荒木経惟のレビュー一覧
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荒木さんの写真が好きですが、同じくらい文章が好きです。P56の「とくに写真家っつー職業のヤツらは、自分がこうみた、こう感じたとかさ、こういう顔が好きだっていう思いに相手を押し込めちゃうことが多いんだよ。でも人間はさア、ウチら写真家が一人の頭で考えてることなんかより、ずっとずっと面白いもんなの。ダメだ...続きを読むPosted by ブクログ
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写真を見るのは好きなくせに名のある写真家の作品を見るということをしてこなかったのだけれど、この本を見つけたとき、表紙、ぺらぺらとめくったページの写真に目を奪われてしまった。
母子像のくだりでは涙が出た。ごく軽いノリの文章なんだけれど心に響いた。この人の作品をもっと見てみたいと思った。「ひと」の写真...続きを読むPosted by ブクログ -
いつものノリ(かるっ軽)ですが、
どこか愛があって、テマエとオクがあって、
浴びるように聞きたいです。
写真数はすくなめだけど、
人への“愛”がうつったものばっかです。
なんで“愛”とか、うつるんだろう。Posted by ブクログ -
荒木さんが、どうやって眼を磨いたかを伺い知ることができる。
白い紙を入れて、彼岸花を撮っていたとのこと。
「写真ってコトを撮るんだから」
nhkの「ようこそ先輩」という番組で、自分の出身の小学校へ行って授業をするときに、
「好きな人のポートレートを撮影する」という課題を実施したとのこと。
そ...続きを読むPosted by ブクログ -
天才アラーキーの 眼を磨け を読んだ。荒木経惟を竹原あき子+三上豊 が
インタビューしたもの。
2002年8月発行 この本その時に読んでおけばよかった。
そしたらこんなに漫然と写真を撮っていなかっただろう。
>写真は「モノ」を撮るんじゃなく「コト」を撮るんだ
なるほどなと思えるが・・・・...続きを読むPosted by ブクログ -
はだかんぼうのお母さんとお母さんに抱かれてるぼくちゃん、いい写真、いい笑顔ですね!(^-^)
令和5年5月8日、新型コロナ5類引き下げ。マスクをつけたりはずしたりの日々に移行ですね。荒木経惟さん、顔こそヌードだ。顔は見られてこそ磨かれる。と。「いい顔してる人」、2010.6発行。Posted by ブクログ -
余り考えすぎず、構えずに、読むといいんでしょうね。
同時に、写真も構え過ぎずに撮っていいんでしょう。
そう思った一冊でした。Posted by ブクログ -
この人の言葉は、勢いがある。冗長な部分をフィルターにかけて、結像させると、しっかりこの人の写真になっている。なんだか、素直にそこに感激した。この人の紡いでいるその心が、しっかりと写真になっている。そんな気がするのだ。Posted by ブクログ
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文章はともかくとして、写真がすっごく良かった。
ぜひ展示を今度は見に行きたいと思う。
いい顔、素敵な顔じゃないと意味ないじゃない っていう考え方は大好き。悲惨だけど現実を見なくては・・・という意識から、ある写真集を観て以来、ずっとココロの何処かで重く残っていたのが救われた。Posted by ブクログ -
表紙に一目惚れして買ってしまった。
天才アラーキーの本。
アラーキーといえば、”ヌード写真家、サングラスに髭、エロくて軽いおっちゃん”というぐらいだった。
アラーキーって軽いおじさんと思ってたら、結構人間くさいひとだったんだなぁ。でも、それを軽い感じの口調で綴ってるのが、くどくなくていい。この本の...続きを読むPosted by ブクログ -
ヌードを撮り続けてきたアラーキーの結論は、一番のヌードは顔である、ということ。いわく、顔にはその人の人生が写し出される、と。
鏡で自分の顔を見て、いい顔してるときは、きっと良い人生を送っているとき。ちょっとダメな顔してるなってときは、「人生を変える努力」をすることも大事かもしれない。Posted by ブクログ -
この本を作った出版社の方にいただき、早速読みました。荒木氏の顔、人、写真に対する思いや死を身近に感じて戸惑う様子がよく出ているように思います。やっぱり顔は大事ですね。いい顔になりたいものです。Posted by ブクログ
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友だちが貸してくれた。
アラーキーの軽快な語りでさくさくっと読める、でも奥が深い。
” 若いほうがいいなんて、社会に踊らされてるだけだよ。40歳、50歳と歳を重ねていけばいくほど、顔はその人自身のものになるだろう?誰でもない、自分でつくった顔になる。その顔にはいろんなものが刻まれてくるんだから、若...続きを読むPosted by ブクログ -
アラーキー独特のことばで書かれていて、読みやすかった。
さぞ明るい人生なんだろうと思っていたけど、そんなこと全然なくて、「愛しているひと」について考えさせられます。
両親の死からまなんだというフレームワークやアングル、妻の死にも触れていて、こんなふうに愛されたいと思いました。
写真集もみてみたいです...続きを読むPosted by ブクログ -
荒木 経惟さんの写真に対する思いがつづられたエッセイ。
70歳になった荒木さんの目線から語られています。
やっぱり、作品に取り組む目線が素敵です。
ただもう少し作品が載っていたらうれしかったなぁ。
顔が一番のヌード。
私もいい顔になっていきたいなぁ。Posted by ブクログ