木原直哉のレビュー一覧
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ネタバレ期待していたよりも人生に応用できる内容が多く、期待値を上回る面白さであった。
目線が達観してるというか、冷静に物事を判断することの重要性がよくわかった。
確率はあくまで収束するということ、これはやるべきことか、リスクはなにか。これが瞬時に判断できることがすごいと思ったが、自身も日頃から決断をする際同じような思考で判断している。それをよりドラスティックに判断できるか。感情が入るため確率が下がるか、、
新幹線を選ぶか、夜行バスを選ぶかの例えがとてもしっくりきた。良書。
死については、死を経験した人が生き返って教えてくれることがない以上、絶対に、100%分からない。死んだ後の世界がどうなっているか -
Posted by ブクログ
筆者は、ポーカーの世界大会であるタイトルを取った。「ポーカー」という枠の中にさまざまなゲームがあることも知らなかったが、全てが見えている将棋・囲碁・チェスなどと違う確率要素のあるゲームの奥深さを知った。
ネットゲームが可能になり、それで実力を磨く層が厚くなっていること、待時間があることを利用し筆者クラスでは同時に 9 ゲームを並行処理して日々対戦を重ねていること。結果を自動的に記録して振り返り向上できることなど、知らないことばかり。
合法な国に行けば、多数のアマチュアの存在により、これを職業とすることのできる人もまた多数いて、その中にスポンサーの付くプロもあって、大きな世界が形成されていること -
Posted by ブクログ
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基本的なメッセージはすごくシンプル。プロのポーカープレーヤーは「期待値の高さ」だけを判断基準にプレーする。長期的には確率は収束する=トータルで負けることはない、という思考を徹底すること。
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面白かったのは「試行回数」の話。十分な数の試行回数をこなせば、確率は「体感的に分かる」ようになる、という。
1対1のじゃんけんは勝ち・負けは1/2ずつ、というのはみんなわかる。
だから「じゃんけんで勝てば1,000円、負けたらゼロ」というゲームの参加料が600円だと割に合わない、というのは体感的に分かる(期待値の考え方が分かる人ならば)
一発勝負で運試しをしたい、なら話は別だが、長期的 -
Posted by ブクログ
ネタバレ○プロポーカープレイヤーである木原直哉氏の著作。
○自信の学生時代の話しから、アメリカでの世界ポーカー選手権大会でチャンピオン(ポット・リミット・オマハ・シックス・ハンデッド)になるまでの経験を、各種頭脳ゲームの紹介や、ポーカーのプレーにおける選択などを交えつつ記述。
○運に左右されるもの、実力で勝負できるものといったポーカー特有の状況における、人間の思考、メンタル、確率論といったポイントについて、詳細かつ丁寧に記述されており、とても勉強になる。
○何より、「運」が大半を占めるゲームでありながら、技術・メンタルをコントロールすることで、勝利の確率を高めていくという方法論は、実際のビジネスや勉強 -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人的2013夏の課題図書の1つ。おもしろくて一気に読めた。タイトル通りに受け取るとすこしずれた内容ながら、
・学生時代の健全な競争経験(模試・将棋・麻雀・バックギャモンなど"知的ゲーム"への没頭)
・オンラインポーカーでのデータ蓄積
・アメリカでのポーカー大会参戦記(後半はこれがメイン)
が、冷静にわかりやすい筆致で語られる。
「ギャンブルは嫌い」の言葉に、最初は?だったけれど、冷静に考えれば、冷静さがないと(相手よりも)冷静な判断が行えないのはどの世界でも同じ。文中でも、冷静さを失ってしまった(ティルト)相手、カモとしてプロに狙われやすいフィッシュなど、相手の状 -
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【文章】
読み易い
【気付き】
★★★・・
【ハマり】
★★・・・
【共感度】
★★★・・
著者のこれまでの人生と、ポーカーの世界大会で優勝するまでの体験記。
完全情報ゲーム = 囲碁や将棋のように、全ての情報をプレイヤー同士で共有されているゲーム
不完全情報ゲーム = ポーカーや麻雀のように、プレイヤー同士で情報が共有されていないゲーム
サブタイトルにあるように、
人生・ビジネス・投資では、不完全情報ゲームのように振る舞う場面もあるかもしれない。
負けている時にやり方を変えない、勝っている時こそやり方を変える。
負けている原因が、ツキによる変動なのか、やり方の不味さなのかを突