青木奈緒のレビュー一覧

  • 動くとき、動くもの

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    晩年に日本各地の崩壊地を訪ね、死後にエッセイ集『崩れ』を刊行した幸田文の孫である著者が、四半世紀の時を経て、祖母の踏んだ地を訪れた感想をつづったエッセイです。

    著者のまなざしは、自然の力がひとの営みを凌駕する崇高さとともに、それぞれの地で人びと暮らしを守る防砂という仕事に取り組みつづけてきたひとにも向けられています。この国の自然の豊かさは、「歌枕」のようなかたちで語られることが多いのですが、本書ではじっさいに自然の威容を目にした著者の体験とそれを取り巻く人びとの姿を散文によってていねいにえがいており、詩的な表現によって喚起される瞬発的な感動とは異なる、静かで持続的な感銘が心のうちにひろがって

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    2019年08月16日
  • うさぎの聞き耳

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    20代から30代、ドイツを中心にヨーロッパで12年暮らした青木奈緒さんのエッセイ「うさぎの聞き耳」2001.11刊行、2005.1文庫化です。うさぎの聞き耳、日本もいいしドイツもいいの2章の章立てです。日本の文化・伝統とヨーロッパの合理性、2つを上手に取り入れている青木奈緒さんという感じです!「受け継いでいくこと」では、私の娘には障子と襖の張替えやハタキの作り方よりコンピュータが先だと。外国暮らしをすれば、インターネットのできるできないで日本との距離に雲泥の差が生じると!

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    2017年03月06日
  • ハリネズミの道

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    2〜3年前に買っていたけど、読んだのは最近。読んだ時の私は偶然にも、主人公と同じような境遇にあった。そして初海外を体験したあとでもあったから、彼女に共感する部分が多くあった。

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    2009年10月04日