福富満久のレビュー一覧

  • 戦火の欧州・中東関係史―収奪と報復の200年

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    「オスマン」という、長年「トルコ」「アラブ」「ペルシャ」地域を支配してきた「帝国」が瓦解していく時代において、欧米が同地域でどのように自分達の国益を拡大させていったか?そしてその結果、今に続く戦火が絶えない不安定な地域になってしまったか?をわかりやすく解説した稀少な書籍。

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    2022年10月19日
  • 戦火の欧州・中東関係史―収奪と報復の200年

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    今見える表面の対立が全てではない。
    そこには歴史、主にイギリス、フランスの帝国主義時代によって撒かれた火種がある。世界史の復習をしたい。
    筆者の主張強いなと思ったけれど、そう理解してよめば面白い。

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    2021年08月05日
  • 戦火の欧州・中東関係史―収奪と報復の200年

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    イギリス、フランスが中東で行なってきた数々の貪欲な行為により、今の中東の悲惨な混乱がもたらされたことがよくわかる。そこにアメリカやロシアの利己的な動機による介入により、混乱に拍車をかけている。
    アラブ諸国の側も利害が一致せず、一枚岩になれなかったりで、欧米等に付け込まれた面もある。
    しかしながら、最も責任を負うべきは英仏であり、中東の安定にもっと積極的に関与すべきであろう。
    アメリカ追随外交しかできなくなった日本には全く期待できないことが残念。

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    2019年08月14日
  • 戦火の欧州・中東関係史―収奪と報復の200年

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    タイトルが収奪と報復の200年とあるように、結構著者が主張をする本。まあでも妥当ではあるか…という内容だけど、善悪はっきりと単純化させすぎでは、と思ったりも。

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    2018年07月10日
  • 大学4年間の地政学が10時間でざっと学べる

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    地政学って何だろう?という好奇心から手に取った。
    なるほど『戦争』と密接に関わる学問なのか。
    正直内容を理解できたとは言い難い。
    だけど、基礎概念を知るだけでもニュースの見方が変わりそう。
    日本が衝突の危険を軽減する《バッファゾーン》になっていると分かれば、世界から見た日本の立ち位置も少し見えてくる。
    他にも核兵器は攻撃のためではなく防衛のため、抑止力として使用されている事すら知らなかったんだよね。
    こういう各国の思惑を知ると「戦争をなくすのって難題だな」と思わずにはいられない。

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    2025年07月21日
  • 大学4年間の地政学が10時間でざっと学べる

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    著者の思いとはかけ離れて、世の中紛争ばかりなのが特に目立っているように思えました。
    いつの世も覇権争い。
    最後の最後のあたりに、今までに見かけたことのなかった新フェーズの火種も見えて…
    それを知れたことは、価値ある読書だった。
    未来は暗い…

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    2024年09月10日
  • 大学4年間の地政学が10時間でざっと学べる

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    何も知識がなければ10時間はかかるかも。世界や日本でおきていることがパワーゲームの影響(長期的歴史的)を受けていることを知ると,そのゲームのプレイヤーになる(ならざるをえない)人のバイタリティーの強さに驚嘆する。人生には限りがあるから,プレイヤーは入れ替わるわけだ。世界が狭くなっていくとパワーゲームの果てに均質化されて,多様性を失った時点で,人類は絶滅するような気がする。地球や宇宙の歴史で考えれば一瞬の出来事になるのか。

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    2024年06月02日