シロタカのレビュー一覧
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──彼女はメイド服を、もう着なくなったのだ。(P212)
蛇足編3巻は、「アイシャ編」として公開されたが非公開になっていた話の改稿版。
第3子アルスとアイシャが駆け落ちする話。書籍版では年老いたアルスが、幻の「ルーデウスの書」を元に過去を振り返る構成となっています。
完璧と思っていた父の完璧でなかった悩みを年老いてから知る、というのは、どういう感覚だろうか。
全ては既に終わったこと、という振り返りの仕方は、まさに蛇足そのものか。
まさかまる一冊かけてやるとは思っていなかったけど、とても良かったです。
ノルンの娘ルイジェルドとルーシーの孫ヘンリーの話も読みたいけど、キリがない願望ですね。
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Posted by ブクログ
「エリスこそ、今で満足?」
「満足よ」(剣の聖地に住まう神)
本編後をこんなに手厚く描いてくれる作品もなかなかないですが、「その後」の話は大好物です。
自動人形作ったら自我を獲得して大騒ぎな「オートマタを作ろう!」
家族旅行で子どもたちが大冒険「ミリス旅行記」
エリスが剣の聖地で旧友と語らう「剣の聖地に住まう神」
なんでも出来る長女ルーシーの悩みと子どもたちの日常を描く書き下ろし「グレイラットの子どもたち」
の4編。
「その後」話の中でも、次世代の物語が語られるのいいですよね〜。
ルーシーの悩みはまさに、親の心子知らずですね。期待するし大切にしたい、縛りたくない気持ちが、自由にしろと言う言葉になる。分かってもらえる日はきっと来るぞ、ルーデウス。
ぜひ誰かひとり主人公にして長編書いてください(実現するとしたらやはり勇者ララかな?)。
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Posted by ブクログ
感想
リニアの話がちょっと長かったかな。繋ぎの巻。
あらすじ
ルーデウスは、オルステッドの命に従って細々した仕事をこなす。ロキシーは女の子を産み、ララと名付ける。エリスも無事に妊娠する。自宅の武器庫の地下に魔法陣部屋を作る。
ある日、エリスが奴隷になったリニアを拾ってくる。ルーデウスは金と脅しで解決する。リニアはメイドとしてルーデウス家で働くこととなった。
久しぶりに学校に行くとノルンが生徒会長の挨拶をしていた。ルーデウスは、クリフとザノバと魔導鎧の研究打ち合わせをし、オルステッドと模擬戦で修行する。
何をやってもうまくいかないリニアを持て余したルーデウスは、自分の仕事を手伝わせることにする。リニアとアイシャは獣族を中心に集めて、ルード傭兵団を始めて儲ける。その頃、ドルディアでは聖獣がいなくなったとなり、大騒ぎになる。ルーデウスは事情を説明する。レオが救世主となるルーデウスの子供のララを守ると言ったことで問題は解決する。
リニアの世話係としてプルセナを連れて帰る。その後、ザノバに帰国の勅命が下る。 -
Posted by ブクログ
感想
学園編になってから普通のサザエさんみたいな生活を見てるみたい。
と思いきや後半は冒険に逆戻り。ちょっと面白くなってきた。
あらすじ
ノルンとアイシャと一緒に暮らし始める。アイシャは人懐っこく、勉強もできる。しかし、ノルンはアイシャと比べられて引け目を感じていた。家族にも馴染めない。ノルンはラノア魔法大学の寮に入ることになった。しかし、ルーデウスと比べられる日々に嫌気がさし、引き篭もってしまう。ルーデウスはノルンの部屋に駆けつけ、共に時間を過ごすことで仲良くなる。
そんな折、シルフィが妊娠する。また、ギースから至急の救援依頼がくる。人神はベガリット大陸に行けば後悔すると忠告する。
ルーデウスはエリナリーゼと転移魔法陣を使って、ベガリット大陸に行く。魔物を倒しながら、迷宮を目指す。そして遂にラパンに着く。 -
Posted by ブクログ
ネタバレルーデウスは魔力の本を読んで「魔力は生まれつき総量が決まっていて、生涯増えることはない」ということを知る。しかしルーデウスは鍛練を重ねていくに連れてどんどんやれることが増え、魔力が増えていることを実感していく。そして「この魔力の本は嘘だ」と考えるようになる。
のちにルーデウスは大規模な魔力災害に巻き込まれる。これは、こうしたことを言っているんじゃないか。自分の中から魔力を絞り出そうとすると、その総量には限りがあって魔力量を伸ばすことはできない。ルーデウスがやっていたのは自分の中の魔力を放出することではなく、大地や宇宙に存在するエネルギーに繋がって魔力を放出していた。伝達管として魔力を発揮していたのだ。その引き出すエネルギーが増えるに従って世界の魔力バランスが狂い、大規模な魔力災害を引き起こすに至ったのではないか。
そう推測すると、ルーデウスの魔力は作者の想像力の暗喩ともいえる。この異世界転生物語を書きながら作者は、ルーデウスの冒険譚に自分の想像力の行きづまりや発展を重ねていたのかもしれない。