栗原潔のレビュー一覧

  • ゾーンマネジメント 破壊的変化の中で生き残る策と手順

    Posted by ブクログ

    本書内にも記載があったが、いままでの著者の「キャズム」などに比べて、実用的というか、手引書感が強く出ている。そういう意味で有用な一冊だと思われ。イノベーションのジレンマ的な状況から脱し、破壊的イノベーションで勝つ(もしくは破壊的イノベーションから守る)ために組織や事業をどう管理・運営するか、MicrosoftやSalesforceのケースを実例として(そしていくつかの反面教師事例も企業名をあげて)紹介されている。
    破壊的なイノベーションによる組織のトランスフォームを早期短期に実現するには集中が肝要だし、そのためにリソースをどう振り向けるか、など、学ぶところは多かった。

    0
    2019年04月23日
  • ゾーンマネジメント 破壊的変化の中で生き残る策と手順

    Posted by ブクログ

    事業ポートフォリオの管理→事業戦略→事業運営→組織運営までを体系的に学べる。

    事業戦略では、攻撃だけなく、防御面も書いてあるため、大企業のマネジメントに参考になる。

    0
    2018年04月07日
  • ゾーンマネジメント 破壊的変化の中で生き残る策と手順

    Posted by ブクログ

    「ジョブ理論」と並んで「話題になってないみたいだけど名著やないかい!」な理論書。

    たいていの企業にとって問題なのは、新規事業を始められないことではなく、新規事業を本格事業にスケールできないこと。
    新規事業ナンチャラが増大してる今、これは金言でしかない。

    シンプルかつ人間味溢れるフレームワークが、実際に組織を動かす時のイロハを手短に教えてくれる。

    0
    2018年04月03日
  • ライフサイクル イノベーション

    Posted by ブクログ

     ハイテク分野のコンサルタンティングを専門とするジェフリー・ムーア氏の著作。「キャズム」ではテクノロジー導入期のIT系企業にフォーカスされていたが、本作「ライフサイクル・イノベーション」では成熟期~衰退期を含めた製品ライフサイクル全体を俯瞰しており、IT系企業以外の事例も豊富である。
     副題には「成熟市場+コモデティ化に効く14のイノベーション」とあり第2部でこれらのイノベーションが詳細に解説されているが、日本企業にとってより重要なのは第3部に解説されている「資源の再配分」ではないだろうか。「コア・コンピタンス」という用語は一般的に使用されているが、「コア」の定義はあいまいなことが多い。多くの

    0
    2014年05月18日
  • ライフサイクル イノベーション

    Posted by ブクログ

    *****
    要点は2つ。
    (1)製品ライフサイクルによって注力すべきイノベーションのタイプは異なり、企業は適切にリソースのシフトを進めなければならない
    (2)ビジネスモデルが「コンプレックス型」と「ボリューム型」のどっちかでイノベーションのやり方が異なる
    *****

    0
    2014年02月06日
  • ライフサイクル イノベーション

    Posted by ブクログ

    プラットフォームリーダーシップからのリファレンス。破壊的イノベーションを経た会社と以降のマーケット形成について、多数のケースが取り上げられている。

    スイス・アーミー・ナイフは有名ですが、作っているのはどちらかというと鞄で知っているビクトリノックス社の例だとか、印刷媒体からライセンスビジネスへ切り替え、映画業界に進出して行くマーベルコミックスの例だとか、業種を選ばず採られた素朴で実直な、企業の転換する姿の数々は圧巻。

    ボブディランの歌詞「立ち止まるものばかりが滅びていく」を引用し、生き延びようとする姿そのものを研鑽する本書(原題 Dealing with Darwin)そのものこそ革新的だと

    0
    2012年12月16日
  • エスケープ・ベロシティ

    Posted by ブクログ

    ジェフリー・ムーアの本はどれも本当に本質的かつユーモアに富んでいて興味深い。ホライゾン2をはじめ、また今まで明確に思考整理出来ていなかったものを助けて貰った。ハイテク産業に特化している点は他の経営書にない理解し易いポイント。

    0
    2012年08月17日
  • ライフサイクル イノベーション

    Posted by ブクログ

    ライフサイクルのイノベーション分類定義と多種企業の事例とあわせて、シスコシステムズの企業分析は深い洞察で興味深い。パートナー企業は必読かと思う。

    0
    2012年01月11日
  • イノベーションへの解 実践編

    Posted by ブクログ

    クリステンセン著「イノベーションへの解」で提示された理論を基に、具体的なツールを開発し「破壊的イノベーション」を実践するための手法を解説している。著者らは実際の企業での応用を通じてツールを整備しており、具体性の高いツールとなっている。
    ここで解説されている手法の各ステップを辿ってゆくことによって、多くのイノベーションの種を育てることができると思われる。

    0
    2011年02月13日
  • ライフサイクル イノベーション

    Posted by ブクログ

    キャズムのムーアさんが書いた本です
    製品のライフサイクルと、その状況に応じてどのようなイノベーションを行うべきかが記載されています。
    個人的には、コンプレックスシステムとボリュームオペレーションの分類はとても役に立っており、製品戦略を考えるときは意識するようにしています
    この部分だけでも、ぜひ読まれることをお勧めします。

    0
    2010年12月14日
  • ライフサイクル イノベーション

    Posted by ブクログ

    ジェフリームーアとクレイトンクリステンセンの本は社会人になる前に一度は読んでおくべき本だと思う。

    この本は、自分がいる業界や自分がいる部署での仕事について理解するための本として位置づけていいだろう。
    (余裕がある人はキャズムとかも読んで、ムーア理論全体について理解を深めることを強く勧める)

