小田亮のレビュー一覧
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レヴィ=ストロースは、「悲しき熱帯」や「野生の思考」、インタビュー集などを読んだ事がある。私は、これらの本からにじみ出てくる人柄と知性のありようみたいなものが、とても好きなんだけど、結局のところ、何をいっているのかはよく分からない。というか、「分かる」ということに何がインプリケートされているかという...続きを読むPosted by ブクログ
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最強の哲学入門、寝ながらわかる構造主義を読んで、なんとなくレヴィ=ストロースの考え方が好きだなと思い、悲しき熱帯、100分で名著を経てこの本を読んだ。
体系と構造の違いはよくわかった。
主体を解体するとか、その辺はなんとなく理解できた。
顔の見える関係性もわかりそうでわかってない。
完全には理解で...続きを読むPosted by ブクログ -
人類学への興味から、レヴィ=ストロースの興味へ。
まだレヴィ=ストロースの本を読めていないので、1つの読み方であることを心にきちんと留めておく。著者自身も、他の人の一般的な読み方とは異なり、またレヴィ=ストロースへと偏っていると書いている。
構造主義の理解が少しは深まった。
人類学の意義は真正な社会...続きを読むPosted by ブクログ -
レヴィ=ストロースの思想についての入門解説書。レヴィ=ストロースのキーとなる概念を幾つか紹介し、それに対する批判を紹介し、さらに筆者によって反批判が繰り広げられる。
レヴィ=ストロースの思想に絞って述べられており、筆者の解釈で書くというスタンスが明確になっていて、それに沿って明瞭な構成をとっているの...続きを読むPosted by ブクログ -
構造主義の祖であり、一昨年100歳という長寿の末亡くなった文化人類学者レヴィ=ストロースの入門書。筆者はレヴィ=ストロースへの共感をもって書いているため、そちら側からの一方的な主張のように感じたが、読後感としてはその方向性はよかったように思う。
これを読んで、レヴィ=ストロースとは確かに構造主義の原...続きを読むPosted by ブクログ -
「入門」とタイトルについているがおそらく初心者でなくても楽しめる一冊。レヴィストロースに関する誤読、誤解を正すために書かれた本であり主に構造主義を扱っている。島で育った日本の人には西洋思想よりこちらの世界観の方が馴染みやすいと思う。Posted by ブクログ
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[ 内容 ]
若きレヴィ=ストロースに哲学の道を放棄させ、ブラジルの奥地へと駆り立てたものは何だったのか?
彼の構造主義を中心とする思考は、現代思想にも深い影響を与え、西洋の自文化中心主義への反省と主体の解体をうながす大きな役割を果たした。
本書は、レヴィ=ストロースの代表作『親族の基本構造』『野生...続きを読むPosted by ブクログ -
メモ)
(西洋の共同体観 固い統一性をもち、固定的で閉じられた社会←→遊動する集団=ノマド)23
「閉じられた共同体」からの開放という物語は、 1.≪近代社会が自らを開かれた進歩した社会とみなすことを可能にする≫ とともに、 2.≪共同体に縛られている非西洋社会や西洋内部の周縁を文明化するという観念...続きを読むPosted by ブクログ -
レヴィ=ストロースが亡くなったので、拾い読みで再読。橋詰大三郎さんの「はじめての構造主義」でも構造は数学的な概念だと説明してあったけれど、具体性に欠けた。(新書の入門書だしね。でも、これも名著だと思う)
本書に知的興奮を味わった。読みやすく、数学の知識がなくても具体的な神話バリエーションの変換例で...続きを読むPosted by ブクログ -
腑に落ちるには、この本だけでは難しそう。でも、ぼんやりとした輪郭は見えてきた気がする。構造の意味を真に理解するにはまだ勉強不足。ただ手札は増えた感じはする。Posted by ブクログ
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構造主義、ブリコラージュについて理解ができた、、気がする。幻想を超えて真正な社会を生きることが大事。コンビビアリティや中間技術とも通ずる。Posted by ブクログ
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「はじめての構造主義」の後に本書を読んで正解だった。いきなり読んでも全然理解出来なかったと思う。内容は「はじめての~」とほぼ一緒。レヴィストロースについての再確認になってしまった。でも、神話の構造分析について実際の分析例を通して詳しく紹介してあったのはありがたかった。これが一番知りたかったから。Posted by ブクログ
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2014.05.10 いまさらながらといわれるかもしれないが、構造主義をもう少し詳しく知りたくて、その代表的な研究者であるレヴィストロースを探求。少し深く理解することができたかな・・・構造主義はなかなか手ごわい。Posted by ブクログ