清水一浩のレビュー一覧

  • なぜ世界は存在しないのか

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    ガブリエルの思想を知るために購入しました。分かりやすく哲学書かなと思います。少しづつ読んで読み終わりました。映画の例が多くてガブリエルが出来るだけ分かりやすくしようとしているのは分かります。映像と動画でないと哲学的な表現は説明できないのかと思われます。世界の定義が分かるのに時間がかかりました。若手哲学界のスーパースターと言われているけど創造していたより柔らかくインパトは弱いな~。

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    2024年08月30日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    世界が注目するマルクス・ガブリエルの代表的著作。
    「世界が存在しない」理由を、形而上学と構築主義との対比を軸に論理展開され、そもそも「世界」とはという見方や考え方から、勉強になった。
    「世界は存在せず、無数の意味の場が存在する」というのが本書の主張。斬新ではあるが、今の科学ならそう考えるしかない、という妥協が感じられ、いまいち腑に落ちづらかった。

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    2024年06月01日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    哲学を全く知らない自分にはちょっと難しく感じました。
    アヴェンジャーズを全く知らずにエンドゲームを見た感じかもしれない。
    なので是非また読み返してみたいです。

    哲学についてなにも知らなかったので、役割や、ものの見方に関して勉強になりました。
    まず、哲学者は地球に降り立った地球外生命体のように世の中を観察する、という説明で哲学とは何か、というのがなんとなく掴めた気がしました。
    また、物理学的に捉えられる宇宙こそが世界そのものであるという考え方や、
    科学が他の全てのものごとの捉え方と比較して優位になりすぎていることへの指摘も印象に残りました。

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    2022年01月22日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    新しい実存主義の提唱。
    ・存在する=何らかの意味の場に現象すること。
    ・世界=意味の場の意味の場。
    ・人生=絶え間ない意味の場の転換。
    全てを包摂する意味の場は存在しないので、世界は存在しないという理論だった。
    形而上学と構造主義の説明が分かりやすい。正直、折衷案であって完全な解決案ではない。
    「意識していることを意識する」とか「意味の場そのものも現象している」とかメタっぽいことを考えるのが私は苦手だ〜...
    素人でも読みやすかったけど、現象学っぽい本はやっぱ腑に落ちないな〜。

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    2020年06月23日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    大変話題の1980年生まれの哲学者による本。
    今を生きる気鋭の哲学者たちはこぞってわかりやすい文面で本を書いてくれありがたいなと思う。頭いいなあ。
    新しい実在論が書かれており興味深かった。

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    2019年11月02日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    哲学に関する基礎的な知識を欠いていたため、中々話にのめり込めなかった。
    もっとお気軽なエッセイでも書いてくれると面白いかもしれない。

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    2019年04月20日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    ネタバレ

    この人の定義する「世界」は存在しない、ということはわかりましたが、世間でそんなにもてはやされるほどの哲学者なのか、革新的な考え方を新たに提示したのかは私にはわかりません。一方で歴史上の偉人を小ばかにするような表現も鼻につく。
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    ・存在すること=何らかの意味の場に現象すること
    ・世界とは、すべての意味の場の意味の場、それ以外の意味の場がその中に現象してくる意味の場である
    ・崇拝されるのが神なのかビッグバンなのかは表面的なことにすぎず、決定的な問題ではありません。
    本当の問題は、これぞ宇宙全体の根源だとして崇拝される何かがあるということそれ自体です。
    それがどんな姿をとっているかは、まったくど

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    2018年08月04日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    ネタバレ

    〝世界は存在しない〟というセンセーショナルなタイトルですが、ガブリエルさんが言いたいのは全ての森羅万象を包含する一つの世界というものはなく、考えることの意義を考えられる唯一の動物である人間の数だけ多様な世界が存在するということ。この不必要な統一性を目指すことなきことこそが、現代的な自由であると。

    自然科学を相手にしている時間が長いと、万物の根源に迫る統一ルールやプロセスが存在すると誤解しがちですが、仕事をしているのはさしたる特徴を持たない素粒子の塊ではなく、考える葦である人間です。それぞれの人間が自分の人生を豊かにしようと積極的に仕事に関与することが、仕事を通じて他の人に影響を与え、それ

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    2018年07月17日