浅沢英のレビュー一覧

  • 贋品

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    浅沢英『贋品』徳間文庫。

    ピカソの贋作を作り、中国人メガコレクターに48億円で売却しようという無謀なコンゲームを描いたエンタメ小説。

    正直、余り期待しないで読み始めたのだが、非常に面白かった。次々と主人公に襲い掛かる危機と予測不能の展開にハラハラドキドキが止まらない。コンゲームの裏に潜む驚愕の真相と深い余韻を残すラスト。全てが良い。本当に良い。


    財産も無く、不眠に苦しみながら無為に生きている34歳の佐村隆の元に亡き父親の友人という山井青藍から、東大阪の宗教団体の施設に保管されている盗品のピカソの『アルルカン』を持ち出してデータ化し、贋作を作り、中国人メガコレクターに売却しようという途方

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    2025年10月28日
  • 浪速のロッキーを<捨てた>男 稀代のプロモーター・津田博明の人生

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    良かった!良かったんですが終盤、「おそらく~」「~はずである」「~かも知れない」という表現が気になってしまった。当事者から話を引き出すのが難しかったのは文章中から伝わってくるんですが…。

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    2015年01月19日
  • 萬(第5回大藪春彦新人賞受賞作)

    購入済み

    ビリヤード

    序盤 やや読みづらい文章 ストーリーであるが、中盤からだんだんテンポが良くなってくる。私はビリヤードに関しては全く知識がないのだが、球の配置具合を「風景」と表現しているところなど面白いなと感じた。(ビリヤードの世界では一般的な表現なのだろうか?)不明点を意図的に多く残している終盤は、随分印象的ではある。しかし彼女はどうなったのだろうか?

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    2022年03月06日
  • 浪速のロッキーを<捨てた>男 稀代のプロモーター・津田博明の人生

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    ボクシングのプロモーターの博打打ちのような世界。ボクサーとの絆が中心になるのもわかる。津田を許せなかった赤井英和の気持ちを思うと読みながら津田に腹が立って仕方なかった。商品として使い捨てた印象は拭えない。何らかのカリスマ性もあったのだろうが、人間として好きになれなかった。

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    2021年06月12日
  • 浪速のロッキーを<捨てた>男 稀代のプロモーター・津田博明の人生

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     どこか焦点が合わない眼鏡をかけて歩いている気がする。そんなスポーツノンフィクション。
     なぜ稀代なのかが、よく分からない。
     ただ、赤井さんのボクサーとしての実像を伝えることには成功している。

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    2016年07月02日
  • 浪速のロッキーを<捨てた>男 稀代のプロモーター・津田博明の人生

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    赤井英和、井岡を育てたグリーン津田ジムの津田会長のルポ。
    こうかくと成功物語のように思えるが実際はドロドロの人間の葛藤。
    どうしても成功したいと願う津田会長の業とでもいうのだろうか。津田会長の成功とともにまわりの人間関係に軋轢がおきまくっていく。晩年は幸せだったんだろうか?赤井と和解できなかったことはどうおもっているのだろうか?成功と幸せについて考えさせられる。
    赤井が成功しそしてボクシングに恩返しでコーチをしてるのが読後感で唯一さわやか。

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    2014年11月15日
  • 浪速のロッキーを<捨てた>男 稀代のプロモーター・津田博明の人生

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    ネタバレ

    サブ・タイトル「プロモーターの人生」に、
    やや違和感を感じる。
    実際には故津田氏の人生を、
    タレントになる前の赤井英和氏との関わりまでに限って
    追っている。

    津田氏の人生の大きな光であると言える
    井岡弘樹氏は全く出てこないと言っていい。

    読み進めているうちは
    「著者は、津田氏が嫌いなのだな。
    生前に冷たくされたか何かでくすぶっている感情があるのだろう。」
    と感じていた。

    津田氏の、虚言の数々、
    現代風に言うと「盛っている」ということになるのだろうか、
    「ホラ」ではすまされないような詐称。
    それから愛情の強さから抱いてしまう冷酷さ。
    恩に報いない利己的な部分、他人を利用する部分。
    自らの成

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    2014年07月30日
  • 浪速のロッキーを<捨てた>男 稀代のプロモーター・津田博明の人生

    購入済み

    期待はずれ

    筆者の推測で書かれた部分が多すぎる。

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    2017年11月03日