浅沢英のレビュー一覧
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購入済み
ビリヤード
序盤 やや読みづらい文章 ストーリーであるが、中盤からだんだんテンポが良くなってくる。私はビリヤードに関しては全く知識がないのだが、球の配置具合を「風景」と表現しているところなど面白いなと感じた。(ビリヤードの世界では一般的な表現なのだろうか?)不明点を意図的に多く残している終盤は、随分印象的ではある。しかし彼女はどうなったのだろうか?
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Posted by ブクログ
ネタバレサブ・タイトル「プロモーターの人生」に、
やや違和感を感じる。
実際には故津田氏の人生を、
タレントになる前の赤井英和氏との関わりまでに限って
追っている。
津田氏の人生の大きな光であると言える
井岡弘樹氏は全く出てこないと言っていい。
読み進めているうちは
「著者は、津田氏が嫌いなのだな。
生前に冷たくされたか何かでくすぶっている感情があるのだろう。」
と感じていた。
津田氏の、虚言の数々、
現代風に言うと「盛っている」ということになるのだろうか、
「ホラ」ではすまされないような詐称。
それから愛情の強さから抱いてしまう冷酷さ。
恩に報いない利己的な部分、他人を利用する部分。
自らの成功のみを追わざるを得なくなった人の悲しさ。
著者は、通常人が晒してほしくない内面を
いやというほどあぶり出し、また、解析する。
故人が生き返ったら、または赤井氏が読んだら、
「そこはそやないねん」と言いたい部分もあるだろう。
しかし、
最後まで読んでやっとわかった。
著者は、そういう矛盾を抱えた津田氏が、
抱えているからこそ
好きだったのだ、ということが。
味わいのある1冊。
ただし、ボクシングに一時期でも狂って、
興行の仕組みなどにも興味を持ったことがある方以外には
あまり薦められない1冊でもある。