今西祐行の作品一覧
「今西祐行」の「浦上の旅人たち」「肥後の石工」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで188万冊以上配信中!
「今西祐行」の「浦上の旅人たち」「肥後の石工」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
素晴らしい本だった。子どもにも読めるように書かれた歴史小説である。こういう本を遺していかなければならないと思う。
肥後といえば九州だが、そこで江戸時代に石橋を作る石工たちの話である。ここに出てくる橋は今も使われているので、ある程度事実に基づいた小説だと思われる。
城へアクセスするための橋を建築するために動員されて、軍事上の秘密の口封じのために殺された石工たち。そのうちのリーダー三五郎だけが身代わりになった乞食のおかげで生き延びた。地元に帰ってまた石工として働きながらも、乞食の子どもたちの世話もする。肥後の川に橋を架けることになり、岩が崩れないような組み方をする眼鏡橋を設計する。殺されたほかの石
これは児童文学ではありません
50年前に児童文学として初読し、今回ひょんな事からこの本に再会しました。今、時代小説の熱狂的ファンなのはこの本がきっかけだったと感じます。すばらしい時代小説です。感動しました。
Posted by ブクログ
内容 明治初頭にも続いていたキリシタン弾圧。長崎の浦上で実際にあった強制移住を元にした物語。
感想 歴史を知る意味で重要な一冊であるとともに、信仰や差別について深く考えさせられる作品。
「改心」をすれば信仰は嘘になるのか、ヒロイックな正義感で信仰を貫くことだけが本当に正しいのか。
差別された者が、別の場面ではまた差別する側にもなること。異分子に対する「恐れ」をいかに乗り越え、交わるかが、差別を解消していく上で一番の問題であると思った。
何度も本を閉じたくなるつらい物語ではあるが、不必要に残酷な場面を重ねることはしない。必要十分な描写と場面展開で一気に読ませる、著者の筆力に感嘆する。