ラブレーのレビュー一覧

  • ラブレー 第二之書 パンタグリュエル物語

    Posted by ブクログ

    どうでも良いことなので第一之書の項で書き損ねましたが、基本線は、日本でいうなら富士山に腰掛けて琵琶湖で顔を洗った、というような所謂ジャイアントの話です。
    また、粗筋を問われるならば、第一之書のガルガンチュワは先代の王、第二之書以降で主人公となるパンタグリュエルはその息子で、王子であるパンタグリュエルが父の跡を継いで立派な王となるまでを綴った長編小説です、とお答えするでしょうが、ここら辺も結構どうでもいいことだと思います。

    長所:実はこれが1作目なのでここから読み始めても大丈夫
    短所:古い本なので本特有の良い匂いがしない

    0
    2011年04月02日
  • ラブレー 第一之書 ガルガンチュワ物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    呆れる程面白い本です。尻を拭くにはまずウ◯コをしなければいけないだの、じゃあ万物のうち何で尻を拭くのが最も気持ち良いかだのと、馬鹿馬鹿しい話が延々続きます。
    一応話の流れはありますが、腹野減蔵(ハラノヘリゾウ)が来たから飯にしよう、とか徹底して下らない内容なので頭を空っぽにして笑いながら読めば良いと思います。
    全5巻ですが、1冊のうち半分は注と解説なので、そこら辺に興味が無ければたいした分量ではありません。訳も素晴らしいのでテンポ良くページをめくっていけます。

    長所:長い
    短所:昔の本なので字が小さい

    0
    2011年04月03日
  • ラブレー 第三之書 パンタグリュエル物語

    Posted by ブクログ

    第一之書として出された第二之書が好評だったため、第一之書を第二之書として新たに第一之書を出し、第一之書は第二之書の後に出され、つまり第一之書の後に出されたのは第三之書であり第二之書ではなく、第二之書は第三之書より前に出された第一之書より前に出ていたという、なんて分かり難い書き方…
    第三之書は前作の10年後に出版され、それまでの脳天気な馬鹿馬鹿しさから話が一転するので、続けて読むと面食らうかもしれません。
    流れの中で緩急としては成立する本。

    長所:10年という歳月の重みを知る
    短所:歳月の重みを考えるとこの本を読む時間は勿体無い

    0
    2011年04月02日