やまあき道屯のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ医療に派閥に倫理に想いに、読んでいていろんなことを考えさせられる本。
ただ最後、臓器移植をおこなっていた施設の元院長が稲葉を刺すシーンだけは納得いかなかった。
失脚の原因は彼じゃないし、人工心臓だって元院長がいた業界に影響を与える段階にまで達していない。そもそも彼は研究者を引退している。
元院長は、妻を臓器移植に差し出したことへの後悔や疑念から逃れるために臓器移植の信奉者になっていた一面があるようだから、稲葉が一度でも人工臓器による手術を成功させたことで自分と妻が汚された気分にでもなったのかなぁ…。でもコマの進み方はそんな感じじゃないように見える。
大石がいた研究施設の先輩のように稲葉を刺し -
Posted by ブクログ
明治末の京都。目利きのゆめじいのボケあり活躍譚。
骨董品と言えば妖怪ダヨネー
わーい(^^)と思ってたけど妖怪だけじゃなくちょっと(でもないけど)の怨みが見えるほどの怨念になってる~。謎解きの話が悪いわけじゃない。それは念なしの探偵回としてやってくれればよかったのになーなんて。
あともう少し絵がすっきりしてたらな。昔話風に墨絵っぽくしてるのだろうがちょっと読みづらい。どこかで淡々としてていつの間にか次の話になってるってレビューを見たけど、物語の緩急を感じにくいのは迫力あるはずのページが白いからかな~。黒いページもあるけどページ全体が黒くてあああああ。話は詰まっているので読みではあるのだが。