栗原潔のレビュー一覧
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本書内にも記載があったが、いままでの著者の「キャズム」などに比べて、実用的というか、手引書感が強く出ている。そういう意味で有用な一冊だと思われ。イノベーションのジレンマ的な状況から脱し、破壊的イノベーションで勝つ(もしくは破壊的イノベーションから守る)ために組織や事業をどう管理・運営するか、Micr...続きを読むPosted by ブクログ
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事業ポートフォリオの管理→事業戦略→事業運営→組織運営までを体系的に学べる。
事業戦略では、攻撃だけなく、防御面も書いてあるため、大企業のマネジメントに参考になる。Posted by ブクログ -
「ジョブ理論」と並んで「話題になってないみたいだけど名著やないかい!」な理論書。
たいていの企業にとって問題なのは、新規事業を始められないことではなく、新規事業を本格事業にスケールできないこと。
新規事業ナンチャラが増大してる今、これは金言でしかない。
シンプルかつ人間味溢れるフレームワークが、...続きを読むPosted by ブクログ -
ハイテク分野のコンサルタンティングを専門とするジェフリー・ムーア氏の著作。「キャズム」ではテクノロジー導入期のIT系企業にフォーカスされていたが、本作「ライフサイクル・イノベーション」では成熟期~衰退期を含めた製品ライフサイクル全体を俯瞰しており、IT系企業以外の事例も豊富である。
副題には「成...続きを読むPosted by ブクログ -
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要点は2つ。
(1)製品ライフサイクルによって注力すべきイノベーションのタイプは異なり、企業は適切にリソースのシフトを進めなければならない
(2)ビジネスモデルが「コンプレックス型」と「ボリューム型」のどっちかでイノベーションのやり方が異なる
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プラットフォームリーダーシップからのリファレンス。破壊的イノベーションを経た会社と以降のマーケット形成について、多数のケースが取り上げられている。
スイス・アーミー・ナイフは有名ですが、作っているのはどちらかというと鞄で知っているビクトリノックス社の例だとか、印刷媒体からライセンスビジネスへ切り替...続きを読むPosted by ブクログ -
ジェフリー・ムーアの本はどれも本当に本質的かつユーモアに富んでいて興味深い。ホライゾン2をはじめ、また今まで明確に思考整理出来ていなかったものを助けて貰った。ハイテク産業に特化している点は他の経営書にない理解し易いポイント。Posted by ブクログ
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ライフサイクルのイノベーション分類定義と多種企業の事例とあわせて、シスコシステムズの企業分析は深い洞察で興味深い。パートナー企業は必読かと思う。Posted by ブクログ
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クリステンセン著「イノベーションへの解」で提示された理論を基に、具体的なツールを開発し「破壊的イノベーション」を実践するための手法を解説している。著者らは実際の企業での応用を通じてツールを整備しており、具体性の高いツールとなっている。
ここで解説されている手法の各ステップを辿ってゆくことによって、多...続きを読むPosted by ブクログ -
キャズムのムーアさんが書いた本です
製品のライフサイクルと、その状況に応じてどのようなイノベーションを行うべきかが記載されています。
個人的には、コンプレックスシステムとボリュームオペレーションの分類はとても役に立っており、製品戦略を考えるときは意識するようにしています
この部分だけでも、ぜひ読まれ...続きを読むPosted by ブクログ -
ジェフリームーアとクレイトンクリステンセンの本は社会人になる前に一度は読んでおくべき本だと思う。
この本は、自分がいる業界や自分がいる部署での仕事について理解するための本として位置づけていいだろう。
(余裕がある人はキャズムとかも読んで、ムーア理論全体について理解を深めることを強く勧める)
日経...続きを読むPosted by ブクログ -
具体例と平易な説明でイノベーションのアプローチを記載しておりわかりやすいが、実践しようとするとかなり労力と推進力が必要そう。Posted by ブクログ
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キャズムの著者ジェフリー・ムーアの本。
既存ビジネスと新規ビジネスを同時に経営管理していく上での指南書。
新規のためのゾーン攻撃。
既存のためのゾーン防御。
併せてゾーンマネジメント。
4つのゾーン。軸は破壊的イノベーション・持続的イノベーション、収益パフォーマンス・支援型投資で、パフォーマンスゾ...続きを読むPosted by ブクログ -
第1部 基本的モデル(イノベーションの効果
イノベーションと市場カテゴリーの成熟度
イノベーションとビジネス・アーキテクチャ)
第2部 イノベーションを管理する(イノベーションのタイプ
成長市場におけるイノベーションの管理
成熟市場におけるイノベーションの管理 ほか)
第3部 慣性力を管理する(コン...続きを読むPosted by ブクログ -
製品リーダーシップイノベーションは、コモディティ化して成熟した市場だとあまり意味ない。顧客インディマシーイノベーションなどが良いPosted by ブクログ
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ハイテク分野のコンサルティングを専門とするジェフリー・ムーア氏の著作。「エスケープ・ベロシティ」は過去のしがらみから抜け出すための「脱出速度」の意。「キャズム」や「ライフサイクル・イノベーション」等、過去の著作を読んだ人にはあまり目新しさはないかもしれないが、ムーア氏のハイテク・マーケティングの全...続きを読むPosted by ブクログ
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エスケープベロシティ=脱出速度
という名前を付けているのがコンセプトとしてとても分かりやすい。ネーミングって大事。
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・如何に脱出すべき市場を小さく定義して、その中で差別化をするか
・速度を加速するための差別化要因が何であるべきか
・一度突破したときに、次にどのようなステージに...続きを読むPosted by ブクログ -
クリステンセン教授の著作と思って購入したら、クリステンセン教授が執筆したのは序文のみ。本文はクリステンセン教授が立ち上げたコンサルティング会社イノセントのメンバーによるもの。「イノベーションのジレンマ」と「イノベーションの解」を読んだ読者にとっては新しい気付きは乏しいかもしれないが、破壊的イノベーシ...続きを読むPosted by ブクログ
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内容としては、近い(?)未来についてのお話が多いため、現実として実感出来ない部分が多分にある。
ただ、グランズウェル→エンパワードという流れの延長戦上にあるであろう本書(書籍内で触れられているが、パーミッションマーケティングの流れもあろう)。
顧客視点にたった「VRM」という考え方には、とても共...続きを読むPosted by ブクログ -
コモディティ化した成熟市場にて、14種のイノベーションを効果的に用い、どう生き抜き、ビジネスを永続的に続けていくかを示す。
ビジネスというゲームのルールを知る上でも良書。
経営者には必須の知識だが、一般社員も自身の会社と照らし合わせて読むと、理解が深まりおすすめ。
この知識は、何度も熟読して、習得し...続きを読むPosted by ブクログ