皆川史生のレビュー一覧

  • 灰と王国4 忘れえぬもの

    購入済み

    壮大な世界観

    始めは暗い展開で受け入れがたい人もいるかもしれませんが、途中から希望が出てくるので是非読み進めて欲しいです。最後は心地好い読了感のある物語だと思います。

    0
    2020年11月23日
  • 灰と王国4 忘れえぬもの

    Posted by ブクログ

    忘れえぬものとは人々にとっては滅びた故郷への思いであり、フィンにとっては人としての前半生であり、エレシアにとっては家族であり、ラスボスにとっては心のわだかまりであり…ここまで登場した全ての人がそれぞれの胸に抱くものを意味するのかなーと思う。忘れられない思い出も人も物事も全て同じままではいられない。いられないが、過去のない人間がいないように、帝国もまた滅びの先にある未来の礎となって残った。
    万能のヒーローなんて出てこない物語は、フィクションなのに我々と同じ人間を描いて胸を刺す。家族でナナイスの城門を出た夜明けと、物語の最後、フィンが迎えた夜明けを読み比べるといろいろ胸に迫る。
    良い物語です。何度

    0
    2014年10月19日
  • 灰と王国2 竜と竜侯

    Posted by ブクログ

    (第二部・完)の文字に身悶えする読後。(幕間のページもあるわけですが)
    前巻で心ならずも竜侯となったフィンがこの巻で対峙するのは闇の獣ではなく人の思惑。フィンが闇の竜侯と出会って竜侯としての存在を学んだり古巣の(脱走した)軍団を足止めしたりしている間にも、東の竜侯が復讐を誓ったり西の竜侯が悪巧みに励んだり議員が権益を奪い合ったりして帝国の崩壊は進む。戦の火種となることを恐れて身を隠した先帝の養子セナトの遍歴を挟みつつ、とうとうフィンは天竜侯として表舞台に上がる……。

    物語に登場する一人一人に彼らの人生があり彼らの物語があり、きっかけさえあれば口を開いて語りだすだろうと思わせる厚みのあるキャラ

    0
    2014年05月02日
  • 灰と王国1 北辺の闇

    Posted by ブクログ

    長い物語の始まりの巻。あとがき曰く「谷底の第一部」ですが!まだまだ谷は続くよ~ずーっと谷だよ~(わくわくわく)
    粉屋一家が壊れた風車小屋を後にするところから始まる暗い暗い始まり。町を守るはずの軍が民を虐げる、その理由のやりきれなさがたまらないが、これを読むと幾多の物語で(現実でも)同じような立場の兵たちが義務を果たし続けることこそが作り事めいてみえてくる。
    神や精霊、闇が力をもつ現実とは違う世界のお話だけど、人の心の醜さと美しさが一人一人の心の中でせめぎあう様子がとてもリアルで何度読んでも心惹かれる。紙の本で読めて嬉しい。
    塗り部分の多い挿絵も作品の雰囲気に合っていたと思う。フィンの少年らしい

    0
    2014年03月29日
  • “M.S.S Project×ファミ通文庫”コラボノベル 混沌四人衆のMinecraftサバイバル

    購入済み

    ニコニコ動画の実況者をキャラクターの主役に置いた本ですのでファン向けのアイテム
    ではありますが、4人の個性が爆発していて面白いです。

    0
    2020年12月01日
  • 灰と王国1 北辺の闇

    Posted by ブクログ

    出だしはかなり暗い。
    でも、それを我慢して読み進めていくと、フィンが希望を取り戻したあたりから、ググッと引き込まれて一気に読み終わってしまった。
    複雑な世界情勢、闇の魔獣の謎、興味はいろいろ尽きない。

    0
    2014年10月13日
  • 灰と王国1 北辺の闇

    Posted by ブクログ

    なろうで初めて読んだとき、あまりの文量に読みたくても読み切れない……と第一章で諦めてしまったので、紙媒体となって手元にあることが本当に嬉しいです。どれもこれも素敵すぎて書き表せないため、続きの感想はまた後日。
    2014/05/07

    0
    2014年05月07日
  • 灰と王国1 北辺の闇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説家になろうの書庫化作品と聞いて「本物のハイファンタジーとかうっそだー」と半笑いで買いましたが、びっくりです。
    なろう書庫化作品だと文章も設定も軽いものが多いのですが、これは確かにハイファンタジー。
    滅多に見なくなった古き良き作品で、こういう話を求めていたので感動してしまいました!

    派手な魔法は使わないのですが、そう言う話が好きでじっくり読みたい方にはおすすめだと思います。
    逆に救国の英雄で俺TUEEE!!が好きな人には向かないかと思います。

    1
    2014年04月15日
  • 灰と王国1 北辺の闇

    Posted by ブクログ

    Web版から読みました。
    最初は暗くて取っ付きにくい話かと思ったけど、どんどん話に引き込まれます。
    まだ幼げな主人公の正義感だけじゃない魅力的な人格と、暖かい家族がとてもいいです。
    話がこれからどんな方向へ広がっていくのか、楽しみです。

    0
    2015年07月18日