稲垣足穂のレビュー一覧

  • 稲垣足穂 飛行機の黄昏

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    星空を、こんなに雄弁に、科学的だけど華麗に書いた文章は初めてだ。博識で素敵だなぁ。化学的だけじゃなくて優雅でロマンチックだった。たくさんの夢を短い時間にたくさん見たような、不思議な心持ち。ただ読みながらイライラすることがあったので素敵な読後感が台無し!また読む。

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    2023年04月08日
  • 稲垣足穂 飛行機の黄昏

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    すっきりとした文章ながら、天体や飛行機の記述はとても美しく、夜空を見上げたくなりました。
    ただ人名や専門用語もあり、解説を見ながらなのでなかなか時間がかかりました。もう少し知識があるともっと楽しめるのかなと思いました。

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    2020年06月16日
  • 我が見る魔もの

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    半分秋になってしまったが、ようやく読んだ。
    なるほどタルホをお化けの切り口で。
    奔放に読んでいるつもりでも東大人……東雅夫の掌の上。
    本書の中核が「Ⅳ イノモケ鬼譚」なのは間違いないが、結構「Ⅰ 化物屋敷譚」の章立ても面白かった。

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    たとえどんなお化けが現われようと、決してたじろぐには当らないのである――。
    宇宙文学の大いなる始祖にして、三島由紀夫を驚嘆させた少年愛文学の先駆者でもある、昭和文学の燦爛たる流れ星「コメット・タルホ」が遺した膨大な作品群から怪奇幻想の名に値する名作を初めて集大成!
    タルホが熱中した江戸中期の怪異譚、《稲生物怪録》を下敷きにした4編も収録。
    文豪怪異小品集シリーズ、第13弾。

    目次

    Ⅰ 化物屋敷譚
    友人の実見譚
    怪談
    黒猫と女の子
    我が棲いはヘリュージョンの野の片ほとり 厭わしきカルニアの運河に沿うた地下墓地だ
    我が見る魔ものーお化けの哲学
    お化けに近づく人
    北極光ーAurora borealis
    地獄車
    白衣の少女

    Ⅱ 愛蘭に往こう!
    黄漠奇聞
    リビアの月夜
    夜の好きな王の話
    夏至近く
    バブルクンドの砂の嵐ー新居にはいって
    『ダンセイニ幻想小説集』推薦文

    Ⅲ 幻想市街図
    出発
    電気の敵ーその日、天は巻物を捲くごとく去りゆかん――黙示録
    奇妙な区廓に就いて
    如何にして星製薬は生れたか?
    塔標奇談 (影絵フィルムのために)

    Ⅳ イノモケ鬼譚
    荒譚
    懐しの七月ー別名「余は山ン本五郎左衛門と名乗る」
    山ン本五郎左衛門只今退散仕る
    稲生家゠化物コンクール――A CHRISTMAS STORY――

    収録作品初出一覧
    編者解説  東雅夫

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    2024年09月24日
  • 稲垣足穂 飛行機の黄昏

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    ついにSTANDARD BOOKS読破!
    しかし、最後はなかなかの難関でした。独特の文章というか思考世界というかに慣れるまでがしんどい。
    途切れることなく続く文章。そして、どこからが描写で、どこからが空想で、どこからが思考なのか。
    でも、最後の方はこの訳のわからない感じが、ちょっと癖になってきてた。しかし、好みではなかったかなあ・・・。
    星に関しては野尻抱影が引用されていて、ここにも知の系譜が。これがこのシリーズのミソなのよね。
    第3期は2月からに刊行とか。楽しみだ!

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    2019年01月22日
  • 稲垣足穂 飛行機の黄昏

    Posted by ブクログ

    月や星、飛行機への思いを馳せた随筆集。
    小説家らしい柔らかさがあって、だからか、随筆として読めない部分もあり、難しかった。

    月は女性か、男性か。
    女神の名を冠しながら、イラストで描かれる際は男性のようである。
    そこで、左向きと右向きの両生具有者なんだという話は面白かった。

    一番、印象に残ったのは「黒」の哲学。
    光を吸い込んでしまう黒の存在。
    でも、私たちにとっては生きられる黒の世界。
    美しい音楽を味わうためには目を閉じればよい。
    美しい絵を味わうためには目を閉じてはいけない。
    至極当然の指摘なのだけど、闇の持つ魅力がすごく伝わってきて、なるほど、と思えた。

    芸術を愛する者は空に憧れるのか。
    そうして、空に達することを叶えた芸術は、ある日、武器となって地に堕ちてくるのだった。
    ジブリの「風立ちぬ」を思う。

    憧れって、素敵だ。

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    2016年09月11日