【感想・ネタバレ】灰と王国4 忘れえぬもののレビュー

あらすじ

安息を取り戻したナナイスで、夫婦の契りを交わした<竜侯>フィンと<天竜>レーナ。だが、世界には恐るべき“災厄”が迫っていた……。民衆を導く者たちは、人々を逃がすために立ち上がり、竜に選ばれし者たちは、≪古に封じられた闇の眷属≫と対峙する。「きっと大丈夫よ、フィン」竜と人の絆が、いま試される――! 伝説のハイファンタジー、ここに完結。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

壮大な世界観

始めは暗い展開で受け入れがたい人もいるかもしれませんが、途中から希望が出てくるので是非読み進めて欲しいです。最後は心地好い読了感のある物語だと思います。

0
2020年11月23日

Posted by ブクログ

忘れえぬものとは人々にとっては滅びた故郷への思いであり、フィンにとっては人としての前半生であり、エレシアにとっては家族であり、ラスボスにとっては心のわだかまりであり…ここまで登場した全ての人がそれぞれの胸に抱くものを意味するのかなーと思う。忘れられない思い出も人も物事も全て同じままではいられない。いられないが、過去のない人間がいないように、帝国もまた滅びの先にある未来の礎となって残った。
万能のヒーローなんて出てこない物語は、フィクションなのに我々と同じ人間を描いて胸を刺す。家族でナナイスの城門を出た夜明けと、物語の最後、フィンが迎えた夜明けを読み比べるといろいろ胸に迫る。
良い物語です。何度も読み返してはそう思う。

0
2014年10月19日

「女性向けライトノベル」ランキング