近藤勝也のレビュー一覧

  • 兎の眼 (角川つばさ文庫)

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    齋藤孝先生おすすめ。高度経済成長のときに書かれた名著。
    小学校の先生と、ゴミ処理場の近くで住む生徒たち、特にはたから見ると問題児と見える生徒を中心に、いさかいや問題が生じ、それに取り組む中で成長していく先生と生徒を描いている。
    主人公の小谷先生はよく泣くが、読んでいるこちらも泣かされる。
    現実はこの本ほどはうまく進まないかもしれないが、小学校のすべての先生が読んでくれたら、小学校に居辛さを感じる子が少なくなるのではと感じた。

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    2025年03月01日
  • 兎の眼 (角川つばさ文庫)

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    いるかさんの本棚で見かけて気になっていた一冊。心が温まりました。1974年刊行。教師経験を持つ灰谷健次郎作。日本児童文学者協会新人賞、第一回路傍の石文学賞受賞作品。もしかしたら子どもの頃に読んだことがあるかも。塵芥処理所のある町の小学校を舞台に新卒の女性教師が個性豊かな児童たちと共に成長する姿が描かれています。22歳の小谷先生。自分がこの歳の時はこんなに立派じゃなかった汗 兎の眼とは、小谷先生の好きな西大寺の善財童子の眼。静かな光をたたえた優しいその眼を、人の眼ではなく兎の眼と見て、それを美しいと感じる小谷先生の心の美しさ。作中で出てくる小谷先生の恩師の言葉「人間が美しくあるために、抵抗の精神

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    2022年12月14日
  • 兎の眼 (角川つばさ文庫)

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    とてもいい話でした。
    先生は大変な事のほうが多いと思うけど、やりがいのある職業だと思います。
    小学校教員を目指している娘に渡そうと思います。

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    2021年08月26日
  • 一つの花 ヒロシマの歌

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    ヒロシマの歌 をこれとは別の短編集に載っているもので読んだ。

    突如日常の中に投げ込まれた原爆。その爪痕を残したまま過ぎてゆく日々へのやるせなさと未来への希望。

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    2022年08月15日
  • 兎の眼 (角川つばさ文庫)

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    泣いた。
    膵臓食いに続き、またしても電車の中で、人様の前で涙。
    やーめーてーよー...いい話すぎるじゃんか。
    ほっこりというか、じんわりというか、心温まるいい話。

    どうだコノヤロ泣けるだろう、とグイグイくるのではなく、
    じんわりじんわりきて、ふいに訪れる涙。

    もーこういういい話は皆さんに読んでもらいたい。
    汚れた心が洗われます。

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    2019年07月24日
  • 兎の眼 (角川つばさ文庫)

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    新任の小学校教師小谷先生が、
    子供たちや地元の塵芥処理場の住人との交流を通じて、
    本当に生きるという意味を見つめ直す物語。

    教室では一言もしゃべらず、衝動的に見える行動を繰り返す鉄三、
    その祖父バクじいさんの壮絶な過去、
    傍若無人ながら魅力的な先輩教員の足立先生、
    処理場の子供たちの闊達さ、逞しさ、可愛らしさ、
    さまざまな要素が重層的に重なって、
    しっかりとした学校ものになっている。

    すっかり忘れたけど『二十四の瞳』もちょっとこんな感じだったような。

    小谷先生は若くて美しいのに修行僧のようだ。

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    2014年01月26日
  • 兎の眼 (角川つばさ文庫)

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    教育とは福祉とは何か、それ以前のことかもしれませんねぇ。大人でも子供でも読める本です。昔日本はこういう国だったと思いました。

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    2013年08月13日
  • 兎の眼 (角川つばさ文庫)

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    新人女性教師と子どもたち、とくに処理場にすむこどもたちとのこころの通い、こどもたちに慕われる足立先生。塵芥処理場。

    「美しくあるためには抵抗が必要」
    じぶんを見つけていったときにだんだん夫とすれ違っていくあたりも、なにかを犠牲に生きていっているんだなと。
    だれかの命を食べて、生きている。

    C8793

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    2019年03月22日