大崎知仁のレビュー一覧
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“「捕まえろと言ったのは、ぬしじゃろうが!」
「捕まえろとは言ったけど、投げ飛ばして気絶させろとまでは言ってねーよ!」
「そもそも、ぬしの早合点がなければ、こんなことにはなっておらんじゃろーが!」
「や、でも、俺だけ悪いってわけでもなくない?七対三くらいでお前も悪くない?」
銀八が語調をやわらげてそう言うと、
「わっちが三も悪いと?」
「うーん。つーかお前が七なんだけどな」
と言った直後だった。銀八は無数のクナイを浴び、体育館の壁に縫いとめられてしまった。
「……うん、落ち着いて、ツッキー」
銀八は蒼ざめた顔で言った。
「あの、俺が七でいいからさ、せめて一緒に善後策考えない?健康診断のために呼ばれたお医者さんを、勘違いで気絶させちゃった……ってコレ、結構やばいと思うんだよね」”[P.115_第三講 大人のお医者さんごっこは、子どものそれとはわけが違う。]
「第一講 一日体験したぐらいで、すべてをわかった気になってもらっちゃ困る。え?誰もわかったなんて言ってない?じゃあ、ごめん。」
「第二講 ややや?卒業生がやって来ない!!」
「第三講 大人のお医者さんごっこは、子どものそれとはわけが違う。」
「第四講 玉をアレしたり棒をナニしたり、体育祭って、なんかエッチ。」
漫画と同じハイテンションを文章で読むのはちょっと辛いな。でも面白い。
“「そんなことではお手本とは言えません。次は私にやらせてください」
丁寧な口調は、機械少女のたまである。
たまはステージに立つと、相手役として、この男を指名した。
「山崎さん、すいませんが、ご協力お願いします」
「お、俺でいいんですか!」
というわけで、たまが奥さん、山崎が旦那という配役で、またまた寸劇が始まった。”[P.146_第三講 大人のお医者さんごっこは、子どものそれとはわけが違う。] -
Posted by ブクログ
高杉が主役ときいて、彼がどう動くのか興味があって読んでみました。
小説という媒体で(コメディではなく)ギャグをやろうとすることの難しさを痛感させられながらもちゃんと笑えます。
それに最後には銀八せんせーが登場して、彼らしいやり方できれいにお話もまとめてくれましたし、中学高校生が読む分にはとても面白いんじゃないかと思います。
本来少年ジャンプが想定している読者層というのは、小中せいぜい高校生男子なわけですよね。ジャンプのノベライズは何種類か読んだことがありますが、まさしくそういった層向けの易しい本だという印象をそのたび強く受けます。子供向けの本を見て「子供向けでケシカラン!」と怒るのは、確かに筋違いなんですが、原作マンガは、大人の私でも読んでいて面白いんですよ。同じ層向けに作られているはずなのに、原作はそれだけには収まらない力を内包していることになります。
それとおなじだけのクオリティをノベライズに期待するのは間違っているのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
“なんというか、まあ、アンチテーゼに満ちた教師ではある。坂田銀八という人は。
教室だろうがどこだろうが、平気でくわえ煙草。さらには、教育者とは到底思えない、その死んだ魚のような瞳。
「つーか、おめーらよぉ、俺の登場までに原稿用紙十九枚も使ってんじゃねーよ。待ちくたびれちまったよ」
小説内の人物とは思えない、この不穏な発言。
野放図というか、破格というか、PTAの信頼度ゼロというか、とにかく教師の典型から大きく逸脱した人物なのである。
だが、この人が不思議な求心力のようなものも備えていることは事実で、今こうして銀八が教室に登場しただけで、あれだけ騒いでいたクラスメイトが、とりあえずは席に着き、彼の方に注目している。
銀八は出席簿をポンと教卓に放り出すと、いつものようにけだるげな声で言った。
「んじゃ、ホームルーム始めんぞー。日直、号令」
言われて、新八は今日の日直が自分であることを思い出す。
「あ、はい。きりー……」
と、新八が言いかけたところで、銀八が待ったをかけた。
「あー待て。今日から号令は『起立』『気をつけ』『礼』『銀魂』にする」”
原作そのままの雰囲気が嬉しい。
それに面白い。
しかし、銀八だと新八と字面が似てて、一瞬読み間違える。
あと、最初のカラーイラストの右端のお二人はだれだっけ?二つ括りと金髪っ子。
“「いいか、総悟」と廊下を歩きながら土方くんは言う。
「ちょっとでもおかしな真似してる奴がいたら、ソッコーで囲むからな」
「わかってまさぁ。どんなささいな悪事も見逃しゃしませんぜ」
言いながら、沖田くんはPSPに夢中だ。
「おめーはその液晶画面にどんな悪事を見つけるつもりなんだ?」
土方くんは静かにキレた。”