    日経新聞とか日経ビジネスが時期によってデカデカとキャンペーンをやっているけど、この本に書かれていることがわかっていなければ日経新聞も日経ビジネスも読んでもたいして意味ねぇと思うよ。

    てなわけで、みんな読んでみて。

    ちなみにこの本を読むにあたって、以下の二つのことを把握することがまず重要。

    1

    0
    2010年01月18日
  • イノベーションへの解 実践編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イノベーションへの解 実践編

    2013/5/16(木) 16:00-19:30に行われた、Innosight社のCEO Kevin Bolen氏によるセミナのテキストとして配布された本です。
    クリステンセン教授のイノベーションの解の理論を元にコンサルティングを行った成果がまとめられており、企業からイノベーションを起こすにあたっての方法や留意点が、「イノベーションのジレンマ」「イノベーションの解」「明日は誰のものか」の内容を要約しつつまとめられています。
    破壊的なイノベーションに関しては知っていたので、今回の学びは四つ。
    1. 事業の計画を立てつつも創発的な方向転換を行って行かないと失敗する。

    0
    2025年08月06日
  • イノベーションへの解 実践編

    Posted by ブクログ

    具体例と平易な説明でイノベーションのアプローチを記載しておりわかりやすいが、実践しようとするとかなり労力と推進力が必要そう。

    0
    2021年08月16日
  • ゾーンマネジメント 破壊的変化の中で生き残る策と手順

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    キャズムの著者ジェフリー・ムーアの本。
    既存ビジネスと新規ビジネスを同時に経営管理していく上での指南書。
    新規のためのゾーン攻撃。
    既存のためのゾーン防御。
    併せてゾーンマネジメント。
     4つのゾーン。軸は破壊的イノベーション・持続的イノベーション、収益パフォーマンス・支援型投資で、パフォーマンスゾーン・トランスフォーメーションゾーン・インキュベーションゾーン、プロダクティビティゾーン。

    パフォーマンスゾーン 既存事業ライン 収益源と収益チャネルによるマトリックス
    プロダクティビティゾーン 生産性向上スタッフ部門
    インキュベーションゾーン 新規事業ベンチャーのように独立した事業ユニット
    トラ

    0
    2020年09月24日
  • ライフサイクル イノベーション

    Posted by ブクログ

    第1部 基本的モデル(イノベーションの効果
    イノベーションと市場カテゴリーの成熟度
    イノベーションとビジネス・アーキテクチャ)
    第2部 イノベーションを管理する(イノベーションのタイプ
    成長市場におけるイノベーションの管理
    成熟市場におけるイノベーションの管理 ほか)
    第3部 慣性力を管理する(コンテキストから資源を抜き出す
    コアに向けた資源の再配分
    企業内の慣性力管理のプロセス)

    0
    2018年10月12日
  • ライフサイクル イノベーション

    Posted by ブクログ

    製品リーダーシップイノベーションは、コモディティ化して成熟した市場だとあまり意味ない。顧客インディマシーイノベーションなどが良い

    0
    2018年10月07日
  • エスケープ・ベロシティ

    Posted by ブクログ

     ハイテク分野のコンサルティングを専門とするジェフリー・ムーア氏の著作。「エスケープ・ベロシティ」は過去のしがらみから抜け出すための「脱出速度」の意。「キャズム」や「ライフサイクル・イノベーション」等、過去の著作を読んだ人にはあまり目新しさはないかもしれないが、ムーア氏のハイテク・マーケティングの全体像を把握するのに好適だろう。
     多数の造語を用いて13ものフレームワークを一冊に詰め込んでいるのはいかにもコンサルタントらしいが、より一般的な用語やフレームワークを用いて説明されていればもっと分かりやすかったと思うのは自分だけだろうか。

    0
    2014年07月21日
  • エスケープ・ベロシティ

    Posted by ブクログ

    *****
    エスケープベロシティ=脱出速度
    という名前を付けているのがコンセプトとしてとても分かりやすい。ネーミングって大事。
    *****
    ・如何に脱出すべき市場を小さく定義して、その中で差別化をするか
    ・速度を加速するための差別化要因が何であるべきか
    ・一度突破したときに、次にどのようなステージに行くのか
    といったことを段階的に理解して行く必要がある。
    *****
    市場の成長性→企業の競争力→事業の競争力→製品の優位性→実行力
    という5つの切り分けもとても明確。
    後になるほど短い時間・少ないリソースで転換しやすく、逆に言えば模倣もされやすい。
    *****

    0
    2014年04月11日
  • イノベーションへの解 実践編

    Posted by ブクログ

    クリステンセン教授の著作と思って購入したら、クリステンセン教授が執筆したのは序文のみ。本文はクリステンセン教授が立ち上げたコンサルティング会社イノセントのメンバーによるもの。「イノベーションのジレンマ」と「イノベーションの解」を読んだ読者にとっては新しい気付きは乏しいかもしれないが、破壊的イノベーションを実践する際の手順が詳細に記されているので、実務家には参考になるだろう。

    0
    2013年09月21日
  • インテンション・エコノミー~顧客が支配する経済

    Posted by ブクログ

    内容としては、近い(?)未来についてのお話が多いため、現実として実感出来ない部分が多分にある。

    ただ、グランズウェル→エンパワードという流れの延長戦上にあるであろう本書(書籍内で触れられているが、パーミッションマーケティングの流れもあろう)。

    顧客視点にたった「VRM」という考え方には、とても共感するものがあるし、是非実現してもらいたい未来でもある。

    本書の中では、現在の広告だけでなく、CRMも批判の対象であり、顧客視点を欠いた企業からの一方的な囲い込みなどへの疑問符が記載されていたりする。

    結局、「VRM」とはシステムシックに思っていただが「顧客の購買代理人」であるという部分の概念を

    0
    2013年06月11日