大崎知仁のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
“「捕まえろと言ったのは、ぬしじゃろうが!」
「捕まえろとは言ったけど、投げ飛ばして気絶させろとまでは言ってねーよ!」
「そもそも、ぬしの早合点がなければ、こんなことにはなっておらんじゃろーが!」
「や、でも、俺だけ悪いってわけでもなくない?七対三くらいでお前も悪くない?」
銀八が語調をやわらげてそう言うと、
「わっちが三も悪いと?」
「うーん。つーかお前が七なんだけどな」
と言った直後だった。銀八は無数のクナイを浴び、体育館の壁に縫いとめられてしまった。
「……うん、落ち着いて、ツッキー」
銀八は蒼ざめた顔で言った。
「あの、俺が七でいいからさ、せめて一緒に善後策考えない?健康診断のために呼 -
Posted by ブクログ
高杉が主役ときいて、彼がどう動くのか興味があって読んでみました。
小説という媒体で(コメディではなく)ギャグをやろうとすることの難しさを痛感させられながらもちゃんと笑えます。
それに最後には銀八せんせーが登場して、彼らしいやり方できれいにお話もまとめてくれましたし、中学高校生が読む分にはとても面白いんじゃないかと思います。
本来少年ジャンプが想定している読者層というのは、小中せいぜい高校生男子なわけですよね。ジャンプのノベライズは何種類か読んだことがありますが、まさしくそういった層向けの易しい本だという印象をそのたび強く受けます。子供向けの本を見て「子供向けでケシカラン!」と怒るのは