ヒロキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若いうちの苦労は買ってでもしろ。と言いますが、若いうちに身につけるべき苦労は「頑張ること」「やり抜くこと」なのかもしれないと、この本を通して学びました。
頑張り方を知り、やり抜く喜びを知った人が、大人になってから、ここぞというときに力を発揮できる人なのだと思います。
苦労を苦労だと思っているうちは、大変だけれども、苦労だとも思わずに淡々とやり続けることができるように、どんなことでも、やると決めたことはやりきる。これは、なかなかできることではありません。
それがつまり、1万人に一人の勉強法なのでしょう。
無期懲役囚のみたっちゃんと、高校生と中学生の兄弟との手紙のやり取りを通じて、二人の若者の -
Posted by ブクログ
借りたもの。
勉強とは成績ありきではなく、自己鍛錬――苦手を克服すること、教養を深めることであると、シンプルに指摘。そのために”繰り返し”練習をすること、また、身体を鍛えることも大切と、勉強だけでなく、人間としての土台作りを、受刑者の「みたっちゃん」は伝える。
サヤカさんとヒロキくん、それぞれに合った的確なアドバイスをする姿勢にも、(親であれ教師であれ)画一的に勉強と成績の事ばかりの教育に、本来の教育の在り方を見る。
サヤカさんとヒロキくんにお薦めする本のチョイスもなかなか粋なものを選んでおり、「みたっちゃん」の造詣の深さを感じさせる。
手紙のやりとりという形式なので、色んな話に話題が及ぶ。そ -
Posted by ブクログ
内容は素晴らしい。
ただ、子供へ伝える手紙という形式だからかもしれないが、少し文が冗長気味で単純に面白くない。
方法も素晴らしいのだが、本に載っていることを並べているだけで、著者なりの噛み砕いた教え方や、新しい方法や考え方が非常に少ない。
その結果、読書好きな人には得るものが少ししかなく単純に退屈。読書をまったくしない人には、得るものはあるが「本ってつまらないな」と感じさせる危険がある中途半端な本になってしまっている。
ただ、高校生の時こんなことを言ってくれる人が近くにいたら…と思わせる。もう少しまとめて手紙の形式をやめて、著者なりの方法をもっと書いた本になればとても良書になると思う。