今北純一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学問も実業も優秀なスーパービジネスマンが中高生のために学問とビジネスについて語った書。
現代版『学問のススメ』です。
社会人が読んでも示唆に富んでいますが、やはり社会に出る前に読んでおきたい。
しかし岩波ジュニア新書は中高生向きということですが、社会人が読んでも結構骨があります。
特に二つのエピソードが印象に残り、メモしておきたい。
一つは、学会や専門家の研究会に出ると、休憩時間にそこかしこでグループができて談話しているという。彼らはグループで参加したのではなく個人できた方々だという。そんなグループに無言で参加しても駄目で、何か言って参加しないといけないというのです。私は会話が苦手 -
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成績や肩書に縛られない、リスクを恐れずにチャレンジする、コミュニケーション能力を高める、ワクワク感を大切にしてミッション、ビジョン、パッションを持つ・・・。国際ビジネスの最戦線で活躍する著者から若い世代に向けたメッセージ。自分の道を見つけ、夢と希望に向かって生きるための実践アドバイス。
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中高生に向けた本なんですが、これマジで良かった。もちろん、著者はめちゃくちゃ優秀で自分力を高めることを怠らなかったから、リスクを取って人生を選択できたのでしょう。
でも、そういう自慢話ではなくて、自分と向き合おうよ。やるだけやってみて諦める路線変更はOKだから、考えて決断していこう! -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本で書かれていることを表面的に読んではいけない。ともすると感情的で自分の経験談から得られただけのことを語っているようにも見られる。自分の過去に行った仕事の内容が詳細に書かれていたり、行き着くところが気持ちの持ちようであったりと、世間に出回っているテクニック偏向のハウツー本のように、具体的は方法が書かれているわけではない。しかし、人として仕事をする上で最も基本的で最も根幹にあるべきものが書かれていると思う。
多少、文章中に横文字が多かったり、専門的な仕事の内容が細かく書かれていて、好みではないと感じる人がいるかもしれないが、一読してみるとやる気と勇気がもらえるのではないだろうか。
先 -
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コピーライターいせなゆかさんからのおすすめです。
私も含めエセ国際ビジネスパーソンはそれこそ吐いて捨てるほどいますが、日本企業を辞め単身ヨーロッパに乗り込み、それこそ自分の腕一本で欧州企業でキャリアを築いてきた今北純一氏。そんな氏が自らの体験をふんだんに盛り込んだこれからの若手ビジネスパーソンに向けたアドバイス書であります。
この手の書は自らに「喝」を入れるためよく読みますが、たいてい途中で通り一遍で、どこかで読んだことのある内容が透けて見えてきてしまうものです。が、今北氏が繰り出す洗練された文章は、体験に裏打ちされているからか重くかつ深い!エセ国際体験しかしていないワタクシめにもどん -
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ネタバレ1.この本をひと言でまとめると。
組織に埋もれてしまわない為の助言集。
2.お気に入りコンテンツとその理由
P.10~「目の色の違う色の比率は一定です」
意識していなかったけれど、言われてみればそうかもしれないと感じました。
P.151~「語学より言葉の勉強を」
英語を使う時に時々違和感を感じる事があり、
それは自分の語学力のなさだと思っていました。
しかし、この段落を読んで、もしかしたら表現力の問題かもしれないと思うようにもなりました。
P.201~「自分にどんな才能があるか分からない」
最近この事について悩んでいたので、一番この文章が心に刺さりました -
Posted by ブクログ
今北純一著のこの本は、シンガポールからバリに移動するときに読んだ。
前提条件は、作業でなく「仕事」があること。
その仕事の評価は打点(契約額)と打率(スポンサー付きのプロジェクトの割合)で実施される。
そう評価における仕事で成長する場合の話。
私の現状はさておき…、この本にはぐいぐい引き込まれる。
理論書でなく経験の紹介だからだろうか。
抜書を以下に記す。
著者からカルロス・ゴーンへのアドバイス(P.84)
沈黙には、ノーアイディアの場合と、聞く耳がないから喋らなくなった場合の2つがある。
スライドショーに気づく(P.102)
クリエイティブに仕事をしているつもりでも、
スライドショーが -
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今北純一著「仕事で成長したい5%の日本人へ」新潮社(2010)
*プロジェクトを行うには、それを始める前に「仕事の成果への貢献度」の算定スキームを明確にし、合意しておくことが不可欠である。
*どこでもよいのですが、個人の資格で社会にインテグレートして自分の個人としての力量でネットワークを作り、尊敬も得て、生きた情報源を持っている人がグローバル化について話すのと、過去の事例をヒアリングしてレポートとして纏めているだけの人がグローバル化について話すのとでは決定的に違うという溝がある。発せられた言葉の重みが違いすぎるのです。
*海外で暮らしていると、集団のために自分の力を活かそうという発想より、自分