氏家健治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレカットしたガトーショコラを『切り身』と呼ぶことを知った。
『ジャンプする前にはしゃがむ必要がある』『ビジネスにおいて「凡庸は悪」』『「ありがとう」の反対は「当たり前」』以上心に残る名言。
確かに初めて新宿御苑前駅で下車したときに見た広告のインパクトはすごかったなーという記憶がまだ自分にあるので、著者の戦略は成功している。無駄をそぎ落とし本質を見極める姿勢と、且つ、数多あるミニマル思考本においてシミズが1番気になること、つまり各章読んでいるうちに主張している内容に矛盾が生じる部分(もちろん各本において決められたページ数および著者の文章力・シミズの読解力の限界もあって本来は矛盾していない描写か -
Posted by ブクログ
この戦略・戦術は、中小企業ならではの発想と言えるだろう。
逆に大手企業にはこれがなかなか真似できない。
もちろん、大手・中小との戦い方は異なる訳だから、それでも問題はない。
しかし、我々が生きていく上では大変に参考になる話だ。
つまりは、個人レベルのことでも、プロデュース能力がないと生き残れないという話。
この著者にとって、このガドーショコラ(&お店)は本人の人格そのものと言ってもいい。
ここまで昇華されていると、商品・店を売ることは、自分を売ることと同義になっているから、成り立つ話とも言える。
ある程度大きな組織の場合は、ある仕事が人格とイコールになってはいけない事だ。
ある仕事が人格にまで -
Posted by ブクログ
【高くても売れます】
ヒットしてから値段を上げるのはむずかしいから、ヒットの兆しが見えたところであげる。いわゆる正式名称の"ガトー・オ・ショコラ"ではなく”ガトーショコラ”にした理由。スペシャリテの値付け。100件見れば見えてくるもの。ネットを活用しながら意見を吸い上げ、またプレミアム感も出す。かなり細かいところまでの気配り。
この本自体も、ビジネス本の形態を取りながら、差別化を際立たせるための仕掛けの一つでもあろう。
弱くても勝てます、とは少し違った、高くても売れます。
ビジネスの枠ではない、読書の醍醐味、というのは少なかった。少なくても売れます。いや、これはちょ