【感想・ネタバレ】ラブレー 第三之書 パンタグリュエル物語のレビュー

あらすじ

「第三之書」発表までには十余年の歳月が経過し、ラブレーを取り巻く社会情勢は更に厳しくかつ複雑化した。本書では家臣パニュルジュの結婚是非について様々な意見が述べられるという筋立てでラブレー流の女性論議が開陳される。前二作の巨人物語風は影をひそめ、陰影に富んだ含蓄深い文章にラブレーの精神がこめられる。

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Posted by ブクログ

第一之書として出された第二之書が好評だったため、第一之書を第二之書として新たに第一之書を出し、第一之書は第二之書の後に出され、つまり第一之書の後に出されたのは第三之書であり第二之書ではなく、第二之書は第三之書より前に出された第一之書より前に出ていたという、なんて分かり難い書き方…
第三之書は前作の10年後に出版され、それまでの脳天気な馬鹿馬鹿しさから話が一転するので、続けて読むと面食らうかもしれません。
流れの中で緩急としては成立する本。

長所:10年という歳月の重みを知る
短所:歳月の重みを考えるとこの本を読む時間は勿体無い

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2011年04月02日

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