実吉捷郎のレビュー一覧

  • 車輪の下

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    中学・高校時代の読書感想の対象本だったのを読み直してみました。

    古いせいか、訳はちょっと違和感ありますが。内容は色んな意味で良いです。巻末の解説にもありますが、暗記型の押しつけ教育を「大人の無理解・利己主義」と否定するもの。これがこの本の最大のテーマです。これを読書感想の対象本に選んだ先生のセンスもGoodでした。私立の進学校でしたけど(笑)

    それにしても、最近は暗記型押しつけ教育の復権って感じがしますが、いかがでしょ? 日経なんか見てると、「国際的に日本の若者の点数が低下した」「ゆとり教育のせいだ」と煽ってる印象がしますが?

    ま、テーマをちょっと横に置いて。原文を読んだわけではないので

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    2014年08月29日
  • 車輪の下

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     1905年発表、ヘルマン・ヘッセ著。秀才ハンスは試験に合格し、神学校に入学するが、友人の影響で徐々に成績が悪くなっていく。そして友人が放校になったことをきっかけに精神を病み、実家に戻る。彼は機械工となり人生を再開しようとするが、酒に酔って川に転落してしまう。
     ヘッセの自伝的小説らしいが、なるほど確かに田舎の描写が綺麗で、ヘッセが幼少の頃に見た風景が目に浮かんでくるような気がした。
     そしてストーリーは非常に身につまされるものだった。充分、現代にも置き換えられる気がする。例えば、必死に勉強してそれなりの大学に入ったにもかかわらず、自分を見失い、ろくに就職も決まらず精神を病んでいく若者(といっ

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    2013年11月28日
  • 車輪の下

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     繊細な少年の幼少から青春を描いたヘルマン・ヘッセの代表作です。

     傷付きやすく、繊細で、多感な少年時代。心理描写や自然描写の詩的な美しさに、豊かな感性を持った少年の心の内を思わされます。親や周囲からの期待に応えようと自分を追い込み、努力をし、必死で掴んだ神学校への切符も、学友との関係の中で色々なことが変化していく。どうにもならない車輪の下で必死にもがく姿に、なんとも苦しい心地になります。
     決して、読後が爽やかな話ではありません。
     でも、読めてよかったと思う一冊です。
     じわじわと身体の中に落ちてくるような、やりきれなさと日々の中にある輝きを見る物語でした。

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    2024年07月28日
  • 車輪の下

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    海外の有名な作品を読んでみよう!という安易な動機で選んだ作品です。今でも学生に推奨されている古典文学な気がしますが、今の若者とは価値観や感性が違い過ぎて面白さが理解されないのでは、と思いました。いらぬ心配ですが。
    若い時代って濃い分生きるのしんどいと感じることが多かったな。多感だったな。とか思いました。

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    2021年10月13日
  • 車輪の下

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    最初はよくわからず言われるがまま勉強するハンスの様子が淡々と語られるが、入学後関わる友人の登場から一気に面白くなった
    共感できる部分もあって、最後は誰にでもありえそうな悲しい最後
    期待に潰される鬱小説

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    2022年12月26日
  • 車輪の下

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    高校入学前、春休みの課題図書だったので読んだ
    この本の救いのない展開と、入学後に始まった詰め込み学習で、失望しながら高三の秋まで遊んで過ごした
    主人公に自分を重ねずにはいられなかった
    当時の高校教師の意図が未だにわからない
    今読めば違った感想が持てるのかもしれないけど、ハンスがどんどん落ちぶれていく様がトラウマになってるのでもう読めないかも

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    2021年08月16日
  • 車輪の下

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    教育の名の下、親や先生のエゴに敷かれた子供の行く末が描かれている。
    終始悲壮感が強いが、その中にも微かに光がちらちら見えた気がした。風景描写や人物描写が水々しく、濃厚だった。

    文調は慣れないながらも、さすが、秀逸だと思う言葉は沢山あった。
    読むのに苦労はした!

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    2021年03月22日
  • 車輪の下

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    子供と大人。
    葛藤。
    大人の正義と子供の自我。
    「大人」ってなんなんだろう。

    子供の内面を捉えた描写は、あまりにも繊細で、油断すると息苦しささえ覚える。

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    2020年08月08日
  • 車輪の下

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    ネタバレ

    百年以上も前の作品であり、神学校や田舎の暮らしなど、私たちの生活とはかけ離れているにも関わらず、少年の押しつぶされ傷ついた心に共感できる。
    心は不変なものだと感じました。

    神学校時代もそうだが、田舎に戻ってからの少年の、友も少なく死に囚われた描写が痛々しい。救われてほしかったけれど、悲しい最後でもやもやしました。

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    2017年08月22日
  • 車輪の下

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    試験が終わった後の解放感溢れた時期の情景描写が秀逸
    ハイルナアがどうしてそんなに影響してしまったのかいまいちよく分からない

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    2016年01月17日