中西孝樹のレビュー一覧

  • トヨタのEV戦争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・ビークルOSの価値の説明と、各社での違い
    ・EV時代における各社の儲け方の違いとトヨタの収益予測
    ・2026年、30年などにおけるトヨタのEV販売動向の重要性
    ・Zへの切込み

    この辺りは非常に面白かった。特に後者。トヨタはコネクテッドも踏まえた「バリューチェーン」という領域での儲けの文脈(ワンショット売り切りでなく1台あたりの価値を最大化する)での変動費の削減=HEV等でのアプローチから、欧州系OEMなどのハードウェアとしての固定費削減アプローチ、の順序と、その順序を踏まえた際にトヨタの販売台数予測と各国規制動向から受ける想定収益として、2030年前後に大きな崖ができる可能性。

    特に「量

    0
    2024年11月04日
  • トヨタのEV戦争

    Posted by ブクログ

    トヨタのEV戦争

    【本書の3つの魅力】

    ①著者出自;
    自動車業界アナリスト20年超の実績があること。

    ②出版時期;
    2023年度出版であること。

    ③EV;
    技術、国内そして海外マーケットの動きがわかること。

    海外勢の躍進がめざましいEVに、トヨタがどう挑もうとしているのか?技術含めて理解できる著書となっています。

    【読み終えて】
    トヨタを含めた国内自動車メーカーがEVを推進する流れは益々強くなります。
    したがって、メーカー傘下のサプライチェーンの各企業がそのリスクにどのように対応(隣接市場か?それとも新規市場か?)していくのか?は非常に重要なテーマ、課題です。
    だからこそ、この領域

    0
    2023年12月24日
  • CASE革命 2030年の自動車産業

    Posted by ブクログ

    今後の自動車業界の変遷について分かりやすくまとめられた本。

    ・総移動距離における何%がPOV(個人で所有するクルマ)でMaaS(カーライドシェア)になるのかが、今後の自動車業界の変遷における重要なポイント

    ・未来では、クルマがITとつながると予想されるが、インカー領域と呼ばれる車両制御のデータをいかに死守できるか、GAFAをはじめとする IT企業に乗っ取られないかが自動車業界が生き残る道である

    0
    2021年01月25日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    世界の自動車産業の両雄ともいう存在であるトヨタとVW(フォルクスワーゲン)を、過去から現状までの経営状況、業務・資本提携などの経営戦略、技術力、組織力から対比させ、両社の特長・課題を抽出・整理している。
    自動車業界のアナリストならではの、かなり深堀り分析した内容であり、非常に読み応え抜群の内容であった。
    簡単に述べると長期的な目線で人づくりをおこない、全社的な価値観の共有を重要視するトヨタと、ドイツ企業としては特異的だが欧米企業流のM&A戦略と、モジュール戦略という合理的な製造管理手法で、短期間での成長を重視するVWといったところだろうか。
    その様に好対照な両企業でありながらも、創業者

    0
    2017年05月07日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    この本を読んで、両者が同じ自動車会社とは思えないほど違う会社だという事がよくわかる。トヨタはウエットな文化、VWはドライな文化。創業家の絶対性を株式でも如実に表しているVWと、創業家の重要性は認識しつつも、あくまで、株式で過半数などではなく、創業家の心で企業を動かすトヨタ。読み深めて未来の自動車産業の姿やどうやると生き残れそうなのかなど、想像してみたら楽しいかと思います。

    0
    2017年01月02日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    次の世代の覇権を握るのはどちらか?という疑問に安易に結論を出すのではなく、ひたすら数値に基づく客観的な視点で将来像をあぶり出すというスタイル。基本的な販売戦略としてはVWが先手を取っており、トヨタは中国における地政的なハンディも痛手。ただ、15年予定の次世代ハイブリッドが環境技術のデファクトとなり得るかがキーポイント。

    0
    2015年04月24日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    トヨタとVWの現状分析が素晴らしい。証券アナリストだったとは思えないぐらい2社に関する洞察力は目を見張るものがあります。たぶんトヨタの世界1は直ぐにVWに抜かれるでしょう。その後が熾烈な2社の戦いが待っていると思われます。結局「豊田家」と「ポルシェ家」の争いなんですね。

    0
    2014年02月15日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    まさに自動車業界全体がパラダイムシフトするタイミング。改めて危機感を感じた。過去の成功体験にとらわれすぎていませんか?

    0
    2014年01月19日
  • 自動車 新常態(ニューノーマル) CASE/MaaSの新たな覇者

    Posted by ブクログ

    コロナは、変化を加速させる。

    在宅勤務率と公共交通の利用率で
    都市を累計するのは、面白い。

    これから、さらにどうなるか、見極めが必要。
    コロナの影響しかり、
    ロシアの影響しかり。

    0
    2022年04月08日
  • CASE革命 2030年の自動車産業

    Posted by ブクログ

    自動車業界の動きが分かりやすくまとめられていて、なんとなく理解するのに役立った。これを元にニュースを見て、改めて読み返すともっと理解が深まりそう。

    0
    2019年12月29日
  • CASE革命 2030年の自動車産業

    Posted by ブクログ

    CASEによって自動車業界に起こる変革について詳述した一冊。CASEそのものの紹介に加え、業界にどのような変革をもたらすのか、また業界の変化に対して各社はどのように適応しようとしているのかをまとめている。
    どこまで仕事に関わるか不明だったが、勉強がてら購入。一冊目としては十分すぎる内容ではないか。より自動車メーカー側の立場をとりつつ、自動車メーカー、プラットフォーマーそれぞれの強み、弱みを踏まえ、現実的な予測を立てられていた印象。個人的には、所有される車とカーシェアなどで共有される車を分けて考え、それぞれどのような特性が求められるのか深掘りされていた点が興味深かった。少し冗長な部分もあった気が

