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Posted by ブクログ
月や星、飛行機への思いを馳せた随筆集。
小説家らしい柔らかさがあって、だからか、随筆として読めない部分もあり、難しかった。
月は女性か、男性か。
女神の名を冠しながら、イラストで描かれる際は男性のようである。
そこで、左向きと右向きの両生具有者なんだという話は面白かった。
一番、印象に残ったのは「黒」の哲学。
光を吸い込んでしまう黒の存在。
でも、私たちにとっては生きられる黒の世界。
美しい音楽を味わうためには目を閉じればよい。
美しい絵を味わうためには目を閉じてはいけない。
至極当然の指摘なのだけど、闇の持つ魅力がすごく伝わってきて、なるほど、と思えた。
芸術を愛する者は空に憧れるのか。
そうして、空に達することを叶えた芸術は、ある日、武器となって地に堕ちてくるのだった。
ジブリの「風立ちぬ」を思う。
憧れって、素敵だ。
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小説・文芸
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