雨川恵のレビュー一覧
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ネタバレ好きなシリーズですが、今回はやっとお兄様の士傑にも春が訪れました。結構士傑好きなんですよね。
お相手は西洋の国のお姫様フィエリアで、言葉が分からないからって悪態つきまくりだったのに、名蓮とのケンカが意外と意思疎通できる?って思ってたら、ちゃんと言葉分かってたんですね。
意外と士傑と合うかもって思いました。
今回は天黎&淑蓉はほぼ惚気です。
天黎にいろいろしてあげたい淑蓉と、淑蓉にいろいろしてあげたい天黎。どっちも尽くすタイプで天黎の方が先にやっちゃうから、淑蓉が尽くせないことにストレス感じちゃって家出って感じです。まあ、夫婦げんかはなんとやらですが。
今後は天黎&淑蓉だけじゃなくて、士傑 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ2巻目。
前巻で両想いになった淑蓉と天黎。このまま結婚までまっしぐらかと思いきや、ある人物の思惑に巻き込まれてしまう。その人物は天黎の生い立ちに関係していて、淑蓉は天黎を支えようとある行動を起こす。
自分を守るためだと天黎は淑蓉に何も話さず色々なことを秘密にしている。そんな彼の様子に淑蓉が不安になり、それでも天黎のことが心配で彼のために動き出す、という話。
主人公カップルも良いですが、天黎の兄・士傑殿下と淑蓉の母・凌蘭が良いです。士傑はラストでいい所持っていきましたね(笑)「お義兄さま」呼びの展開は微笑ましかった。凌蘭と天黎の掛け合いも面白かった。
巻末のおまけ漫画も新鮮で良かった。 -
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天黎の性格が際立ってるけど、あえて自覚してなかったとはいえ淑蓉の執着具合も盲目的というか、充分度を越してるような気が・・・お互いにお互い以外、目に入らなすぎ。正反対だけど、これもいわゆる似た者カップルなのか?
うーん、しかし、これは解決になっているのかわからない。ハッピーエンドだとは思うけど、結局ヒロインって、何か自分の自信になるものを手に入れたの?お兄様に自分を認めてもらえたって、それだけかい?何か自分を見つけようと一生懸命になってた割には、お兄様の懐に転がり込んで満足してるように見えたんだが・・・まあ何に価値を見出すかは人それぞれだから、それがヒロインの幸福なら別に口出しすることはないけ -
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あらすじ買いですが、当たりでした。
国王の寵姫の連れ子として王宮に住まう淑蓉とそんな淑蓉を可愛がる王子の天黎ですが、淑蓉に縁談の話が出てきたことで天黎の態度が一変。っていうか、淑蓉に見せていた顔がニセモノで、本来の天黎はあんな感じなんですね。やさしい兄を演じきっていた天黎も悪いと思いますけど。
近親相姦ものはちょっと拒否反応が出るので、兄妹とはいえ、全く血がつながらないっていう設定に安心して読めました。ただ、淑蓉のだめっぷりはそうとうなもので、もうちょっとマシでもよかったんじゃないかなって思いました。
二人の周りの人間も癖はあるけど優しい人たちばかりで、ちょっと影が薄かった兄王子メインの -
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ネタバレ国主の寵妃を母に持つ淑蓉。けれど淑蓉自身は王族の血を持たず、宮中でも「なりそこない公主」と噂され、自分の居場所を見つけらずにいた。そんな淑蓉が心を許せるのは第2皇子の天黎だけ。天黎は淑蓉に本当の妹に接するかのように優しく慈しんでくれるから・・・。けれどそんなある日、淑蓉のもとに思いがけない縁談が飛び込んできて、それを知った天黎が激怒し、優しかった態度が急変して・・・。
すれ違いラブです。
ビーンズ文庫でよくお見かけした雨川さんの新刊ということで楽しみにしていました。期待通り面白かったです。
幼い頃から好きだった淑蓉が自分の気持ちにまったく気づかず、他の男との縁談を決意したことをきっかけに天黎 -
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女だから親衛隊には入れない、という所を
拾ってくれた王太子殿下。
そんな主に、どこまでも付いていこうと頑張る少女。
鬱陶しくない阿保、とまで言われてしまう主人公。
確かにこれは相手をしていても、見ていても
いらっとしない類の性格です。
ものすごく単純に、言葉の上澄みだけを汲み取る。
笑顔で腹の探り合いをする生活をしている人間には
非常に楽しい人物、たりえるかと。
しかし題名があれなのに、内容が…。
うんまぁそんな感じがしなくもない?
ものすごく独占欲大全開、が加速しまくってますが
主人公はまったく見えない所でやってくれてます。
何せそれが分かるのが、加速させてくれてる人の
台詞だけ、ですか -
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新婚生活を送っている中、突如やってきたのは
旦那様の従者の幼馴染。
小さく波乱が…とか思っていたら、今度は『兄』の方に
山のような釣書きが。
そういえば、世間としてはそうなりますね…。
しかし一夫多妻だったら、さらに問題勃発。
よかったね…と目線をそらしながら言えます。
今回は、何だか女子会状態。
視界的にはきゃっきゃうふふな感じですが
中身は…愚痴の世界?w
某さんは盛大に無自覚に惚気ております。
3つの人間関係がんじがらめ。
解くのは少々大変ですが、とっかかりさえあれば
簡単にほぐれて行きます。
最終的には…一応国際問題?
まぁそんな事だろうと思ってました。
何せ材料がそれだけ、でし -
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結婚準備をし始めれば、次々とお祝いに訪れる人々。
そしてその中に、なぜか混じっていた商家の人間。
大事にし過ぎていると、後で困るのは相手です。
ひいては自分にしっぺ返し状態?w
そこまで大事にしたいのなら、箱に入れて
大事に保管してください。
という前に、ばかっぷる。
最初の方…事が始まるまで、単なるばかっぷる。
しかし孫が孫なら、爺さんも爺さんです。
そうと信じたら、己の道まっしぐら!
商売にはこういうワンマン必要かもしれませんが
事がこれだと…問題あり。
ある意味似た者、血縁者。
なんかこう、いい具合に収まってはおりますが
一応締める所締めてます。
結構事業に大打撃。
しかしそれを打 -
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購入済み
退屈なヒロイン
卑屈過ぎて読んでいてイライラする。
謙虚も度を越すと嫌味になる。
そういうのは謙虚ではない。
やたら「すみません」と謝り過ぎだし、どうも最後までヒロインが好きになれず、ストーリーに入り込めなかった。
ヒーローも心配をかけたくないからヒロインには黙ってるという、一昔前の日本男児みたい。 -
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母親が寵妃となったおかげで、血も繋がっていないのに
公主という座に座っている少女。
何をしても不器用な彼女には、これまた血の繋がらない
優しい兄が。
ある日ある時正妃の結婚話に頷いたら
優しい兄は豹変しました。
王道な状態です。
そして母親…最後まで母親でした。
肝っ玉母ちゃん?
場所が場所だけに、どちらがどうなのか…さっぱりでしたが。
そして苦労人傍従臣(笑)
本能のままに突っ込んで、後で項垂れる兄も面白いですが
その後の開きなおったというか、達観してるというか
ありとあらゆる事をしてしまってる具合に拍手を送りたいw
最後の言い合い合戦(?)には、にやにやが止まりませんでしたが。