    0
    2019年08月16日
  • CASE革命 2030年の自動車産業

    Posted by ブクログ

    かなり業界のことを詳しく知っていると感じた。僕の知っている事はほぼ合っていた。自動車業界はどうなって行き誰が何をリードするのだろうか?数十年後がある意味楽しみでだ。個人的にはシェアリングが当たり前の世の中になる事を歓迎する。クルマはステイタスではなく、移動手段であり、運搬が楽にできるものだと思っている。

    0
    2019年04月14日
  • CASE革命 2030年の自動車産業

    Posted by ブクログ

    激変中の自動車業界について理解が深まった。
    アイシングループに勤めている者としては、もう少しアイシンについて触れて欲しかったところ。まあ、それが客観的にみたアイシンの立ち位置なのかもしれないが・・・

    0
    2019年03月31日
  • CASE革命 2030年の自動車産業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    MaaSはPOV(個人所有車)の稼働率より高いため、
    自動車台数は減る。
    付加価値が部品メーカーに移行
    中古車価格低下
    MaaS車両価格高額化

    トヨタ中古車画像システム=GAZOO

    リーフ 
     322万円、電池110万円
     1kWhあたり2.7万円
     →2030年に1万円で254万円>プリウス242万円
     効率の悪い電池をEV、PHV、HVミックスでCO2削減

    2030年ではEVは8%?
     HV38%、エンジンのみ54%

    電子プラットフォーム
     :BMW・BOSCH Autosar
     :TOYOTA・DENSO
       ブレーキ、ステアリング部門が無い
      TRI-AD 自動運転合弁会社

    0
    2019年03月09日
  • CASE革命 2030年の自動車産業

    Posted by ブクログ

    自動車業界は100年に一度の大変革を迎えています。その方向性を説明する時に登場するキーワードが「CASE」です。
    つまり、
    ・Connected=ネットワークに常時接続したつながるクルマ
    ・Automomous=自動運転
    ・Shared & Service=シェアリング&サービス
    ・Electric=電動化
    これら4つのキーワードが、クルマの価値を根本から変えようとしています。
    今、日本だけでなく、世界でどのような事が起こっており、これからどうなろうとして行くのか。
    自動車革命は、決して自動車業界の衰退を意味するものではありません。利用者にとって、より利便性のある仕組みを創造し

    0
    2019年02月17日
  • 成長力を採点! 2020年の「勝ち組」自動車メーカー

    Posted by ブクログ

    所在:展示架
    請求記号:537.09 N38
    資料ID:11601437
    選書担当:矢野

    自動車は好き、経済には疎い。そんなあなたにおすすめです。

    統計データをベースに、著者の独自視点を交えて自動車メーカーの現在・未来を分析していく本になっています。
    1社を称賛するような内容なのでは?と思ったが、そんなことはなく、各社の良い点・悪い点を挙げ、「なぜこんなに良い点があるのに伸び悩むのか?」、「なぜこんなに悪い点があるのに成長を続けるのか?」など、わかりやすく分析している本です。

    0
    2017年01月17日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    トヨタとVWの全く異なる経営方針、特徴などを切り口に、自動車産業の今までとこれからを分析した作品。
    内容が非常に濃く、読むのに時間がかかってしまった。自動車業界について、まだ全然理解してないことだらけ。また読み返していこうと思います。

    0
    2014年09月15日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    世界市場を住み分け、真逆の技術戦略を持つトヨタとVWグループは巨大化していくがために、2020年には真っ向から激突するということ

    0
    2014年04月29日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うちのトップに薦められた上司に薦められて読みました。
    大小さまざまな資本提携が進んで複雑化している、ここ数年の自動車業界の動きがよく分かります。

    率直な感想は、フォルクスワーゲンすごい、トヨタやばいかも…です。

    見方はいろいろですが、フォルクスワーゲンはリーマン・ショック時にも販売台数を伸ばしており、まず勢いがある。
    その裏にはオープン化や標準化でモノづくりを強める一方、マーケティング、デザイン、ブランドといった日系メーカーの弱いところで攻めてきています。この辺はどの業界も一緒ですね。。。

    ただ、いかに電子化が進んでも、車がデジタル家電のようになるわけでは少なくとも今はなく、まだまだ擦り

    0
    2014年03月10日
  • CASE革命 2030年の自動車産業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本の現状を知れたらと思って読んだが、正直なところ今の自分には少し難しかった。ただ、各メーカーの現状、各国の状況がしっかり触れられていたので、これからどう変化していくのかは読み取れた。2030年と聞くとまだ先だと感じる部分もあるが、すでに革命の変化はすぐそこで起こり始めているわけで…。日本の車の使い方(乗り方)も大きく変わっていくのだろうか。いつまでも時代に取り残されないようについていきたい。

    0
    2025年09月05日