の複雑に絡み合った関係性。
    素直になりたいけどなれない。
    相手に思いをぶつけることができない、そんな状況が自分だったら耐えられないと思った。
    それでも一緒にいるのはなぜなのか。結局別れを選ぶのであればもっと早くに、、とも思ったがそれは当の本人にしかわからないこと。
    ただただ複雑だなぁと感じた。

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    2024年11月13日
  • クローズ EXPLODE 1

    クローズ

    それなりに漫画としてはもちろん楽しめるのですが、高橋ヒロシ氏の作品はどうしても最初のイメージがあるので、同じ背景でもイメージが随分とちがいます。

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    2020年08月19日
  • 猫は笑ってくれない

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    猫の終末が切なかった
    看取ろうとする三人の奇妙な関係
    ちょっと共感できなかったんです
    これはないだろうと
    それぞれが自分に厳しいのか甘いのか
    猫は淡々と生きて死ぬ

    ≪ 日々重ね 喪失と望み 日々重ね ≫

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    2019年06月08日
  • 猫は笑ってくれない

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    ネタバレ

    猫が繋いでくれた二人の関係と別れ。

    脚本家の早川と映画監督の蓮子。

    二人の生活に新たに加わったのは茶トラのソンだった。
    蓮子とソンの穏やかな生活に安堵すると同時に湧き上がる不安を抱えて、蓮子との関係から遠ざかっていく早川。

    久しぶりに蓮子から連絡を受け、再会した早川が見たのは、
    腎不全で余命わずかのソンと、それを一緒に看取ろうと提案してくれた蓮子と再婚相手の宮田の姿だった。

    二人の関係が静かに終わっていったあの頃の記憶と、
    日々弱っていくソン。

    人間だからとか動物だからとかじゃなくて、
    ひとつの命あるものとして、その死をどう受け止めていくか。

    不器用な二人。猫の存在に救われてる。

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    2018年12月22日